週刊少年ジャンプ 2018年9号
約束のネバーランド 第72話 CALLより引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
今日は、脱走後のGF農園の状態やイザベラの生死について、軽く考えてみる。
久々にイザベラが登場したり、
ちょっと前のカラー表紙で描かれたりしたりと、
多少情報が増えたので、以前より詳しい状態が考えられそうだ。
現在分かっている情報
まずは今分かっている情報をまとめていく。
1.4歳以下の子供22人が置いて行かれた
2.第3プラントは火災で燃えてしまった
3.少なくともフィルたち4人は新しいプラント・シスターのところへ
5.新しいシスターに懐いている
6.イザベラの生死は不明
それぞれ簡単に見ていく。
1.4歳以下の子供22人が置いて行かれた

週刊少年ジャンプ 2017年23号
約束のネバーランド 第37話 脱出より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
脱走の際、4歳以下の子供を置いていくという判断により、
22人の子供たちは置いて行かれた。
2.第3プラントは火災で燃えてしまった

週刊少年ジャンプ 2017年23号
約束のネバーランド 第37話 脱出より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
レイの計画によって、ハウスは燃やされてしまった。
よって、ハウスの再建築かプラントの移動などしなければ、
残された子供たちの生活が厳しいものとなる。
3.少なくともフィルたち4人は新しいプラント・シスターのところへ

週刊少年ジャンプ 2017年50号
約束のネバーランド 第63話 HELPより引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
そして、63話や72話の扉絵より、
フィル、シェリー、エウゲン、マーニャ(定かではないが、おさげなので可能性が高そう)
の4人は少なくとも、新しいシスターとともに暮らしている。
また、2ヶ月やそこらで再建築は厳しいため、
時系列が同じだとすると、おそらく別のプラントへの移動と考えられる。
5.新しいシスターに懐いている
そして、フィル以外は新しいシスターに好意的。
イザベラと同程度の信頼を得ている可能性が高い。
6.イザベラの生死は不明
そして、イザベラの処遇はまだ明かされず。
少なくとも、フルスコアだけでなく、上物なども逃してしまい、
農園的には大ダメージである。
その上で、イザベラは「自身の責任である」と主張しているため、
罰則事態は免れられないだろう。
7.イザベラはノーマンが別の農園に移ったことを知っている

週刊少年ジャンプ 2018年11号
約束のネバーランド 74話 特別な子より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
また、ノーマンがピーターに連れて行かれたことを知っている。
これが機密で、知っていることに不都合があるなら、
処分されている可能性がある。
イザベラはどうなったのか?
まずは気になるのはイザベラの処遇。
自身に責任があることを主張している上、
客観的に見ても実際イザベラの責任だろう。
しかし、彼女を殺すことは、農園にとってマイナスである可能性が高い。
というのも、7話のグランマの発言より、
近頃はGFの実りが悪く、最上物を出せるのはイザベラだけ。
そして、最上物を失ったGFとしては、
フルスコアを育てられる能力というのは、何ものにも代えがたい。
殺すにしても、ノウハウを引き出してからのはず。
その上で、制御に失敗したのは事実。
そのため、現場でママ業務を行っているのではなく、
命は奪わずに、シスターの教育係として働かされているのではないかと考えている。
子供たちをどうしたのか?
農園の運営体制、特に子供の扱いについても考えてみる。
分かっていることを整理すると、これがけっこうひどい。
突如家が燃え、しかも家族15人が一斉にいなくなる。
更に、かなり高い確率でイザベラとも離れ離れ。
4歳以下ならこの状態は、安心できるものではないだろう。
しかし、現状は新しいシスターに懐いて、笑顔見せている。
かなり農園側が上手いことやったようなので、その辺を検討する。
要素としては以下の通り。
1.住む場所をどうしたのか
2.シスターに懐いているのはなぜか
3.エマたちのことはどう説明したのか
それぞれ軽く見ていく。
1.住む場所をどうしたのか
これに関しては、基本的には他のプラントへの移住と考えられる。
単純に再建築では時間がかかりすぎで、子供たちが暮らす場所がない。
また、4人しか描かれていないことから、
やはり何人かずつに分かれていると考えられる。
他のプラントにも受け入れ可能な人数はあるだろうし。
しかし、総勢22人を第3プラントを除いた4プラントに移住させるため、
5~6人ずつとなるのが自然。
それなのに4人しかいないのが微妙なところ。
ただ、外に出られない小さな子供が、ハウスの中にいる、
ということで一応説明はつくかなと。
というわけで、一応何人かずつに分かれて、
他のプラントへ移住した、というのはいろいろ説明つくので、
それなりに可能性が高そう。
2.シスターに懐いているのはなぜか
けっこう散々な状態で、イザベラと分かれるとなると、
すぐに懐くとは考えづらい。
しかしこれは、ハウスがああなってしまったから、
それぞれ分かれて、新しい家族と暮らすことになる。
そう説明した上でイザベラが連れていき、シスターを紹介する、
というのである程度緩和はできるかなと。
その上で、すでにママ業務もしているシスターだろうから、
やはりそれなりに能力があるということで、そこまで不自然ではないかなと。
3.エマたちのことはどう説明したのか
エマたちが子供たちを見捨てたわけではない、
というのはフィルを通して伝わるので、基本的に問題がない
(混乱するだろうから、フィルもすぐには言わないだろうが)。
しかし、農園側としては別。
みんながいなくなったことについて説明しなきゃいけないわけだが、
「ハウスはヤバイところだから逃げた」とは口が裂けても言えない。
4歳以下といえど、違和感・不審感を与えてしまうとマズい。
というわけで、なかなか対応が難しい問題。
考えられるパターンは以下の通り。
a.里親が見つかったと説明する
基本的に里親は事前に知らされていたし、一人ずつ。
一斉にいきなりいなくなる、というのを説明するのには、
さすがにちょっと無理がある。
b.火事を起こして逃げたと説明する
「エマたちが火を起こして、子供たちを見捨てて逃げた」という説明。
しかしこれは、どうしても農園への不審感が残る。
子供たちからすると、
エマたちが理由なくそんなことをするわけがない、
と感じる方が自然だからだ。
c.火を起こした何者かを探しに行った
これなら、「エマたちが逃げ出す」「謎の火事」、
更には「イザベラが子供たちのもとを離れること(一緒に行った)」
にも説明がついて、そんなに悪くはない。
火事の原因が有耶無耶というレベルじゃないが、
調査中です、と白を切るのはギリギリセーフ……かな?
5歳の子供まで連れて行く必要があるのか、とツッコミどころがあるが、
農園に不審感を持たれるよりはマシかなと。
結論
結論としては以下の通り。
・イザベラ
→罰則は免れないが、フルスコアを育てる能力はGFにとって捨てがたい。
そのため、現場を離れ、本部でシスターの育成係をしている可能性が高そう。
・残された子供の住む場所は?
→おそらく、別のプラントに5~6人で移動。
・シスターに懐いているのは何故?
→イザベラの紹介、シスターの腕など
・エマたちの脱走はどう説明した?(農園への不審感はどう拭った?)
→おそらく、火事を起こした何者かを探しに行った、と説明したのでは
おわりに
実は昨日書いたつもりだったんだけど、途中で寝落ちしていた。
ところどころ甘いかも。
まだまだいくらでも考えられると思う。
連日アップお疲れ様です!
>エマたちのことはどう説明したのか
これなんですけど、実は説明しなくても大丈夫なのではないでしょうか?
火事の後、子供たちはすぐに他のプラントに振り分けられと考えられます。1月ですからあのまま外に寝かせっぱなしということはなかったと思うんです。
例えば眠ったままの状態で夜中のうちに各プラントに移すとします。
そこのプラントの子達には朝、「昨日近くの孤児院が火事になってしまったので新しく入ってきた家族がいます」と紹介すれば、年長者も(ああ、昨夜遅くサイレンが聞こえたっけ・・・大変だな)と暖かく迎え入れてくれると思います。
元第3プラントの子供たちには「あなたたちのハウスが燃えてしまったから、みんな別々の孤児院にお引越ししなければいけなかったの。バラバラになっちゃったけど、でもあなたは、○○(名前)と○○と○○が同じおうちになれて良かったわね」と説明すると、
「そっか、みんなバラバラになっちゃったんだな」と納得して、同じハウスに来れた子もいるけど、他の子達はエマたち年長者も含めてそれぞれ別の孤児院に行ったんだと普通に思い込むんじゃないでしょうか。
他の子達は遠い場所にある孤児院に行ったと思い込ませることができたら、誰々に会いたいとわがまま言う子もいないと思います。
火事の原因もたまたま不運な事故だったという事にできると思います。
唯一事実を知っているフィルが賢そうなエウゲンと同じプラントになっているのが、後に何かの話に発展するかもという予感もします。
第3プラントで4歳児以下が朝を迎えて、その後行き先を振り分けた場合も考えてみたんですけど、まず5歳以上については「大きい子達には先の別の施設に移ってもらった」で済むと思います。
一番の難関はやはり、4歳以下の子供の移動時かと思われます。
この農園の造りに疑問を持たせてはいけない。塀の存在も知られてはいけない。
行った先のプラントではそこの年長者たちが外の様子を聞いてくるかもしれませんし、それをきっかけに柵の向こう側に興味を持たれても厄介でしょう。
その場合は、4歳以下は4箇所の施設に分けられることを教えた上で、それぞれ第3プラント内の敷地から外が見えないようなトラックに乗せて、一度橋を渡ったりしてどういう道のりを通ったのかわからないようにして次のハウスの敷地内に入り、そこで降ろす、という感じでしょうか。
>シナモンさん
いつもコメントありがとうございます。
◆◆説明しなくても良い◆◆
あ、たしかに、エマたちは別のハウスに移った、って言えばOKですね。
見落としていました。
◆◆朝移動パターン◆◆
おっしゃるように、見えないトラックで運ぶのが無難そうです。
ただ、4箇所行くのにそれをやるのも面倒なので、
寝ているうちに連れて行っちゃうのがいいですね。
こんにちは。
76話は伏線いっぱいで面白いですね。
ここでの仲間たち「GFフルスコア組ほどではないのでは?」なんて、実は私は侮っていたんですけど、戦闘力はもちろんのこと、演技力&アドリブ力もかなりすごそうですね。
カイウ先生、今回の戦いでは彼らの演技力も使って読者にトリック仕掛けてきそうな予感です。
スパイや裏切り者がこの中にいて欲しくないので
レウウィスが、エマの怒りの声を聞きたくて、テオの服に盗聴器をつけた→
テオは気づいていず、ただモニカたちの死のショックで着替えもできなかった→
ヴァイオレットも気づかず翌日の話をしてしまい、結果偶然計画が筒抜けになってしまった、のような誰も悪くない流れを期待しているのですが、やはりスパイ説も拭えませんよね。
普通に炊き出しをしているシーンが微笑ましかったです。レトルトではなかったことにちょっと感動しました。材料が全部支給されているのか、自分たちでも作物を育てたりしているのか。
マーニャたちの話から、伝説の「スーパーヒーロー・オジサン」のこれからの活躍ぶりにも期待が膨らんできました。そろそろどこかに潜んでいるはず。今までの後悔が良い意味でシュミレーションになっていることを願いたいです。
アダムが、最初にノーマンに興味を持って数字を覚えたのか、自分が特別に思っていた数字がノーマンの首に書かれて驚いたのか、についても気になります。
生放送、楽しみにしています。
>シナモンさん
いつもコメントありがとうございます。
生放送でもお待ちしております。
◆◆GPの子供たち◆◆
ルーカスに教わってるだけあって、スペックはやっぱり高そうですよね。
今回のように、裏をかかれたときの対応が気になるところです。
◆◆裏切り者◆◆
あ、テオに盗聴器はありそうですね。
着替えてないというのに意味がある、という視点は気付きませんでした。
エマの近くにいたということで、彼女の情報を得ようとした……
というのはあるかもしれません。
ただ、普通は着替えくらいはしてもおかしくなくて、
気付く可能性も十分ありそうなので、テオに盗聴器を仕掛けるか、
というのが引っかかりますね。
◆◆オジサン◆◆
まずは現状の把握からでしょうか。
当時から鬼側の戦力などが変わっている可能性もなくはないので、
そこの齟齬を解消する動きをしそうですね。
◆◆アダム◆◆
首にナンバーとか、外に子供がいるとかが珍しくて興味を持った、
というのが無難に有力そうかなとは思いますね。
ただ、農園の誰かに教え込まれて、特別に思っていた数字というのもありそうです。