週刊少年ジャンプ 2018年13号
約束のネバーランド 第76話 開戦
(C)白井カイウ/出水ぽすか
76話でいよいよ子供たち側の反撃が始まった。
時期こそ鬼の奇襲によってズレたが、
エマが「計画は完璧」と言うほどなので、かなりよくできた計画らしい。
現状、鬼(特にレウウィス)との力の差が激しいため、
これをどう覆すのかはとても楽しみなところ。
なので今回はこの計画の詳細について考えてみる。
現在分かっている情報
まずはこの計画について分かっている情報をまとめていく。
重要そうなのは以下の点。
1.下準備が必要
2.メインで動くのは9人+エマ
3.子供たちは風車へ逃がす
4.鬼を4組に分断し、各個撃破する
5.レウウィスに対しては15分足止めし、その間に他を撃破
6.その後、全員でレウウィスを殺す
それぞれ簡単に見ていく。
1.下準備が必要

週刊少年ジャンプ 2018年12号
約束のネバーランド 第75話 開戦
(C)白井カイウ/出水ぽすか
75話でザックとソーニャが何らかの準備をしている。
現在確認できている範囲では、
鬼の目を逸らすための爆発のためのものだったと考えられる。
2.メインで動くのは9人+エマ

週刊少年ジャンプ 2018年13号
約束のネバーランド 第76話 開戦
(C)白井カイウ/出水ぽすか
基本的に、鬼と戦うために動くのは、オリバーたち9人と、
それにエマを加えた10人。
3.子供たちは風車へ逃がす
そして、残った多くの子供達は、
ルーカスが隠れていた風車の中へと逃している。
4.鬼を4組に分断し、各個撃破する

週刊少年ジャンプ 2018年13号
約束のネバーランド 第76話 開戦
(C)白井カイウ/出水ぽすか
レウウィス組(本体+小さいの1体)、バイヨン組(本体+お付きが2体)、
ノウス・ノウマ組(2体)、ルーチェ組(本体+お付きが4体)
この4組に分断し、それぞれ2~3人で手分けする。
レウウィスをエマとオリバー、
ルーチェをジリアンとナイジェルが担当していることが分かっている。
他の2組には3人ずつであたっていることになる。
5.レウウィスに対しては15分足止めし、その間に他を撃破

週刊少年ジャンプ 2018年13号
約束のネバーランド 第76話 開戦
(C)白井カイウ/出水ぽすか
レウウィスに対しては、15分の間足止めをする。
その間に、バイヨン組、ノウス・ノウマ組、ルーチェ組を殺す。
15分足止めする方法は、ルーカスが考案した。
6.その後、全員でレウウィスを殺す
そして、実力が別格であるレウウィスを全員で殺す、
というのが全体の流れ。
全員、というのは10人なのかは不明。
◆◆所感◆◆
各個撃破というのは妥当すぎて納得。
ただ油断しているとはいえ、数が同程度となると、
まだ鬼のほうが有利に見えるため、そこをどう克服するのかは考えたい。
また、レウウィスを足止めすることや、殺すというのはいよいよ難しい。
こちらも考えていく。
レウウィスをどう足止めするのか?
まずは15分間、レウウィスをいかに足止めするのか、というところを考える。
ここでの目的は、
「15分間、レウウィスを他の鬼の援護に向かわせず、全体の戦力を維持する」
ということ。
つまり、レウウィスによる計画への干渉を最大限抑える、というのが主眼。
これをエマとオリバーという戦力を失わず(怪我も負わず)に行えるとベスト。
実現するための手段を考えてみたところ、
思いついたのは以下の通り。
1.逃げる
2.罠に嵌める
3.情報を与え、聞き出させる
4.レウウィスの癖を利用する
それぞれ詳しく見ていく。
1.逃げる
単純に鬼ごっこをして15分持たせるという説。
上手いことルートを設定し、他の鬼と接触しないように逃げれば、
戦力を失わずに15分稼げるのでは、と。
そのために最も実力のあるエマと、リーダーであるオリバーが担当する、
というのは自然ではある。
しかし、これはレウウィスに対しては愚策である可能性が高い。
というのも、テオを追っている際に、
「いつの間にか目の前に現れる」という現象が起きている。
目にも留まらぬ速さで動いたのか、ワープなのかは不明だが、
単純に障害物を利用する程度では覆すことが出来ない差だろう。
2.罠に嵌める
続いて、罠を張って身動きを取れなくするという説。
下準備というのが爆発のためだけでなく、これを設置するためだったのではと。
具体的な罠としては以下の通り。
a.爆弾
鬼の目を逸らすために使っていたもののように、
爆弾を爆発させたり、あるいは地雷のようなもので足を機能不全にする。
足を爆発させたところで、すぐに再生するため、15分も持たないのでダメ。
b.狭い場所へ閉じ込める
狭い場所へ閉じ込めることができれば、
特に怪我せず時間を稼げるのではないか、というアプローチ。
ないとはいえないが、鬼の力を考えると突破されかねないため厳しい。
c.落とし穴
深い落とし穴であれば、出てこられないのではという説。
しかし、かなり移動速度が速いことを考えると、それなりに高くジャンプできると考えられる。
また、落とすことができるのなら、15分と言わず、
生き埋めにしてしまえばもっと時間を稼ぐことができるはず。
かなり労力もかかり、準備に日数がかかるため不可能だろう。
3.情報を与え、聞き出させる
続いて、オジサンやシェルターにいる仲間の話題を出し、時間を稼ぐ。
かつて取り逃した人間や、エマと同等の子供がいるということを知れば、
レウウィスとしては興味があるため、ある程度足止めできるだろう。
しかし、この計画はエマがいなくても実行する予定で、
この情報というのはエマが来ないと提示できなかったため、
本来はこの手段を取るではなかっただろう。
もちろん、追加要素としてはありえるかもしれない。
4.レウウィスの癖を利用する
ルーカスがオジサンとともに追い詰められたときのように、
レウウィスがエマたちをすぐには殺さず、遊ぶだろうという判断で、
それを利用して足止めするという説。
実態としては逃げる、という選択に近くなる。
これもエマがロックオンされているからこそできるように見えるが、
オリバーも殺意さえ見せれば、戦いに飢えたレウウィスが食いつく可能性は大いにあっただろう。
危険こそあるが、リーダーのオリバーやエマであれば、
上手いこと時間を稼げる。あとは合流すれば数で押せる、という判断かなと。
正直レウウィスの実力がどれほどか分からないため判断しかねるが、
それなりにマシという印象。
というわけで、有力そうなのは、
レウウィスの「対象を苦しませる」という癖を利用し、
本気を出させないまま時間を稼ぐ。
場合によっては、シェルターやオジサンの情報を出して引き伸ばす。
といった感じかなと。
鬼・レウウィスをどう倒すのか?
そして、実際に鬼やレウウィスに対する勝算についても考えていく。
バイヨン、ノウス・ノウマ
まずは、「エマが鬼の殺し方を知っている」ということを知らない2組。
こちらに関してはかなり勝算がある方。
素直に、「子供は鬼の殺し方を知らない」という認識であれば、顔のガードが甘くなる。
その上で、隠れて目を狙撃すれば簡単に討伐できる。
ルーチェ
「殺し方を知っている」ということがバレていて、なおかつ数が5体。
地味に面倒ではあるが、彼についている子供は2人。
そのため、観察の結果、これでいいという判断である可能性が高い。
実際、息切れしている描写があるため、ルーチェ本人は大したことがない。
主を失えばお付きも統制を失うだろうから、比較的ラクな相手だろう。
レウウィス
オジサンたちによる連携をものともしないスペックを持つため、
現状かなり苦しい相手。
全員で討つということらしいが、結局のところ狙うのは目。
狙いさえ分かっているのならそこを守られるだけなので、
ちゃんと考える必要がある。
考えられるのは以下のパターン。
1.GP自体を崩壊させる
2.四肢を絶え間なく狙い、その隙に目を狙う
それぞれ説明していく。
1.GP自体を崩壊させる
単純に、レウウィスを殺せないのならゴールディ・ポンドを壊せばいいじゃない、
という勝ち筋。
しかし、これについては各個撃破ののちに爆破よりも、
全員を誰もいない村に誘導、探させている間に崩壊させる、という方が効率がいい。
また、「全員で討つ」という表現にもそぐわないため、ちょっと考えづらい。
2.四肢を絶え間なく狙い、その隙に目を狙う
全員で討つということで、数を活かした戦術。
再生するとは言うけど、常に攻撃を続けていれば身動きは取れない。
なので、9人で手足を攻撃し続けることで封印、
その間に顔を狙うというのは悪くないかなと。
というわけで、数を利用して手足を使用不可にして、
その間に目を狙う、というのが今のところ一番有力そう。
結論
計画の疑問として、
1.レウウィスをどうやって15分も足止めするのか
2.鬼、特にレウウィスをどうやって殺すつもりなのか
というところを考えてみた。
1.足止めの方法
こちらに関しては、レウウィスが獲物をすぐには殺さない、
というところを利用し、実力のある子供に生き延びてもらう、
という算段かなと。
エマが来たことによって、シェルターやオジサンの情報を匂わせ、
会話を続けて時間を稼ぐこともできそうだ。
2.鬼をどう殺すか
これについては、殺し方を知っている、と認識さえされていなければ、
隠れて狙撃することで、比較的楽に殺すことができる。
レウウィスは現状かなり厳しいが、
人数を活かして手足を攻撃し、再生させ続けることで動きを封じることができそう。
その間に目を狙う、というのが今のところ一番有力な勝ち筋といえそうだ。
おわりに
鬼のスペックについて、まだ明かされていないことが多いため、
ちょっとまだ浅い感じがするかな。
今後次第でまだまだ考えられそうなので期待。
本日も配信をしたので、ぜひ見て欲しい。
→76話伏線・考察まとめ配信ログ(2018年2月26日放送)
初めまして。いつも読ませていただいています。
鬼をどう倒すのかの考察の中で、「四肢を絶え間なく狙い、その隙に目を狙う」がありましたが、
エマがシェルターから持ってきた【銃口が4つある銃】は、もしかしたら【鬼の四肢を狙い、確実に殺せる武器】なのかな? と感じました。
普通の武器だと、それぞれ手足を狙いスピードを持って狙うには、一定数の戦力(人)が必要ですが、この【銃口が4つある銃】は一人でも鬼を倒すには十分な武器な気がします。
①鬼に対して至近距離で銃を一発撃ち
②鬼の四肢を破壊
③鬼が再生をする前に仮面(目?)を攻撃
※鬼は攻撃されるのは分かるが、四肢が再生していないのでどうしようもない
④鬼を倒す
と言う武器かと。
この武器はまだエマが「鬼は再生して蘇る」ことを知らなかったので、銃の使い道を知った時
「至近距離でも鬼も食い止めることができる」
→その間に逃げるor鬼を倒す
ことに気が付いたのかな~と。
突拍子もない発想なら、すみません。
私自身も約ネバ考察(?)を書いていたので、色々勘ぐってしまいます。
はじめまして、ちばゆきさん。私は約ネバ大ファンの一人です。
一人でも殺せる武器・・・そうですよね!持つのは一人だし。
最近よくあの銃眺めていたんですけど、一人で殺せるっていうの盲点でした。
でもコメント読ませていただいたらそれ以外考えられなくなりました。
ちばゆきさんは【銃口が4つある銃】、大量生産既製品だと思いますか?(私にはちょっと器用な人が作った手作りに見えるのですが・・・)既製品だとしたら誰が発注したものだと思いますか?
作らせたのがラートリーだったりしたら大問題に発展しそうですよね。
管理人さんのご意見楽しみです♪o(^o^o)(o^o^)o
ちばゆきさんはじめまして、シナモンさんこんにちは
エマの持ってる銃口4つのってシェルターでレイが見つけたあれですかね?
あれは銃口それぞれに違う種類のが入ってるもので、音や閃光?などの特殊なものを扱えるものではあるようですが、あれで四肢を破壊するのは厳しいのではないでしょうか?
足止めには確かに使えると思いますがそれ以上となると攻撃性は正直低いと思います。
4つ銃口がある銃で足止め、即座に持ち替えて目を打つのが妥当な線じゃないかと思います。
銃口毎に違う弾が打てる、切り替えをダイヤルでするなど、操作に慣れがないと大変そうな気もします
既製品って感じでは無い気がするので、オーダーメイドか、シナモンさんのおっしゃるとおりに手先の器用な人が作ったんじゃないかなと思います。武器集めもジェームズ達がしていた可能性が高いので、ラートリーが開発に関わった可能性は高いのではないでしょうか?
また、【銃口が4つある銃】について書かせていただきます
ちばゆきです。
昼にコメントした時は出先だったので、詳しく書けなかったのですが、
私は【銃口の4つある銃】はあくまで「鬼の隙を狙う物」で
鬼のトドメを刺すのは普通の武器(銃・斧)だと思います!
なぜ「鬼の隙を狙う物」だと思ったのは、「生き延びるには、鬼と戦わずに逃げる」&「逃走中に出て来るハンターネットと同じ役割じゃ…?」と最初に感じたからです。
私も1日前には上記の事を思っていなかったので、本当に自分から見ても突拍子無い発想だったと思います(笑)
個人的には【銃口を4つある銃】は“個人生産品”で
①ラートリー一族が独自に発明したもの
②シェルターに先輩(オジサン)以前に滞在していた人(要はオジサンの先輩※オジサンとは面識はない)が、手製した物
かな…と。
ラートリー一族が独自に発明し、鬼がいる世界にしか使わないものなら、ピーターが兄(ジェイムズ)に対して「約束を破るのか!?」と中立一族として怒るのもわかりますし
●銃を作る資源の少ない(であろう)シェルターが食用児の為存在している、よりも
●人が隠れて住めて、銃を作る資源の有りそう(であろう)GPが食用児の為に存在している
方が、より頭に来たのかな…?と思います。
②のオジサンの先輩(オジサンとの面識はない)、
要はシェルターにおけるエマの先輩の先輩ですかね が存在していて
そのオジサンの先輩が【銃口が4つある銃】を制作、後にGPに行って人間側の世界に渡ったとすれば、
ピーターが兄(ジェイムズ)対して怒り、GPを狩り庭に改装したのも頷けます。
前例がいるので、中立一族として「鬼側にバレないように」「これ以上食用児を人間側に渡らせない!」と感情に拍車をかけたのかな?と
なんだがまた変な発想が増えた気がしますが、シェルターのW.Mの「到着おめでとう」の手紙が開封してあったのも
●オジサン(先輩)が到着する前から開封してあったもので
→それを見てオジサン(先輩)達が、GPに行って人間側に行ったのでは!?と想像を膨らませて、GPに行ったのか?
とも考えました。
取り敢えずは以上です。
また考える場面があれば、もう少し分かり易くして載せたいと思います。
>ちばゆきさん、シナモンさん、藤白ゆきさん
ちばゆきさん、初めまして。コメントありがとうございます。
ぜひともちばゆきさんの書いた考察も拝見してみたいです。
シナモン、藤白ゆきさんも、いつもコメントありがとうございます。
◆◆銃口が4つある銃◆◆
藤白ゆきさんもおっしゃっているように、
攻撃性自体は大したものではないと思います。
というのも、オジサンがショボ銃と言ってますし、
実際装填してある弾は、閃光、催涙、ネット、音。
四肢を破壊できるほどの威力を持つ弾はないし、
このへんを高威力で発射する理由もあまりないため、
普通の弾を装填しても大したものではなさそうです。
なので、やはり用途としては動きを止める、サポートといったものになりそうです。
ちばゆきさんのおっしゃるとおり、これで動きを止めて、
その後に別の武器で殺す、というのが狙う行動かなと思います。
捕縛ネットは一応、野良鬼は抜け出せていなかったので効果はあるようですし。
今回のレウウィスを仕留めるのにも、利用できうる感じはしますね。
ところでこの銃、視点を変えて人間相手に使うもの、という発想はどうでしょうか?
子供ということで、同じ人間を殺すというのは心理的に難しい。
そのため、拘束することに特化し、その上で交渉などを進められるようにする、といったような。
いずれ農園に戻る際に、飼育監を拘束するのに使えそうかなとちょっと思いました。
◆◆作った人◆◆
グリップのあたりに特に手作り感がありますよね。
基本、あのシェルターにあることから、
ジェイムズが作った、あるいは制作を依頼した、というのが可能性としては高そうです。
オジサン以前にシェルターに来た人間がいても、
閃光やら催涙やらを作る技術や資材を得るのは難しいでしょうから。
その場合手製であるというのはけっこう自然で、
人間の世界だけならば、こういった逃げや拘束に特化した武器というのは、必要ない。
なので本来需要がなくて作られないだろうと。
で、ピーターが怒った原因として、この銃はそこまで関係ないかなと思います。
確かに反旗を翻しうる要因ではありますが、実際殺すほどのものではないので。
それよりも、「子供を逃した」という事実の方がよっぽど人間の世界を脅かすでしょう。
それと、「シェルターだけならまだしも」というピーターの発言から、
シェルターの武器庫自体認識していない可能性もありそうですし。
>ところでこの銃、視点を変えて人間相手に使うもの、という発想はどうでしょうか?
>いずれ農園に戻る際に、飼育監を拘束するのに使えそうかなとちょっと思いました。
目からウロコでした・・・さすが管理人さん
確かに人間相手にも有能そうですね!
そういえばピストルの性能のうち、音に関してはオジサンよく知らないみたいですよね。
『あと、”音”だか何だか出せるってヤツ…』(62話ジャンプ49号P98)という言い方をしているので。
どんな音なのでしょうか。爆発音?
周波数を変えて聞こえる人にだけ合図できる犬笛みたいなもの?
子供の玩具みたいにいろんな音を出せるもの?(GPの狩りの合図の音楽も鳴らせるとか、農園のサイレント同じ音を出せるとか)
どういうイメージですか?
>シナモンさん
いつもコメントありがとうございます。
お返事が遅くなってしまいすみません……!
◆◆音◆◆
動きを止める、目を逸らすというのが目的の銃ですから、
爆発音だったり炸裂音のようなものの可能性が高いかなと思います。
いろんな音を出せるというのは面白いですが、
弾にそんなに種類はないでしょうし、単純な音が限界な気はします。