週刊少年ジャンプ 2018年17号
約束のネバーランド 第80話 何だよ お前!より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
ルーカスが言っていた、15分間レウウィスの気を引く方法が、
かつて持ちかけられたゲームであることが分かった。
このゲームで上手く15分持たせることができるか、
というのは今回の計画において最重要。
しかし今の所どんなゲームかよくわからないので、
今回はそのゲームの詳しい内容について考えてみる。
現在明らかな情報
まずは、このゲームについて現時点で明らかな情報をまとめていく。
重要そうなのは以下の通り。
1.レウウィスは血湧き肉躍りたい
2.15分間稼ぐことができる
3.エマが銃をもってレウウィスと対峙している
それぞれ軽く見ていく。
1.レウウィスは血湧き肉躍りたい

週刊少年ジャンプ 2018年17号
約束のネバーランド 第80話 何だよ お前!より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
13年前、オジサンを逃がすために、
レウウィスを引きつけていたルーカスが追いつめられた際に
「私は血湧き肉躍りたいが、君達では足りない。
だからちょっとしたゲームをしよう」
とレウウィスに提案された。
彼の言う「血湧き肉躍る」という感覚は、
かつてのモノローグより、「互いに命を懸けるから」こそ得られるもの。

週刊少年ジャンプ 2018年1号
約束のネバーランド 第66話 禁じられた遊び①より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
その感覚を得られるほどの実力がルーカスにはないからこそゲームを提案したことになる。
つまり、このゲームはゲームに負けると殺される、というように、
命が懸かっていて、かつ実力差の開かないものである、と考えられる。
そのため、レウウィスが一方的に優位になるものではない。
2.15分間稼ぐことができる

週刊少年ジャンプ 2018年13号
約束のネバーランド 第76話 開戦より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
そして、今回このゲームを計画に利用しようと考えたのはルーカス。
かつての経験より、「15分なら気を引くことができる」と、
具体的な数字を提示したため、
15分は絶対に足止めできる、という確信があると考えられる。
そのため、ゲームに15分の時間がかかる、という可能性が高い。
少なくとも、すぐに決着がついてしまうようなゲームではないだろう。
3.エマが銃をもってレウウィスと対峙している

週刊少年ジャンプ 2018年16号
約束のネバーランド 第79話 この一矢に定むべしより引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
そして今回、レウウィスと対峙しているのはエマ。
彼女は銃を背負っているため、この銃を使う可能性が高い。
もちろん、最終的に全員でレウウィスと戦う際に使うということも考えられるが、
このゲームで使わないなら邪魔になる。
彼女と一緒にいたオリバーに預けておくということもできるわけなので、
基本的にはこのゲームでも使用することになるだろう。
つまり、ゲームと言いながら、ある程度荒事になることも十分ありえるかなと。
レウウィスとルーカスのしたゲームとは何か?
それでは実際に、
レウウィスとルーカスのしたゲームとは何か、具体的に考えていく。
考えられるパターンは以下の通り。
1.隠れんぼ
まずは、どこかに隠れていて、それを見つけるという隠れんぼ。
風車に隠れることさえできれば、ほぼ見つかる可能性はない。
しかし、これはほぼありえない。
隠れてしまっては、他の鬼と合流されてしまう可能性が生じる。
更には、爆発の臭いや音などで被害規模などを察知できたり、
エマが近くにいることを把握していたりなど、レウウィスは索敵能力も高いと考えられる。
すなわち、隠れようがすぐに見つけることができてしまうので、一方的になる。
そのため、レウウィスから提案する可能性が低いかなと。
そのため、このゲームには逃げる・隠れるといった要素はないだろう。
2.鬼ごっこ
続いて、単純に鬼ごっこ。
子供が好きに逃げて、15分間逃げ切れば勝ち、といったようなルールであれば、
確実に15分を稼ぐことができる。
他の鬼と合流しないようにするのも、ルートさえ考えておけば問題がない。
しかしこれも考えづらい。
というのも、ルーカスはこのゲームを提案された時点で追い詰められている。
すなわち、かなり実力差が開いていて、
鬼ごっこをしたところで「血肉湧き踊る感覚」を得ることはできない。
鬼ごっこのような、単純な身体能力が関わるものとも考えづらい。
3.頭脳ゲーム
チェスのような頭脳ゲームで戦い、
その結果に応じて生死を懸けるという説。
これならば身体能力のように大きすぎるハンデはないため、
ある程度対等なゲームになり、彼の望む「生きるか死ぬかの騙し合い」になるのではないかと。
しかし、問題は適当な頭脳ゲームがあるかということ。
森の中ということで、チェスのように駒を使うゲームは基本的に不可能で、
その場でできるゲームというのは難しい。
そして、確実に15分を稼げるかどうか。
すぐに負けてしまう可能性もどこまでもあるわけなので、「15分なら」と断言するのは難しいかなと。
そもそも、15分は確実にかかる、という頭脳ゲームも難しいかなと。
というわけで、「確実に15分を稼げる」という要素が欠けているのがネック。
4.戦闘
最後に、「ゲーム」と言いながら、戦闘をするのではないかという説。
結局の所、これが最も「血肉湧き踊る」という、レウウィスの欲求を満たすと考えられるからだ。
もちろんこれでは対等なゲームになるはずもないので、
レウウィス側からハンデを提示する、という形になる。
「スリルが欲しいが、相手が実力不足。だからゲームをする」
のであれば、ある程度ハンデを与えて実力差を解消する、というのは自然な流れかなと。
ハンデを含めた内容としては、
「レウウィスが15分間仮面を外し、攻撃もしない。
その間に子供側が核を潰せるか」
といったものが考えられる。
これならばレウウィスとしては、隙をつかれた瞬間に死んでしまうし、
すぐに殺してしまうということもないため、彼の欲求を満たすゲームとなるだろう。
そしてルーカスは「15分なら引きつけられる」と断言できるし、
エマが銃を持っていることにも説明がつく。
というわけで、現時点では
「レウウィスが15分間仮面を外し、攻撃もしない。
その間に子供側が核を潰せるか」
というルールのもと戦闘を行う、というのが可能性として高いと考えている。
結論
レウウィスとのゲームについて考えてみた。
条件としては、
命を懸けるスリルを求める彼が提案してきたゲームなため、
実力差が開かない、どちらにもチャンスがあるルールであること。
そして、ルーカスが「15分は確実に足止めできる」と断言していることから、
15分はかかるゲームであることなどがある。
これらをもとに考えてみたところ、
ハンデをつけた上で戦闘するというのが最も有力そう。
「レウウィスが15分間仮面を外し、攻撃もしない。
その間に子供側が核を潰せるか」
といったものなら、レウウィスは気を抜けず、命のやり取りができるうえ、
15分はかかるので、こういったルールではないかと。
おわりに
今回も配信をした。
ノウスの共食いや、ノウマとの関係、
バイヨンの行動などについて話したので、ぜひ見て欲しい。
→80話伏線・考察まとめ配信ログ(2018年3月26日放送)
いつもありがとうございます。
この考察について、ひとつ思いつくものがありました。
ゲームとは【シンプルな頭脳ゲーム+戦闘】などミックスされた創作ゲームではないか? と感じました!
この考察では、「15分間、レウウィスが仮面を外して戦闘する」でしたが、
この部分+
★“決めた数字を言った人が勝ち(=数字ゲーム)”
or
★“言葉遊び系のしりとり”
などをミックスして戦うだと、人間側にも鬼側にも有利になるのかな? と思いました!
例))条件*数字ゲーム+戦闘(レウウィスが15分間仮面を外す)
数字ゲームの内容としては、
①最初に1000を言った方が勝ち。勝ったら、相手に対し自由に攻撃できる
②しかし、一度に数えられる数字は3つまで
※1、2、3…と三つ言ったら、自動的に相手に順番が回る。相手は4から数える
③5の倍数・222など切りの言い数字で、相手に攻撃出来たり、相手の武器などを取ることができる。だが、相手が次の数字を言った時点で、攻撃はできなくなる。
※攻撃の際に相手が次の数字を言わなかったら、そのまま倒してもよい
④最初に決めた1000まで続いたら、勝ち。相手に対し自由に攻撃できる(=そのまま普通の戦闘になる)
このように、ある程度決着まで時間がかかる数字や言葉系の頭脳ゲームなら、両側にとって非常にフェアですし、その頭脳ゲームする道具もいらない。
それに、レウウィスが言っている「互いの命をかけた。血肉湧く闘い」になるのでは? と思いました。
ただの戦闘(=肉体戦)だとどうしても鬼側が有利になりますし、道具を使うような頭脳戦は場面からして可能性は薄い。
でも、【シンプルな頭脳ゲームに独自ルール+戦闘】なら、人間側も鬼側も勝てる確率が半々くらいになる。
レウウィスは、自分の信念からすれば頭脳戦のルールも守る。
なので私は、ゲームは【シンプルな頭脳戦+戦闘】が15分レウウィスを引き付ける出来事になり得ると思いました。
この時は「数字ゲーム」と表記しましたが、おそらく正式な名称は【数字発言ゲーム】みたいです
こんにちは。ちばゆきさん。
「数字発言ゲーム」面白そうですね。
私も似たようなゲームを何度かやったことがありますが、勝てたことが一度もありません(笑) こういうのは純粋な頭脳ゲームなんでしょうね。
ノーマンだったら絶対勝てそうな気がするけど、ルーカスやエマはどうなのでしょうか。レイもこういうゲーム得意そうですね。
ところで以前から気になっていたのですが、ルーカスは右腕だけ、レウウィスにもがれていますよね。足と顔の怪我はともかく、右腕以外が残っているのが不思議です。
もしかしたら一つ勝負が決まるたびに、レウウィスが勝てばルーカスの四肢の一つをもぐことが出来るとかという決まりがあったのかな、という気がしました。
ルーカスが勝てばレウウィスを一発、好きな場所を銃で撃つことができる、とか。そうすると途中でどう中断したのかという疑問が出てきますが・・・
早くゲームの内容を知りたいような、ひとまずジリアンたちの無事を見届けたいような。次回どうなるのか楽しみですね。
>ちばゆきさん、シナモンさん
いつもコメントありがとうございます。
◆◆数字発言ゲーム◆◆
なるほど、単純なルールと戦闘を組み合わせる、
オリジナルゲームはありそうですね。
この数字発言ゲームであれば道具もなく、
その場でできて、それなりに難度もありそうです。
ただ、76話でオリバーがレウウィスに「攻撃はしない」と言っているので、
そこがちょっと引っかかるところです(この記事の考察も)。
可能な限りゲームを引き伸ばして15分稼ぐってことかもしれませんが、
レウウィスの命が懸かっているのであれば、
勝利して、その末に攻撃することを目指すべきだと思うんです。
10人束になって戦わなきゃいけない敵が倒されてくれる可能性があるわけですから。
となると、ゲームに勝てば殺させてくれるわけではなくて、
「ゲームで勝てば見込みがあるから、しばらく見逃してやる。
だからその間に力をつけて、復讐しに来なさい」
ってことだったのかな、というのが今ちょっと考えていることです。
◆◆右腕◆◆
言われてみるとたしかに気になりますね。
ゲームで四肢が懸かっていた、というのはまずありうる話だと思います。
あるいは単純にいたぶるのが目的というのもありそうです。
彼らの仲間をなぶり殺していったようですし。
その後オジサンを捕まえて、彼の対抗心を煽るつもりでそうした、
というのはあるかもです。
肉体的なゲームでは?
仮面を外し、攻撃せよとか・・・
>匿名さん
コメントありがとうございます。
◆◆肉体的なゲーム◆◆
それだと、オリバーの言っていた、
「攻撃はしない」っていうのと矛盾しちゃうんですよね。
本気で攻撃せず、注意だけ引くってことかもしれませんが。