「フィルたちを連れ戻る」とはどういうことか?どんな計画なのかを考察

週刊少年ジャンプ 2018年34号
約束のネバーランド 第96話 おかえり より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



96話ではついにGPを脱出し、無事に全員でシェルターへと帰還した。

オジサンの名前もユウゴと判明し、GP編はひととおり完結したといえそう。


そして、エマから今後の動きについての発言もあった。

GFハウスにいるフィルたちを連れ戻るための計画があるということで、

今回はその発言から分かることと、実際にどう救出するのかなどを考えていく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、現在分かっている情報から、

ヒントになりそうな情報を考えていく。

重要そうなのは以下の点。


1.エマはフィルたちを連れ戻ろうとしている

2.エマの望む未来

3.ペンの情報をふまえての発言・計画



それぞれ簡単に見ていく。


1.エマはフィルたちを連れ戻ろうとしている




週刊少年ジャンプ 2018年34号
約束のネバーランド 第96話 おかえり より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



まずは、今回のエマの発言について考えてみる。

「フィル達を連れ戻る 私の計画を聞いて欲しい」

ということで、”フィル達を連れ戻る”というのが当面のエマの目的。


連れ戻るというのがポイントで、

GFにあるという、「人間の世界への道」を使うつもりがない。

あくまでも、「GFからシェルターへと連れて戻ってくる」ということだと考えられる。


2.エマの望む未来


続いて、エマの最終的な目標、望む未来について。

単純に全員で人間の世界へ逃げる、というものではない可能性がある。


GPで、以下のようなためらいを見せている。



週刊少年ジャンプ 2018年10号
約束のネバーランド 第73話 決起 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



「残してきた家族も この猟場の仲間も

誰一人失わずみんなで逃げたい

でもそれじゃ……その選択じゃ……」



もちろん、「みんなで生きる」というのは、

レウウィス戦で見せた「全員で逃げる」姿勢から間違いない。



そのため、GFとGP全員で逃げるのは間違いなく、

その上で更なる成果を望んでいる可能性が高い。




3.ペンの情報をふまえての発言・計画




週刊少年ジャンプ 2018年34号
約束のネバーランド 第96話 おかえり より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして最後に、GPで手に入れたペンのチップをふまえての発言であるということ。

この計画について話す前に、

「ミネルヴァが残した情報」についても話しているからだ。


今のところ分かっているペンの情報は、

a.行き来の道について
b.GPの設計図
c.支援者との連絡のとり方
d.七つの壁について
e.Λ7214計画の概要


この5つ。

実際に今回話す計画に関係がありそうなのは、

道について、支援者、七つの壁の3つかなと。


これらをふまえての計画のため、

現状明かされていない情報が絡んでいる可能性が高い。


なので今回の考察は、

現在分かる範囲で何をしようとしているのかを模索していくことになりそうだ。


続いて、より正確に「どうするつもりなのか」を把握するため、

エマの発言について不明瞭な点を明らかにしていく。



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エマのセリフへの疑問点


続いて、

「フィル達を連れ戻る 私の計画を聞いて欲しい」

というこの発言について、不明点を掘り下げていく。

気になるのは以下の点。


1.「フィルたち」とはどこまでを指すのか

2.なぜ「連れ戻る」のか?



それぞれ考えていく。


1.「フィルたち」とはどこまでを指すのか


まずはフィル達、という表現。

かつての第3プラントの子供だけを指すのか、

あるいはGF全体の子供たちを指すのか
という疑問がある。


これについては、GF全体の子供を助けるというのが有力だと考えている。

理由は単純で、「第3プラントの子供だけを連れ出す」というのは効率が悪いからだ。


エマは最終的には「GF全プラントの子供を連れて出る」と言っている。

そのため、侵入するなら一度に全員の方が良い。

侵入するたびに警備は厳しくなるというのが道理だからだ。


更に、全員を助けるのも、第3プラントの子供だけを助けるのも、

手間は大きく変わらない可能性が高い。


というのも、第3プラントは燃え、

残された子供は他のプラントへ移された可能性が高い。

その際、22名の子供を1つのプラントへ移すのは難しいはずだ。

どこか一箇所へ集中させるというのは、

設備的にも、シスターの能力的にも無理が多いからだ。

各プラントへと分散させたと考えられるし、エマもそれを推測できる。

そのため、いくつものプラントへと救出へ向かう必要があるのは変わらない。



ただし、全員だとすると、連れて帰る人数が多いのも事実。

シスターたちの警備を掻い潜ることも難しくなるため、否定要素が残る。

とはいえ、中途半端な人数を救い出しても大きな意味はなく、

むしろ今後の警備が強まってしまう
ということを考えると、

GF全員を連れ出そうとしているという可能性が高いかなと。


2.なぜ「連れ戻る」のか?


そしてもう1つは、「連れ戻る」という表現。

この意味自体は、

「フィルたちを連れて、シェルターへと戻ってくる」

というのが自然な解釈。


となると、GFにあるという、

「人間の世界への道」を使わないということになる。



週刊少年ジャンプ 2018年9号
約束のネバーランド 第72話 CALL より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



なぜこの道を使わないのか、ということを考えていく。


GFの道を使わない理由として考えられるのは2つ。


a.違う場所にある道を使う

まずは、GFにある道を使うことが困難であるなどの情報から、

使う道を変更した可能性。



しかし、基本的に道を使うのが困難であるのはどこもそうだ。

本来できないはずの人間の世界と鬼の世界を行き来をする場所なのだから、

警備が厳重で、簡単に扱えるものではないはずだ。


GVは生きたまま子供を出荷していたことから、

GP崩壊、バイヨン死亡などで慌ただしい可能性がある。

しかしそれも、崩壊から4週間も経った今、沈静化しているだろう。


なので、他の道を使うという判断は現状しづらい。



b.目的が変わった

続いてもう1つは、エマの望む未来が、

「みんなで人間の世界へ逃げる」というものではなくなった可能性。


ヒント2でも書いたように、エマはGPでこう考えている。

「残してきた家族も この猟場の仲間も

誰一人失わずみんなで逃げたい

でもそれじゃ……その選択じゃ……」


と、ジェイムズの提示した「限られた人数で逃げること」へのためらいを見せている。

全員で生き残ることは大前提にあったうえでのためらいのため、

より良い未来を望んでいる可能性が高い。


そのため、

「少人数で逃げること」と「反乱を起こすこと」

のどちらでもない未来のため、

七つの壁を探す、というのが、エマが考えている方針ではないかと。



ここまでで、エマの考えている方針や想定が分かってきた。

その上でGF全員を助け出すのが、まずやろうとしていることのようだ。

だがそれにあたって、具体的にどうGFの子供を連れ戻るのかという問題がある。

そこについても考えていく。



どうやって連れ戻るのか?


では実際に、GFの子供たちをどうやって救い出すのかを考えていく。


……というわけでいろいろ考えたのだが、大きな問題点が2つある。

まずはそれについて書いていく。


1.侵入・脱出の問題


単純に、GFに侵入し、子供を連れて逃げるという難しさがある。


脱走はかつてやった方法があるが、

そんなものはとうに共有されている可能性が高い。

同じ方法は通用しないだろう。


そして侵入は更に難易度が高い。

内側からはスライダーのように滑っていくことはできたが、

外から崖を飛び越えて、塀の上へと渡ることは不可能。

本部から侵入することしか基本できず、地理などを把握できてない以上、

無事に侵入することは難しい
だろう。


更に、GFの子供全員となると、180人ほどとなる。

各プラントで手分けをしても気づかれてしまう可能性が高く、現実的ではない。


2.子供たちの説得


そしてもう1つは、GFの子供たちの説得。

第3プラントの子供たちはともかく、他のプラントの子どもたちは

いきなりエマたちに逃げ出そうと言われても困惑す
るだろう。


GFハウスはかなり質の高い平穏な生活を再現している。

そのため、見知らぬ子供に「鬼に食われる」なんて言われても信用する子供はいない。

素直についてくる子供はいないだろうし、

そうなると抵抗され、シスターなどに発見されやすくなってしまう。



以上を踏まえて考えてみたが、正直厳しい作戦ばかり。


1.強引に連れ去る


説得が難しいのであれば、その手間を省くという行動。


しかし、1プラントにつき40人ほどの子供がいる。

それを無理やり連れ去るというのはほぼ不可能だろう。


2.警備が手薄な時期を狙う


儀祭などといったイベントで、農園が手薄な時期を狙うという作戦。

ペンによる情報で、儀祭などについて把握していればできなくはない。


ただ、儀祭などがあったとしても、警備が手薄になる可能性がそもそも低い。

鬼はともかく、シスターは心臓のチップで農園外に出ることはできないからだ。


3.GFの中の子供が秘密を知るように仕向ける


ミネルヴァがやったように、何らかの情報を農園内へと送り込む。

それによって農園の真実や、救援に行くことなどを伝えるという作戦。


今までの中では一番マシだが、情報を伝える手段がない。

紙などを飛ばせば伝えることは可能だが、

それを見つけるのがシスターや低年齢の子供ではむしろ事態が悪化する。


事態を理解し適切な動きができる子供に確実に伝える方法は、

エマたちには存在しない可能性が高い
ため、実現は難しい。



というわけで、現状明らかな情報だけでは、

フィルたちをGFから連れ出すことは難しい
、というのが結論だ。



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結論


以上、エマの言う計画について考えてみた。


彼女の「フィル達を連れ戻る 私の計画を聞いて欲しい」という発言から、

フィルたちを、シェルターへと連れ出そうとしていることが分かった。


フィルたちというのはGF全体の子供の可能性が高い。

GFの道を使ってそのまま逃げないのは、

更に望ましい未来を掴むために、

「少人数で逃げる」という選択肢をとらないから
だと考えている。


具体的にどうフィルたちを助けるのかは不明。

どうやってもGFへの侵入・子供を連れての脱走が難しいというのが、現状の結論だ。

GFの子供全員という大人数を説得した上で、

見つからないように動くというのは不可能だからだ。



おわりに


本日も配信をした。

オジサンの名前から分かることなどを話したので、ぜひ見て欲しい。

96話伏線・考察まとめ配信ログ(2018年7月23日放送)








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