「もう1つの約束」とエマの考える「新たな約束」とは何かを考察

週刊少年ジャンプ 2018年35号
約束のネバーランド 第97話 望む未来 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



97話では、エマが「全食用児を救う」とはっきり表明した。

かつて結ばれた「もう1つの約束」を利用して、

七つの壁の先にいる鬼のボスと「新たな約束」を結ぶというのがその手段だ。


……とはいえ、具体的にどんな約束を締結するつもりなのか

そして新たな約束を可能にする、「もう1つの約束」とはどんなものなのか

まだ明らかになっていない。

というわけで、現在分かっている情報から考えてみた。



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ヒントになりそうな情報


まずは、現在分かっている情報から、

ヒントになりそうな情報をまとめていく。


1.現在の約束

2.鬼のボス

3.エマの望む未来

4.もう1つの約束で、新たな約束を結ぶことが可能となる



1.現在の約束


まずは、現在の約束について改めておさらいする。



週刊少年ジャンプ 2017年33号
約束のネバーランド 第47話 昔話 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


現状の取り決めは、

「人は鬼を襲わない 鬼も人を襲わない」

というもの。

その上で、鬼が人間を食べる欲求を満たすために、

人間と協力し農園を運営している。




2.鬼のボス


そして、七つの壁を見つけ、越えた先にいるという鬼のボスについて。



現在の約束を締結するにあたって、鬼の勢力からは反発があった。





週刊少年ジャンプ 2018年21・22合併号
約束のネバーランド 第84話 歯止め より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


しかし、鬼のボスは独断でそれを押し切って締結している。

締結後、現在まで多くの鬼がこれに従っていることから、

かなりの権力を持っていることが伺える。


また、多くの反対が出るのをわかった上で強引に締結していることから、

「現在の約束」によって、大きな恩恵を受けていることが伺える。



3.エマの望む未来




週刊少年ジャンプ 2018年35号
約束のネバーランド 第97話 望む未来 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


今回明らかになったエマの望む未来。

それはやはり、「全食用児を解放する」こと。

すべての農園を失くし、

「鬼に食べられるために生まれる子供」

が存在しない世界を作ることだ。

そのために、鬼のボスと会って新たな約束を結ぶことに決めた。



週刊少年ジャンプ 2018年35号
約束のネバーランド 第97話 望む未来 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


その上で、「戦争は嫌」とも言っているため、

鬼と角が立つような約束、手段ではない可能性が高い。


4.もう1つの約束で、新たな約束を結ぶことが可能となる




週刊少年ジャンプ 2018年35号
約束のネバーランド 第97話 望む未来 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


そして最後に、もう1つの約束によって、

新たな約束を結ぶ手助けとなる
ことが示唆されている。


これに関連して、エマの望むような未来を叶えるために必要な要素として、

ムジカやジェイムズは、「七つの壁」を探すように伝えている。

すなわち、このもう1つの約束には、鬼のボスが絡んでいる可能性が高い。



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エマの望む「新たな約束」とは何か


まずは、エマの望む未来を叶えるための

「新たな約束」の具体的な内容について考えてみた。


どうすれば農園もなく、2種族で争わない世界を作れるのか。

そしてそれは約束の恩恵を受けている側が看過できるのか……
といった面から、

容認されるのかをまず考えていく。


思いついたのは以下の3つ。


1.完全に世界を棲み分ける


完全に世界を棲み分け、

お互いに完全に干渉できないようにする
という約束。

守ることができれば食べられる人間は存在しなくなる。

そしてソンジュやムジカの例から、

人間を食べなくても鬼は生きていけることが分かっている。

そのため、命を落とすような鬼も出ない。


しかし、ソンジュ曰く、「鬼にとって人間は特別」。

今後一切、人間を食べることができないとなると、

当然反発する鬼は現行の約束を締結したときとは比にならない。

これではエマの言う「追われない世界」にはならないだろう。



2.人間の代替品となる食料・嗜好品を提供する


続いて、「人間が特別」ならば、

「特別」な食料や嗜好品を作り出し、

それを一般化することで解決する
というもの。

人間も鬼も基本的には損をせず、方法としては最も真っ当。


しかし、「特別」なものの代替品というのは非常にハードルが高い。

人間を食べるというのが本能レベルであるならそれを満たすものを作り出すのは

実現できるかすら分からない。

実現できるか分からないことを約束することはできないだろう。

もし可能であったとしても、2年以内にできる見込みはほとんどないかなと。



3.死んだ人間を提供する


最後に、死んだ人間を鬼に提供するというもの。

これであれば、ある程度人間の供給は行われるため、

農園が必要なくなる可能性が出てくる。


しかし、当然問題もある。

人間の世界ではすぐにグプナができない、

供給までに時間がかかる、供給が安定しない……
など。

特に供給が安定しないことが農園との大きな違いで、

好きなときに買って食べる、といったことができなくなる可能性がある。


更に言うと、死んだ家族を鬼に提供するというのは、

人間の側からしてもいい気分ではない可能性がある。


とはいえ、現状最も実現が可能そうで、

お互いにとってマイナスが少ない
のも事実なので、

可能性としては低くないかなと。



一応ありえそうな手段は見つかったが、

わざわざ農園というシステムを解体するに値するほどの「約束」ではないだろう。

他の約束も現状否定される要素が多い。


そんな中でも新たなに約束ができると判断したのは、

もう1つの約束が原因である可能性が高い。

これについても、今分かっている情報から考えてみる。



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「新たな約束」を可能にする「もう1つの約束」とは何か


続いて、「もう1つの約束」について。

現状、人間と鬼両サイドにとってバランスのとれた農園システム。

このもう1つの約束が、これを崩すような約束が通るとエマが判断した要因だろう。

どんな約束なのかも考えてみる。


まず現状もう1つの約束についてのヒントとしては、

七つの壁・鬼のボスとの関わりが深いことが考えられる。

ジェイムズもムジカも、戦争でも避難でもない、

望む未来を叶える選択肢として、この七つの壁を探すことを伝えている


そして、望む未来を叶える方法としては、

七つの壁にいる鬼のボスとの新たな約束の締結。

それを叶えるためにもう1つの約束が関わっているということで、

これらの要素は密接に絡んでいるだろう。


そこから、「人間が七つの壁と鬼のボスを見つけ出す」ことを条件に、

「新たな約束を締結する」という約束
ではないかと考えている。

そのようにあらかじめ取り決めをしていたのではないか、と。


根拠となりうるのは2点。


1つは、現状の約束は、人間のほうが割りを食っていること。

もちろんライフラインに近い狩りを奪われた鬼側が有利なのは自然だが、

農園の運営などに付き合うなど不利な条件が多い。

優秀な子供は本来人間世界の発達のために使いたいわけなので、

それを鬼に食べさせるのは損失が大きい。

そのため、人間側が有利となりうる条件を追加する可能性は考えられるかなと。


そしてもう1つは、

七つの壁が隠されている、あるいは障壁として用意されていること。

ムジカもジェイムズも「探す」ように言い、

今回「七つの壁を越えた先に鬼のボスはいる」とも言われている。

ジェイムズも「辿り着いたことがない」と、目指している様子を見せていることから、

鬼のボスを見つけ出す、そこへ到達することで人間が有利になる可能性があると考えている。



結論


というわけで、新たな約束ともう1つの約束について考えてみた。


まず、新たな約束というのは

食用児がなくなり、かつ戦争も起きないことが条件。

そこを考えると、死んだ人間を鬼に提供するというのがベター。

しかし問題もあるし、現状のシステムを変更するほどのものではない。

他のパターンも考えてみたが、

どれも今恩恵を受けている人間から見るとデメリットが大きい。


それでもエマは望む未来を実現できると判断しているため、

もう1つの約束の内容によるものではないかと、その内容を考えた。

結論としては、ムジカやジェイムズの言動、約束のパワーバランスなどから、

「人間が七つの壁と鬼のボスを見つけ出すことを条件に、約束を変更する」

という約束ではないかと考えている。



おわりに


本日も配信をした。

97話伏線・考察まとめ配信ログ(2018年7月30日放送)

鬼のボスやピーター、七つの壁について話したのでぜひ見て欲しい。






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