鬼の世界と人間の世界の文明の差や、寺や金色の水について考察

週刊少年ジャンプ 2018年41号
約束のネバーランド 第102話 見つけたよ より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




102話ではついに一般的な鬼の街や生活、文明レベルが明らかになった。

現状描かれた範囲ではかなり原始的で、

ハウスや本に記録されていた人間の世界の暮らしとは、文明に大きな差がある。


今回は、何故鬼の世界と人間の世界でここまでの差が生まれたのか、

ということをエマたちが訪れた街の描写から考えていく。

また、そこにあったと考えられる寺や金色の水についても、

何故一般的な街の中にあるのか
、といったことを掘り下げてみた。



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ヒントになりそうな情報


まずは、現在明らかな情報から、ヒントになりそうなものをまとめていく。

重要そうなのは以下の通り。


1.街の以外は荒野や森で構成されている

2.塀に囲まれ、食料の露店が並んだ街がある

3.街の中では技術的に発達したものは見られない

4.エマの見た「寺」のような建物がある

5.バイヨンの屋敷や農園はより文明的

6.一方人間の世界は、かなり発達した様子が伺える



それぞれ簡単に見ていく。


1.街の以外は荒野や森で構成されている




週刊少年ジャンプ 2018年41号
約束のネバーランド 第102話 見つけたよ より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



まず、今のところ鬼の世界はほとんどが森と荒野で構成されている。

GF農園からシェルター、シェルターからGP、シェルターからクヴィティダラ、

鬼の街の外など、現状移動ルートが全て森か荒野である。

そのため、街や集落と言った居住区以外はほぼ開拓されていないと考えられる。


2.塀に囲まれ、食料の露店が並んだ街がある




週刊少年ジャンプ 2018年41号
約束のネバーランド 第102話 見つけたよ より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



エマたちが訪れた鬼の街は、周囲を塀で囲った街だった。

ほとんどが簡易な屋根がついた露店となっていて、食べ物だけが売られていた。

人間の肉のほか、果物や野菜、ムカデのような肉なども見受けられる。


3.街の中では技術的に発達したものは見られない


街の中にあるものや、鬼が身につけているものはかなり原始的。

少なくとも、機械や電気のようなものはなく、

建物も屋根があるだけの木造の露店がほとんど。



労働も建物を修理しているか、食べ物を売っているなど、

衣食住を満たすための最低限のことしか描かれていない。


4.エマの見た「寺」のような建物がある





そして、エマたちの訪れた街には、クヴィティダラで見た寺のような建物が存在する。



週刊少年ジャンプ 2018年40号
約束のネバーランド 第101話 おいで より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



エマの見た六角形の塀と一致するかは現状確認できないが、

あの街に訪れた上で、「寺と金色の水を見つけた」ということから、

何かしら関係がある可能性は高い。



5.貴族の屋敷や農園は、より文明的




週刊少年ジャンプ 2018年21・22合併号
約束のネバーランド 第102話 歯止め より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



一方で、バイヨンのいた屋敷やGFなど高級農園は、街と比較して圧倒的に発展した建物である。

バイヨンの自邸は華美な装飾や家具が確認でき、

GF農園ではテスト機材や、車、電気といったものが存在する。


そのため、少なくとも鬼が人間の世界の技術を知る機会はあると考えられる。


6.一方人間の世界は、かなり発達した様子が伺える




週刊少年ジャンプ 2018年36・37合併号
約束のネバーランド 第98話 始まりの音 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、人間の世界は更に発展していることが考えられる。

ピーターやアンドリューはスマートフォンを使って連絡をとっている。

2015年段階で「機械工学」が確立しているし、

本に書かれた人間の世界はより発達している。




週刊少年ジャンプ 2016年49号
約束のネバーランド 第14話 切り札 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



更に、レイがイザベラのスパイの報酬として取り寄せたものの中には、

ゲームや音楽プレイヤーのようなものまである。


ここから、鬼の世界とは比較にならないレベルで技術が発展している、

というのはほぼ間違いないだろう。




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鬼の世界と人間の世界の差は何故生まれたのか?


以上を踏まえて、鬼の世界と人間の世界の差が生まれた理由を考えていく。

考えられるのは、以下の5パターン。


1.鬼の技術的・能力的に科学的な発展が不可能


まずは、鬼の知能と人間の知能に差があって、

科学的な発展が不可能である
という説。


これについては、基本的には考えづらい。

というのも、鬼は人間と知能レベルが同等以上であるからだ。

少なくとも人間の言語は問題なく話せているし、論理的な思考も可能。

いずれ農園運営を担う労働力を作る必要がある以上、教育もある程度されているだろう。


なので、能力的な条件は基本的に人間と同じで、

人間にできて鬼にはできない、ということはない
だろう。

更に言えば、鬼はより長寿であり、人間よりも1個体が知識を高める機会が多い。


そのため、鬼という生き物のスペックによって、

原始的な生活に甘んじているということではない
かなと。


2.鬼の世界の環境や資源的に科学的な発展が不可能


続いて、鬼の世界の環境や資源といったものが大きく違うために、

科学的な発展ができない
という可能性。


しかし、これも考えづらい。

知勇としては、ソンジュいわく鬼の世界は間違いなく地球。

そして、それを普通に二分したのであれば、資源などに大きな差はないはずである。


3.時間的に科学的な発展が不可能


もう1つは、鬼の生活スタイルとして何かやることがあって、

科学の発展ということに時間を割けない
というパターン。

鬼の生活様式が完全には見えていない以上、完全には否定できない。



しかし、少なくとも街には生きていく基盤があり、「高級品」という表現から経済も成立している。

そのため、ある程度時間はあるだろうし、より効率よく稼ごうとする、

というのは鬼の知能であれば問題なく考えられる
だろう。

となると、これも少し考えづらい。


4.そもそも文明を発達させる必要がない


鬼の世界には、真水を吐くイソギンチャクや光る花、

血抜きができるヴィダなど、生活水準を上げる植物が存在する。

更に、鬼の身体スペック的に、雨風を凌ぐ必要がないなどの可能性も考えられるため、

文明を発達させる必要がないという判断もありうる。


しかし、農園務めならば、連絡手段のような、より便利なものを知るだろうし、こういった植物は有限だろう。

そこを考えると、少なくとも現状に甘んじるというのは考えづらい。


5.人間と接触できる層が、より発達したものを独占している


最後に、人間と接触するような貴族だけが、技術や発達したものを独占しているという説。

つまり、人間の技術を知ることができる・買うことができる層のみが、

それを手にすることができている
、という現状なのではないかと。

現に、バイヨンたち貴族は身につけているものが上等だし、

屋敷は鬼の世界のものとはかけ離れている。


理由としては、貴族は農園の運営・出資などの過程で、人間の技術を知り交渉することができる。

その上で、農園運営だけやっていれば高級な肉が手に入ることは確約されているため、

他の鬼のために技術を伝える、あるいは買ってやる必要がない。

むしろ、発展してしまうと高級肉の取り合いに発展しうるため、情報をシャットアウトしたり、発展を阻害している可能性すらある。

そのため、結果的に貴族はより人間の世界に近い生活となり、それを独占するようになるのではないかと。


これが現状最も否定する要素が最も少なく、状況に即している。

技術的に優れたものは貴族が独占していて、

平民鬼はそもそも発展した技術を知らないか、知っていても実現できない
という状態ではないかと。




あの街にあった「寺」や「金色の水」について


それでは、エマたちのいた街にあったと考えられる、寺や金色の水についても考えていく。


上で考えたとおり、基本的に発展した技術は全て貴族鬼が独占している可能性が高い。

少なくともエマたちのいる街は全く発達しておらず、原始的である。


それにも関わらず、何故この街に、約束を壊しうる、もう1つの約束や七つの壁のヒントがあるのか?

エマたちが潜入できてしまうような街ではなく、貴族鬼が厳重に警備している場所であるべきではないのか?

このあたりについて考えてみた。


パターンとしては、以下の3つ。


1.鬼たちもその場所が重要であると認識していない


まず1つは、偉い鬼たちも、この街が七つの壁において重要なものであると認識していないという説。

しかし、基本的には考えづらい。

鬼のボスとは儀祭などで接触する機会があるだろうから、七つの壁については知っているはず。

となると、必然ヒントとなる寺や金色の水についても知っている可能性が高い。


2.あらかじめその場所が、クヴィティダラと関連が深い街だった


その街がクヴィティダラと関係が深かったという可能性。

だから、そこにいた鬼たちを追い払って厳重な警備をする、ということがしづらかったというパターン。

しかし、もう1つの約束が達成されるというリスクを考えると、基本的には警備を厳重にした方がいいだろう。


3.人間から隠すため


最後に、人間から隠すために、あえてなんでもない街とされているという説。

あらかじめ街だったのか、後から街になったのかは問わず、けっこう可能性が高いと考えている。


どういうことかというと、本来この寺や金色の水というヒントを人間は得られない。

エマが特殊な事情で見たものだからだ。

なので、普通の人間はそもそもこのヒントを知る方法がないのだ。


となると、警備を厳重にして「何かある」と目立たせる方がマズい。

人間の圧倒的な技術を持って、乱入される可能性が出てしまうからだ。

そのため、何でもない発展していない街にこういった「寺」や「金色の水」

といったヒントがあったのではないか
と考えている。



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結論


鬼の世界と人間の世界の文明の差などについて考えてみた。


結論としては、鬼の世界の街は人間の世界に比べ、かなり原始的。

しかし貴族のみは人間の世界の技術を知り、自分のものとしているのではないかと。

更に、高級肉という数の限られたものをとられないようにするため、

近代的なものを独占・更に平民鬼の発展を妨害している
のではないかと考えている。


しかし、では何故、発展していない街に寺や金色の水があるのか?

貴族たちが警備を厳重にするべきではないのか?という疑問が浮上する。

それに関しては、本来寺や金色の水が、人間には知りようがないヒントだから、

逆に見つからないようにしているのではないか
と考えている。

見つかってしまえば、人間の技術力をもって強引にヒントを得られてしまう可能性があるからだ。



おわりに


今回も配信をした。

102話伏線・考察まとめ配信ログ(2018年9月10日放送)

人間の言語を使う理由や、盗難の犯人や理由などを考えたので、

ぜひ見て欲しい。






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