シェルターへのミネルヴァの電話や「7・3・5 9・4・1 10・10・7 13・11・2 21・8……」の暗号について考察

週刊少年ジャンプ 2018年49号
約束のネバーランド 第110話 すべきこと より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



シェルター襲撃前、何者かからシェルターへ連絡があった。

内容はウィリアム・ミネルヴァを名乗る人物から、

農園にいる子供に向けたメッセージを録音したもの。


以下の場所で待つ、と数字での暗号が書かれている。


このメッセージはいつ、誰が、何の録音をしたのか、一体何を現しているのか。

そして誰が、何故シェルターへと電話で伝えたのか
など、分からないことがとても多い。

そのため、今回はこの録音や電話について掘り下げていく。




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ヒントになりそうな情報


まずは今回の録音に関わっている可能性が高いミネルヴァや支援者などについて、

現在明らかな情報から、ヒントになりそうなものをまとめていく。


重要そうなのは以下の点。


1.ミネルヴァの1度目のメッセージはGPでの録音

2.今回の録音は「農園の子供を特定の場所へ誘導し、人間の世を取り戻す」というもの

3.以下の場所へ来るように、と暗号で場所を伝えている





1.ミネルヴァの1度目のメッセージはGPでの録音




週刊少年ジャンプ 2018年9号
約束のネバーランド 第72話 CALL より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



まず、ウィリアム・ミネルヴァことジェイムズ・ラートリーが初めて直接メッセージを残したのは、GPの扉の奥の電話。

これは2031年5月20日段階に録音されたもの。


内容としては、

a.食用児に選択肢を与えるために、シェルターやGP。人間世界への道を用意した。
それを伝えるため、本に細工をし、ペンを用意した

b.腹心に裏切られ、ラートリー一族から命を狙われている

c.用意した道は塞がれてしまった


ということを伝えている。


2.今回の録音は「農園の子供を特定の場所へ誘導し、人間の世を取り戻す」というもの




週刊少年ジャンプ 2018年49号
約束のネバーランド 第110話 すべきこと より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、2度目のミネルヴァからのメッセージは、

何者かからシェルター襲撃前に録音を電話で伝えられた。


「私の名前はウィリアム・ミネルヴァ 私は反旗を翻す」

「再び諸君に人間の世を ”ネバーランド”を終わらせる

私が新たに”約束”しよう」

「まずは農園を出て以下の場所へ



という内容で、農園にいる食用児に向けたメッセージである。

シェルターへ行くように、とも、選択肢を選ばせる、とも言っておらず、

1度目のミネルヴァのメッセージとは方針が完全に異なっている。



週刊少年ジャンプ 2018年49号
約束のネバーランド 第110話 すべきこと より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そのため、

a.別の人物である可能性

b.ジェイムズが方針を転換した


というパターンが考えられる。

bの場合、選択肢を選ばせるという方針と、反旗を翻すという方針、

どちらが先か、
という問題も浮上する。


また、この電話をかけてきた人物も不明。

襲撃の直前ということで、アンドリューたちの動きを察知した上で、

何か狙いがあってこの伝言を聞かせたもの
と考えられる。


3.以下の場所へ来るように、と暗号で場所を伝えている




週刊少年ジャンプ 2018年49号
約束のネバーランド 第110話 すべきこと より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、2度目のメッセージでは、農園を出た後に行く場所を、

数字の羅列によって伝えている。



現在分かっている数字は以下の通り。

7・3・5 9・4・1 10・10・7 13・11・2 21・8……

これ以上の描写は現状されていない。



以上が分かっている情報だ。

方針が異なっている理由や、ミネルヴァを名乗る別の人物である可能性、

農園へ向けた音声を何故聞かせたのか、暗号が示す場所……。


などなど、やはりかなり謎が多い。

しかし、ここから見えることもあったのでまとめていく。




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いつ録音されたものか?


最初に考えたいのは、これが1度目のメッセージより前に録音されたのか、

それとも後に録音されたのか
、という点。

GPでの録音より後のものならば、ジェイムズが生きている可能性も考えられるし、

方針がどのように変化したのか、何故変化したのか、ということが考えやすくなるからだ。


考えてみたところ、2度目の録音は2031年5月以降のものである可能性が高い。

理由としては、この録音が「農園へ向けたもの」であることだ。

「まずは農園を出て以下の場所へ」と言っていることから、ここはほぼ揺るがない。


しかし、農園にいる子供に向けた音声ではあるが、

その子供が農園のシステムについて知っていなくては伝わらない。

「農園」や「人間の世を」というメッセージは意味不明だからだ。

つまり、「農園が危険であること」を認識した上で、

「ウィリアム・ミネルヴァという助っ人」の言葉として聞くことを前提にしている可能性が高い。



そして、農園が危険であることを認識するためには、

出荷現場を目撃してしまうか、ジェイムズの用意した蔵書票を見る他ない。

そして、目撃することはセキュリティ的にほぼないし、出荷されてしまうため、蔵書票から知るしかない。


つまり、このメッセージは「ジェイムズが選択肢を与えるために用意した本」を見た前提で

話を進めている可能性が非常に高い。


そのため、2031年5月以降、ジェイムズが命を狙われてから録音されたものと考えられる。


つまりジェイムズやそれに類する支援者の方針の移り変わりは、

「選択肢を与える」→「反旗を翻す、ネバーランドを終わらせる」

という流れだと考えられる。



誰が喋っているのか


2度目のメッセージの大まかな時期としては、GPの録音の後ということが分かった。

そこから、誰が喋っているのかということについて考えていく。


まず誰が喋っているのかだが、基本的には今回エマが考えていた2パターン。

a.ジェイムズが生きていて考えを変えた

b.別の人物がミネルヴァの名を借りて喋っている


これらは現状どちらも考えられ、特定できる要素はなさそうだ。


何故方針が変わったのか?


その上で、好きにすればいい→反旗を翻すと、大きく方針が変わっているのは事実。

何故変化したのか、というところについて考えていく。


これを考えるにあたってのポイントは、より具体的な時期。

2031年5月以降とは言うが、それから2047年まで大きく期間があり、状況も変化しているからだ。


そしてこれは、エマたちが脱走を決行した2046年ごろは、

まだ「選択肢を与える」という方針から変化していない可能性が高い。


というのも、その時点では今回のように「反旗を翻す」というメッセージは、農園にもペンにもシェルターにも一切なかったからだ。

そのため、「反旗を翻す」という方針は、ごく最近になってできたものだと考えられる。



では、何故最近になって方針・スタンスに動きがあったのか。

これは、エマたちが脱獄後に行った、GPを崩壊させたことや、もう1つの約束のヒントを得たことなどが考えられる。

今回連絡してきた存在は、襲撃前に連絡をしてきたことから、襲撃を感知していたと考えられる。

そのため、これまでのエマたちの行動を観察していた可能性が高く、

それを受けて計画などを再編した
と考えられる。


つまり、ジェイムズにしろ支援者にしろ、

エマたちの行動を観察していて、その結果鬼に対抗できる状況になったから、

鬼に反旗を翻す、という方針になった
のではないかと。



何故今この音声をシェルター組に聞かせたのか?


そして、このメッセージは本来は農園にいる子供への音声であるはずなのに、

電話の主は何故この音声をシェルター組であるエマたちへ聞かせたのか。


これは素直に、エマたちも「以下の場所」へと導くためだろう。

反旗を翻すために戦力を集めている可能性が高い。

そして、襲撃後の避難先としてそれを提示すれば合流もできて一石二鳥だ。



「7・3・5 9・4・1 10・10・7 13・11・2 21・8……」の示す場所


そして最後に、「以下の場所」とはどこなのか。

「7・3・5 9・4・1 10・10・7 13・11・2 21・8……」という数字の羅列が指す場所について考えていく。


考えてみた結果、この暗号が示す情報は「ペンの示す座標」である可能性が非常に高い。

何故なら、このメッセージは農園にいる子供へ向けたものだからだ。

当然だが、農園内の食用児には外の情報を知る術はない。

そのため、地名などを伝えられても行くことができないのだ。

現状、農園からいきなり外へ出た子供が特定の地点へたどり着くためには、

ペンの示す座標を伝えるほかない
と考えられる。



その上で、暗号の解き方として考えられるのは今のところ以下の通り。

a.アルファベットへの置き換え


アルファベットの何番目の文字か、というのを指定しているパターン。

7・3・5 9・4・1 10・10・7 13・11・2 21・8……

をアルファベットへ置き換えると、

G・C・E I・D・A J・J・G M・K・B U・H……

となる。

これは現状言葉としては伝わらないうえ、座標にも変換できないだろう。



b.ペンとモールスのない本のように、本の単語や文字を指定する数字


一方、ペンのコードブックとなっていた「モールスのない本」のように、

3つの数字が「ページ」「行数」「何単語目」といったように特定の文字などを示すパターン。


”・”がついているの3つ(2つ)の数字の塊で何かを表現していると考えられる。

これによって一文字ずつ指定されていれば、5桁の文字列となるため、

ペンが示す座標となる可能性があるため、こちらは十分考えられそうだ。


その上でもう1つの根拠として、ミネルヴァが「新たに約束」という表現を使ったこと。

農園の子供は約束のことを知らないため、「”新たに”約束しよう」と言われても分からない。

つまり、文脈から見て非常に不自然な表現である。

そこから、「約束」のモールスがあるウーゴ冒険記を、

モールスがない本と同様に、コードブックとして使用するように示している
のではないかと。


「ペンの座標を示している可能性が高いこと」と、「新たに約束という表現を使ったこと」を考えると、

ペンとモールスのない本のように、数字で文字列・座標を表現している可能性が高いと考えている。



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結論


襲撃前にシェルターの電話にかかってきた、ミネルヴァのメッセージについて考えてみた。


結論としては、まずこのメッセージはGPの録音よりも後に作られたものと考えられる。

農園の子供に向けたメッセージだから、蔵書票を見ない限り意味が伝わらない。

そして、蔵書票はジェイムズが「選択肢を与える」という方針の頃に作ったものだからだ。


そのため、ジェイムズが生き残っている可能性も十分考えられる。

ただし、別の人物である可能性も否定はできない。


その上で、話しているのがジェイムズにしろ支援者にしろ、

「選択肢を与える」という方針から、「反旗を翻す」という方針に大きく変化している。

これは何故なのかを考えてみた。

この方針の変化は、エマたちが脱走を決行した際には見られなかったため、ごく最近の変化と考えられる。

つまり、エマたちが脱獄した後、GPを崩壊させたり、もう1つの約束のヒントを掴んだことによって、変化が起こったのではないかと。

シェルターが襲撃を受ける直前に連絡してきたことから、

電話の主はシェルターの様子を観察していた可能性も高いため、十分考えられるだろう。

このタイミングで電話してきたのは、

合流+逃走という両方を同時に行わせるためだと考えられる。


そして最後に、

7・3・5 9・4・1 10・10・7 13・11・2 21・8……

という暗号が示す場所は何処か。

これも、農園にいる子供に伝えているというところから、「ペンの示す座標」を表している。

初見の子供が地名などを伝えられても、絶対に行くことはできないからだ。


その上で、暗号の解読方法としては、モールスがない本のように、本の何処かの文字を指定していると考えている。

「3つの数字で分けられている(・の付き方より)」ことと、「5桁の文字列になりペンの示す座標となる」ためだ。

その上、「”新たに”約束しよう」と農園の子供には引っかかる表現をしているため、

「約束」のモールスの本、ウーゴ冒険記でそれを行っていると考えた。


おわりに


本日も配信をした。

110話伏線・考察まとめ配信ログ(2018年11月5日放送)

今回の考察に対するいいアンチテーゼもいただいたので、ぜひ見てほしい。






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