前回(119話)の放送
→119話伏線・考察まとめ配信ログ(2019年1月21日放送)
120話では、ついに鬼が人間を食べる理由が明らかに。
しかし、それによってさらなる疑問も産まれたので、
今回は人間を食べなくてもいい鬼についてや、
人間を食べられなくなってしまう、「もう1つの約束」について考えてみた。
””内はいただいたコメント。
◆◆鬼の生態◆◆
鬼は、生物を食べることによって進化していく
→その生物を形質を得て、似た姿になる
形質を維持することが困難
→食べ続けなければ、姿や知能、形質を失う
→個体差はあるが、半年ほどで失うことになる
◆◆ソンジュとムジカの姿◆◆
ソンジュは原初信仰の教義に従っている
→天然物の人間しか食べない
約束が締結された1000年前からは、天然物の人間は存在しない
→農園ができ、お互いおそわないという約束が結ばれた
にもかかわらず、人間と似た姿・知能を維持できている
ムジカ
→ソンジュいわく、人間を食べたことも、食べる必要もない
→見たことも話したこともなかった
にもかかわらず、人のような姿、知能をもつ
1.鬼の生態をいじる実験の産物によるもの
→鬼側の欠陥を補うような実験の産物である可能性
ムジカの場合、人を食べなくても人のような姿になる、知能を得るように作られた、
人工的な鬼であるという可能性
ソンジュの場合は、人を食べなくても形質が変化しない技術
これを取り入れている可能性
→ただ、これだと鬼の欠陥は解消されていることになってしまう
2.知性鬼を食べ、知性鬼の形質を得ている可能性
まず、ムジカが人間のような形質、知能を得るには、
人間以外の、それに似た生物を食べる必要がある
→知性鬼は人間に似た形質をもっている
ソンジュに関しても、原初信仰に違反はしないはず
→鬼は培養され産まれたわけではない
「人肉以外は何でも食べる」
ノウスとノウマの共食いを見るに、
鬼の形質・知能を受け継ぐことは可能
一緒にいること、旅をしていること、
森に隠れ道を作っていることなどに説明がつく
→鬼から隠れるためには、けっこう自然
追手の鬼を食べていない?
→農園から追ってきた鬼を食べていなさそう
→遺体が残っている
知性鬼を食べる機会は限られていそうだが、食べていない
でも人型の鬼の身体部分はコマにうつってないので、食べた可能性はあるかも
”もくもくもぐ無秩序の姿と言うのは、人間を食べた姿なのか野良鬼みたいな姿なのか……”
→もともと、いろんな生物の姿があったのであれば、
いろんな姿があるのはむしろ自然、無秩序というのは、いろんな生物の姿、という意味ではないはず
→量産肉を食べたことによる変化?
→ソンジュやムジカは何故人を食べずに形質や知能を獲得・維持しているのか考察
◆◆もう1つの約束とは◆◆
エマたちが全食用児を解放するための根拠となっている約束
鬼のボスに会って約束を結び直すことによって、
鬼のいない人間の世界に逃げることができる
→その根拠となっているのがもう1つの約束
ただ、鬼が人間を食べられなくなってしまう可能性もはらんでいる
そんなものを結ぶのか?
現行の約束が鬼にとって有利・あるいは人間にとって不利だからこそ、
人間側が七つの壁を見つけるなどの条件を満たすことによって、
人間側に有利な約束が通るようになるよ、的なものである可能性
→ただ、量産肉は別にいいものではない
→となると、別に鬼側がリスクを負うような状況ではないので、きついかも
◆◆鬼のボス◆◆
最上物の形質を得る
→つまり、頭のいい人間を取り込み続けている
ただ、フルスコアを食べてるだけでしかないので、
この形質を得るという要素だけ見ると、貴族鬼と大きな差はないのでは
なので、何か別の要素も絡んで崇められているのではないかと
◆◆アニメ◆◆
門の天井から水がたれている
→1話のコニーの周りに水があったことや、
3巻のカバー下で、門の床が水で濡れてそうなこと(人の足元に波紋)
などに説明が付きそう
◆◆ウィクロス◆◆
もしかしたら買って考察というか、解説記事を書くかも
次回(121話)の考察放送
→121話伏線・考察まとめ配信ログ(2019年2月4日放送)
こんばんは。
生放送には間に合わなかったけど、帰宅してからyoutubeで今見終わりました。
すごく面白かったです。
ムジカたちが形態を維持していられる理由、鬼を共食いしているからという説も説得力ありますが、「鬼の生態をいじる実験の産物によるもの→鬼側の欠陥を補うような実験の産物である可能性」の方に個人的には食いついてしまいました。
もう一つの約束って「人間がもし、鬼が人間を食べなくても二足歩行の姿とと知能を維持できる遺伝子を持てるような実験が成功したとき」に、「全ての鬼たちを、人間を食べる必要がなくなる身体に変える。その代わり食用児たちを人間世界に引き取り鬼たちは二度と人間を食べることができなくなる」というようなものだったのではないでしょうか。これなら一部の貴族鬼を除いた大半の鬼たちと食用児両方にとってウィンウィンの結果になると思います。
ムジカがエマにもう一つの約束を結んで欲しい理由も、そこなんじゃないかな…と。
ただそれだと、美味しい肉の味を覚えてしまった鬼たちにとっては大好きな嗜好品を奪われるようなものだし、特に権力鬼たちにとっては食料で庶民鬼の知性を抑えて差別化を図ることができなくなるのでデメリットが大きいから、ぜひ避けたいところだとは思います。
人間の世界の秩序云々や先代までのラートリー家の立場を度外視したコメントになってしまいましたが、鬼の欠陥を補う技術が既に確立していたとしたら、鬼たちを殲滅するよりも、お互いが幸せになる方法をエマなら選びそうだな、と思いました。
エマやレイは今回ノーマンに話を聞くまで鬼の性質を知らなかったわけだから、上のコメント無理すぎですね。すみません(^_^;)
こんばんわ。
鬼の進化が食に由来する物で、摂食したものの知性特性を受け継いでいくという所までが確定した所で、逆にいくつか謎が出てきますね。
クヴィティダラの竜の目でエマが幻(?)として遭遇した「あのお方」が鬼のボスであるとするなら、人間の最上物を摂食しているはずで人形の形態を取っているはずだが、あのイメージシーンでは明らかに小型の竜とも取れる形状だった点が不思議ですね。
実は供物として献上されている最上級を食べていない?
「生きた人間は珍しい」と言っている事から、殺された最上物が献上されているのは確定だとは思いますが。
その場合、知性を維持しているのはなぜか、他に知性を維持する方法がある・・・?
大型の龍型の鬼っぽいものも背後にいますし、人間よりも更に上位の知性体を捕食進化し、その姿を取っているために特別な存在として扱われていたり、知性持続が非常に長いとかも考えられますが。同級の存在が既に居ないか、人間の最上級でやっと同等の知性度だからそれを少数食べて、ギリギリ知性を維持している等も考えられるかと。
もう1つはやはりムジカ(+ソンジュ)の存在ですか、
人間を食べていないのに知性を残す存在としては特別なポジションですが、
「あのお方」の存在を知っている事や、レウウィスの走馬灯に出てくる点、また人間と鬼との約束が1000年前ですが「この1000年で我々は大分無秩序な姿になってしまった」という発言があることから約束の取り決め当初、または以前から生きているのが確定しています。
そこで、最新話で現在の下級知性鬼が半年も人間を食べないと野良鬼に退化してしまうという程度には、鬼の変異・知性退化は早く訪れるのに対して、1000年もほぼ姿を保っている(人間に限らず他の生命体の姿へも近づいていない)という点は不可解です。
なので、ムジカ(ひょっとするとソンジュも?)は完全な鬼では無いのではという仮説を立ててみます。
例えば「人間」が逆に「鬼」を食す等で鬼の因子に感染ないし寄生された姿で有るとか、鬼の繁殖がどうなっているか判りませんが鬼と人間のハーフである等、人間の部分を強く残している存在であるという物です。ムジカは明らかに身長や口の形状等も人間に近いですし。
鬼と人間が入り乱れて居た時代の技術力は不明ですが、そういう頃からラムダの様な実験施設の先駆けの様な物が無かったとも言い切れないですし。人間が鬼の力を得ようとして実験を行った結果や副産物という可能性ありますかね。
仮にムジカが元人間から鬼になってしまった存在であるなら、「人間」を食べる必要も無く菜食・草食でも活動は可能である根拠にもなると思います。
ソンジュも同様であると仮定して、且つ、ほぼ知性鬼のと同様の姿なのは、人間から鬼になった後に、更に鬼を捕食、もしくは鬼の衝動に従い人間を捕食してしまったから。と考えると色々と筋が通ります。
それに、ムジカ達がエマ達を助けたり、同情したり、情報を与えた根拠にもなりえますし、ムジカが「あのお方」とエマ達を会わせて、今の環境を変えようとしている動機も(ソンジュが人間を食いたいという以外にも)色々考えられると思います。また、ソンジュ・ムジカが一般の鬼と共生せず、半ば放浪(逃亡?)しているのも人間の部分を残すから人同様捕食対象であるとか、何らかの理由で鬼社会から狙われる存在(秘密を知りすぎている等)である根拠にもなりえますし。
ただ、そうなると話のゴールがどこにあるのか判りませんね
「あのお方」もあくまで鬼であるなら、知的生命体として他者に滅ぼされるのは望まないでしょうし。会ったらまた約束を結び直せるという根拠が全く無い気がしますが。
こんばんは、通りすがりさん。
コメントとても興味深く読ませていただきました。
確かに「あのお方」の姿、竜っぽいですね。
後ろにいた大型竜も、今回パルウゥスやソンジュの馬と同じコマにサラっと出てきましたが、一体何食べたら竜になるんだろう?/(-_-)\
「クヴィティダラの竜」が元々鬼とは関係なく存在していて、「なんでも見通せる眼」も持つ知的にも人間より上位の生物だったとしたら、「あのお方」はそれを食べてボスになったとも考えられるのかな。。。
ムジカやソンジュの人間を食べなくてもすむ理由、人間が逆に鬼の因子に感染したっていう説も、とても面白かったです。
その場合、鬼がムジカを食べたらどうなるんでしょうね?もう人間を食べなくても形質・知能を維持できる性質を獲得できるのでしょうか。
そう言えば、エマが、7つの扉とか、約束を結び直すための、
やり方が分かったみたいなことを言ってた気がする。
2年近くを、ユーゴおぢさんたちを含めて、みんなで過ごしたシェルターを襲撃された頃だったと思う。
毎度すみませんヾ(・∀・;)
設定マニアさんが仰っている話、エマが金の水を取り出して説明し始めたちょうどその時にシェルター襲撃で中断されたんだったと記憶しています。エマたちがしようとしている事って、もう一つの約束の内容を含め、まだ何一つ説明されていないんですよね。
ノーマンがこれからの計画を話した後の年長者たちの表情が気になりました。
ソンジュ&ムジカに助けられたGF組は彼らのことも頭をよぎったと思いますが、ムジカたちと面識のないオリバーたちも難色を示しているように見えたので、ノーマンの計画の欠陥に気づいたのかなという気がしました。ノーマンのやり方では高級農園の子供たちを本当に全員救い出すことは無理であるとか、試験農園から脱獄させた未来のザジたちを戦わせることに賛成しかねるとか…
「もうひとつの約束」気になりますね。次回あたり明かされるのかなo(^▽^)o
今晩は。
少し気になったのですが、ノーマンの計画って、鬼を野良鬼化させてから皆殺しにさせること言う事でしょうか?私はそう認識したのですが、皆さんもそうでしょうか?
クビティダラに向かう途中で野良鬼を倒しているシーンでもエマは複雑な表情を見せていたので、もしかしたら、鬼の命を奪うという点は、エマとしてはあまりしたくないのではないでしょうか?
エマとしては約束を結び直して無駄に地を流さずに人間世界へ行こうとしたいのでしょうが、鬼が人間を食べなくてはならない理由を聞かされて複雑なのでしょうか?
じゃあ何だ…?
農園の鬼は人間を食べて人型になったとして、獣型の知性鬼は何を食べてああなったん?
皆さんも感じてるみたいですが、ノーマンの計画って名案とは思えないですよね。
安い肉を食べてる平民鬼は半年くらいで知性を失うのかもしれませんが、高級肉を食べてる貴族鬼は知性を失うのにもっと時間が掛る訳ですから、その間に反撃を受ける可能性大です。
ソンジュは恐らく千年前から人間を食べてませんがまだ知性を失ってません。
もしもバイヨンやレウウィスの様な強い鬼が長期間知性を保ったままだと、結局は鬼と食用児の全面戦争みたいになり、子供達も大苦戦するのでは?。
ノーマンの計画には「千年間人間を食べなくても知性を失わない鬼」とかは織り込まれてるんですかね?
また興味深いコメントが増えている!ヽ(´▽`)/ここ大好きです!
私もノーマンの計画、朱奈さんがコメントされているように「野良鬼化させてから皆殺し」という認識です。エマは基本「生きるために仕方なく他の生物を食べる」か「相手が襲って来るから自分たちが生き残るために戦う」以外の理由で生き物を殺すことは嫌がりそうですよね。
獣型の知性鬼は雑食なのかな?と勝手に思っていました。例えばGF脱走時の犬型追っ手鬼は人間と犬両方を食べてるとか、食べ合わせなのかな、とか。
腰痛持ちさんが仰るようにレウウィス並みの鬼たちが長期間知性を保っていられれば、子供たちの犠牲はやはり免れないですよね。ノーマンも個体差があると言ってますし。
もともと突然変異と水平伝播で進化を繰り返してきた種族ですから、更なる進化で「実は人間を食べなくても形質・知性を保持できる」性質を獲得している個体が紛れているかもしれないし。
ムジカたちも自然の進化で人間を食べる必要がなくなったって線も捨てきれない気がします。
野良鬼は、普通に動物や植物を食べていると思う。
むしろ、野良鬼の方が、普通の鬼だと思う。
人間を食べると知能が高くなるが、次にリスを食べたり、魚を食べると、次に食べた遺伝子と、また混じるのだと思う。
最後に、
貴族や、族長など、
上位の鬼ほど、今の約束が有利であると思う。
鬼の全体では損するが、
上位の鬼と下位の鬼の格差が固定できる。
人間も、鬼が人を食べないのなら、鬼は害が無く、鬼を殺す理由も無くなる。
住み分けこそ、トラブルを起こし難いように近づか無いようにしているだけと思う。
今の約束は人間と上位の鬼とラートリー家にはベストの状態と思う。
皆さんコメントありがとうございます。
◆◆あのお方、竜◆◆
クヴィティダラの竜の目で見たのは誰でしょうね。
小さい方は手などけっこう人型に近いようには見えましたが、
指は他の人型鬼と違い4本でしたね。
竜に関しては、多種類の生物を食べた結果、というのが原則から見ると自然そうですが、
特殊な進化を遂げたイレギュラーという可能性もありそうですね。
◆◆人間が逆に感染・寄生されている◆◆
なるほど、面白い発想ですね。
違う生き物であるのなら、たしかに食べる必要がない、ということに説明が付くかもしれません。
気になるのは鬼は感染・寄生するのか?ということ。
ノーマンの説明だと、「鬼は他の動物を食べることで進化する生物」というだけで、
その逆については一切説明がないですし、今のところ逆が成立するとは言えません。
食べられて、内部の遺伝子を取り込む→成長、というルートはあるかもしれませんが、
それは結局人間が変化したのではなく、鬼が人間を食べて変化したことになるわけで、
他の鬼と大きな変化はないかなと。
ムジカの見た目に関しては、6巻のおまけページが気になります。
たしかに見た目は人間に近いですが、口はむしろ完全に鬼で、
肉を丸呑みしてるので、やはり鬼に近いように観測できます。
ムジカ自身も、「我々は無秩序な姿になってしまった」と言っているあたり、
自らを鬼という括りで見ているようですし、現状同族である可能性が高いでしょう。
◆◆ノーマンの計画◆◆
けっこう気の長い計画ですよね。
たしかに知能を失えばだいぶやりやすくなりますし、
殲滅作戦としては効率がいいというか、真っ向から挑むよりはいいので、
「絶滅させる」ことを目的にするなら最善、という感じでしょうか。