ギーラン家は何故追放され、どのようにして700年間、知能を維持したのか考察

週刊少年ジャンプ 2019年14号
約束のネバーランド 第125話 嘘吐きの同盟 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



今回は、ノーマンが同盟を結ぼうと接触した鬼が、

鬼の政権中枢から排斥された元貴族鬼であると判明。

前回は下級鬼か原初信仰の鬼かと考えていたが、

立場を追われた貴族鬼というパターンは想定外だった。



とはいえ、このギーラン家には謎が多い。

一体何故、ギーラン家は政権中枢から追放されたのか?

そして、追放されて700年、未だに知能を維持している。それは一体何故なのか?

鬼の世界の勢力図や、鬼の生態について見えてくることがありそうなので、

今回はそのあたりについて考えていく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、鬼の政治形態やギーラン家について、分かっていることをまとめていく。

重要そうなのは以下の要素。


1.鬼の世界は王家と五摂家による王権政治

2.ギーラン家は700年前に政権中枢から追放された

3.ギーラン卿とその部下は人間の形質、知性を残している

4.ギーラン卿はジェイムズ・ラートリーが死んだことやGF脱走騒ぎを把握している



それぞれ簡単に見ていく。


1.鬼の世界は王家と五摂家による王権政治




週刊少年ジャンプ 2019年14号
約束のネバーランド 第125話 嘘吐きの同盟 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



まず、現在の鬼の世界の政治を牛耳っているのは、王家と五摂家。

ラートリー家とも強く癒着して、鬼の世界を掌握している。

また、ギーラン家をそうしたように、

「野良落ち」といった刑罰を与え、それを実行する力を持っている。


2.ギーラン家は700年前に政権中枢から追放された




週刊少年ジャンプ 2019年14号
約束のネバーランド 第125話 嘘吐きの同盟 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



ギーラン家は700年前、無実の罪で「野良落ちの刑」を受けている。

ノーマンの「あなた方は政権中枢に返り咲ける」という台詞より、

元は五摂家、あるいはそれに近い地位を誇っていたと考えられる。


3.ギーラン卿とその部下は人間の形質、知性を残している




週刊少年ジャンプ 2019年14号
約束のネバーランド 第125話 嘘吐きの同盟 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



700年間”野良”へと落とされたギーラン家。

身体的特徴が大きく動物・虫寄りに変化してはいるものの、

多くが人間のような見た目と、知性を残している。



本来、人間を食べ続けなければ人型を維持することは難しいはずなので、

何者かから支援を受けている可能性や、

盗難、自給自足など、様々なパターンが考えられる。


4.ギーラン卿はジェイムズ・ラートリーが死んだことやGF脱走騒ぎを把握している




週刊少年ジャンプ 2019年14号
約束のネバーランド 第125話 嘘吐きの同盟 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、ギーラン卿はジェイムズ・ラートリーが既に死んでいることを把握している。

森などでひっそりと暮らしているのだとすると、本来それは知りようのない情報である。


更に、こちらは一般層にも広まっていたが、GFの食用児が脱走したことも知っている。

そのため、何かしらの形で外部と接触できている可能性は高い。



このあたりをふまえて、ギーラン家について考えていく。




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ギーラン家は何故追放されたのか?


まずは、何故ギーラン家は王権政治から追放されたのか?

これに関しては、詳細な描写が一切ないため不明。

ただし、鬼の世界における価値基準として最も大きいものは、「人肉」だろう。


これにはいくつか理由がある。

1つは当然であるが、人を食べ続けなければ形質を維持できないから。

そして、特上の肉は王ですら食べられないものであるということから、

「高級な人肉」が至上の嗜好品である可能性が非常に高い。


そのあたりをふまえると、

1.新たな貴族が、五摂家入りのためにギーラン家を陥れた

2.他の摂家が高級肉の取り分を多く得るために、ギーラン家を陥れた


などの可能性が考えられる。

とはいえ、このあたりに関してはいよいよ検討材料が一切ないため、

「人肉を巡る権力争い」が、ギーラン家が凋落した原因である可能性が高い、というくらいだろうか。



ギーラン家は何故700年間も知能を維持できたのか?


次に、ギーラン家の鬼たちは何故知能を維持しているのか?

「野良落ち」という刑の名前や、「なぜ我らが下等種に」という台詞から見て、

そもそも人間を食べることが許されない環境へと落とされたはず。

しかし彼らは700年もの間、知能を失わずに生きている。

その原因について考えていく。


1.ノーマンによる援助


まずは、ノーマンたちが人間や拠点を援助しているという可能性。

最近はあるかもしれないが、その前の700年について説明がつかない。

協力を取り付けるためにある程度の援助はしただろうが、

彼が脱走したのはここ半年で、それ以前の接触はありえない。


2.かつての仲間からの援助


次に過去の功績を活かし、かつての仲間から援助を受けている可能性。

これも基本的にはないだろう。

上でも考えたように、鬼の価値基準として最も重いものは人肉だが、

凋落後のギーラン家に、人肉を提供する力は一切ない。

それどころか、むしろ人肉を取られるわけなので、基本的に仲間から得ている可能性もないだろう。



3.ラートリー家の先代・支援者による援助


ラートリー家の先代や支援者が、鬼の世界の敵となりうる存在を、

かつてからキープして、生かしておいたという説。


ノーマンがギーラン家の事情を知っていて、

そして現在も生きているということが分かっているのは、

彼がスミーからネットワークを受け継いだからだろう。

そうでなければ、農園から出たばかりの彼が、それを知る術がないからだ。

すなわち、支援者が彼らの存在を知り、援助していた可能性や、

ジェイムズよりも前の代のラートリー当主が彼らを援助していた可能性も考えられる。


しかし、ラートリー家の当主がそういった動きをしていたかというと微妙。

ジェイムズの動きを見るに、彼の代から食用児のために動き出した可能性が高いため、基本的には考えづらいだろう。


4.質の良い人肉を食べていたため、形質保持能力が高い


逆に、一切人間を食べていない可能性についても考えてみる。

かつては政権中枢にいたということで、かなり質の良い肉を食べていただろう。

そのために、他の動物の肉を食べようとも、知能を失わない、という可能性。


しかし、ノーマンの言う原則から考えると、

「食べ続けなければ形質を維持できない」。

それに、ギーラン卿はともかく、他の部下たちはそこまで良い人肉を食べることはできていないだろうから、

700年もの間、知能を維持することは難しいだろう。


5.盗難や街に忍び込むことによる、自給自足


最後に、ギーラン家の鬼たちが、自給自足で人間を食べていたという可能性。

最も普通で筋が通る。


というのも、ソンジュやムジカが言っていた「盗難」は、時期的にノーマンたちによるものではない。

そのため、彼らが行っていたものであるというのが、最も自然。

街にもいけない彼らが人肉を手に入れようとするなら、

盗難が最も人肉の数を確保でき、部下たちの人肉も賄う事が可能。

更に、今回のノーマンによる手土産を見るに、農園の職員鬼も食料として有用。

人肉に加え、職員鬼の肉も確保できるとなると、ギーラン家の行動としては最も自然だろう。


また、ノーマンがコンタクトをとれたのも、

盗難が「反逆の意思のある存在」として支援者が接触するきっかけとなり、

ネットワークなどに記録されていた、
という流れなら説明がつく。


以下に結論を詳しくまとめた。



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結論


鬼の世界の政権についてや、ギーラン家の謎について考えてみた。


やはり、鬼の世界の価値判断は、「人肉」が基本だろう。

知能の維持に不可欠で、嗜好品としての格も高い。

そして、ギーラン家が排斥されたのも、それによるものだろうから、

新たな五摂家入りを目指す貴族や、既存の摂家によって陥れられた
と考えられる。


そして、彼らがいかにして700年間知能を維持してきたか。

これは、農園に対する盗難が最も自然。

街にも行けないだろうし、大量に肉を確保するにはこれしかないだろう。



おわりに


本日も配信をした。

鬼の政治制度や、ギーラン家について話したので、ぜひ見て欲しい。

125話伏線・考察まとめ配信ログ(2019年3月4日放送)






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