ドンとギルダはどうやってアイシェからソンジュ・ムジカを守る?アイシェは味方になりうるかを考察

週刊少年ジャンプ 2019年29号
約束のネバーランド 第138話 鬼探し①より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




138話ではソンジュとムジカを探索する、ドンやギルダのチームが描かれた。

その中で、アイシェが人間の言語を理解し話すことができるということが明らかになった。

また、それによってドンとギルダの狙いもバレてしまう。



ドンとギルダにとってはピンチだが、一方で不可解な部分もある。

それは、ドンが襲ってきた野良鬼を殺さなかった時、唯一アイシェが驚いている。

ここから、彼女が鬼を積極的に殺したいというわけではない可能性が浮上する。


アイシェの立場などをふまえた上で、ドンとギルダはどうやってソンジュとムジカを救うのか?

そのあたりについて、今回は考えていこうと思う。



Sponsored Link




現在分かっている情報


まずは、アイシェやソンジュ・ムジカの現状などについてヒントになりそうな情報をまとめていく。

重要そうなのは以下の点。


1.アイシェは禁制区域の森で鬼に飼われていた

2.鬼の言語と人間の言語の両方を話すことができる。が、ハヤトは知らなかった

3.ドンが鬼を殺さなかったとき、驚いている

4.ドンとギルダがムジカたちを助けようとしていることを知り、接触する

5.ムジカたちと一緒にいた馬に近い足跡が発見されている



それぞれ簡単に見ていく。


1.アイシェは禁制区域の森で鬼に飼われていた




週刊少年ジャンプ 2019年26号
約束のネバーランド 第135話 捜索 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



アイシェは禁制地区の森で鬼に飼われていたところを、ノーマンたちによって救出された。

その際から犬3匹と一緒に過ごしていて、鬼の言語を話している。



鬼に飼われていたにもかかわらず、食べられずに終わったということになる。

以前考察したが、鬼の世界の農園外に人間の生き残りがいるということは考えづらいため、

盗難、あるいは生きたまま出荷された子供で、高級肉として成熟するまで育てられていた、というのが現状有力。



2.鬼の言語と人間の言語の両方を話すことができる。が、ハヤトは知らなかった




週刊少年ジャンプ 2019年26号
約束のネバーランド 第135話 捜索 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




鬼に飼われていた際は、鬼の言語を話している。

シスロが助けに来た際は、人間であるにもかかわらず鬼の言語で話している。

ここから、少なくとも鬼の言語を覚えるくらいの教育や、鬼との交流があったものと考えられる。


そして、ハヤトいわく「話しかけても通じない」はずだった。

しかし今回、ドンとギルダの会話を聞いて、それを理解した上で話しかけている。


3.ドンが鬼を殺さなかったとき、驚いている




週刊少年ジャンプ 2019年29号
約束のネバーランド 第138話 鬼探し①より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



ドンが鬼を殺さずにハヤトを救出した際に、アイシェは驚いた表情を見せている。

今回の旅路で彼女が動揺しているのは、現状このときだけである。

つまり、この行動に何かしら思うところがあったということ。

ここに関しては、あとでパターンを考えてみる。


4.ドンとギルダがムジカたちを助けようとしていることを知り、接触する




週刊少年ジャンプ 2019年29号
約束のネバーランド 第138話 鬼探し①より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、ドンとギルダが「ソンジュの馬」の足跡を発見したことを話していることを聞き、

「なるほど あんた達……邪血を逃がすつもりか」と接触している。


ここから分かることとしては、

a.彼女が人間の言語を正しく理解し、話すことができるということ

b.ソンジュやムジカのことを、「邪血」と知っているということ=ノーマンから明確に指示を受けているということ


この2つ。


1つ目はそのままの意味で、しっかりとドンたちの会話を理解した上で発言している。



そして2つ目は、「ソンジュとムジカ」と聞いて、それが「邪血」と繋がるということを理解した。

これはつまり、ノーマンから事情を説明された上で、指示が下っているということに他ならないだろう。

ということは、ノーマンは彼女が人間の言葉を解することを知っているし、ハヤトのような下っ端にはそれを隠しているということになる。

アイシェ本人も人間の言葉を解さないかのように振る舞っていたことから、現状ノーマンに忠実に従っている可能性が高い。


5.ムジカたちと一緒にいた馬に近い足跡が発見されている


そして現状としては、ソンジュとムジカの足跡はないものの、彼らと一緒にいた馬の足跡らしきものが発見されている。

その馬のものかは不明だが、禁制地区で馬の鬼となると珍しいため軽視はできないだろう。

すなわち、ここですぐにソンジュやムジカを発見できてしまう可能性があるため、ドンとギルダとしてはタイムリミットが近いと言える。


というのが、アイシェと現状について。

基本的にはノーマンの任務を忠実にこなしているわけで、味方に引き入れるなどは難しいように見える。

しかし、ドンの行動にアイシェが動揺しているのも事実。

というわけで、彼女の立ち位置や目的(どちらの味方か、本心としてどうしたいのか)について考えてみる。




Sponsored Link




アイシェの目的や立ち位置は?味方になりうる?


それでは、アイシェの行動や言動などから、アイシェが最終的に望むことを考えてみる。

端的に言えば、結局ドンたちの味方になりうるのか、それとも完全にノーマン側で覆ることはないのか、ということ。


考えるべき要素は、

1.アイシェの生い立ちと教育

2.ドンの行動に驚いたのは何故か?

この2つ。




1.アイシェの生い立ちと教育


まずは、アイシェがどのように育ってきたのかということから、彼女の心境について推測する。


彼女の体験してきた流れとして現状明らかなのは、

a.鬼に飼われていた→b.ノーマンに救われ、銃の訓練を受ける→c.ソンジュとムジカの捜索をする

という流れ。それぞれポイントになりそうなことを考えてみる。


a.鬼に飼われていた

アイシェは鬼に飼われていた、というのが今一番古い情報。

犬3匹と一緒に過ごし、鬼の言語を話していた。また、肉付きもこの頃から筋肉質。

つまり、鬼の言語の教育を受けているということだろうし、食事などに関しても不自由していなかったということ。

与えられていたにしろ、自分で狩っていたにしろ、ある程度手厚く扱われていたと言えるだろう。

このことから、鬼に対して完全な悪感情を持っているかというと、少し難しい。

また、シスロが助けに来た際は自分を害しうる存在として怯えていた。つまり、人間に積極的に協力しているかは難しいところがある。



b.ノーマンに救われる

そして、禁制地区の森で彼女を飼っていた鬼を倒した後、ノーマンは彼女に手を差し伸べている。

この後アジトで銃の訓練を受けている。


また、aの時点では人間であるシスロに対しても鬼の言語を話している。

これはすなわち、彼女はその時点では人間の言葉を知らなかったということ。

なので、人間の言葉を覚えたのはこの時点のことである可能性が高い。

そして、ハヤトがそれを知らないこと、人前で人間の言葉をしゃべらないというのは、ノーマンによる指示であると考えられる。

(ちなみに、アイシェ自身が喋れることをずっと隠していたというのは考えづらい。ソンジュ・ムジカ=邪血というのは、ノーマンから指示を受けない限り分からないからだ)


c.ソンジュとムジカの捜索をする

現在。ドンとギルダ、ハヤト、そして犬3匹とともにソンジュとムジカの捜索を行っている。

鬼の痕跡を探すという行動を行っていることからも、やはりノーマンから指示を受けて行動していると言っていいだろう。


ということで、生い立ちと教育としては、

・鬼から手厚く言語教育と食事を提供されていた

・助けられてからは、ノーマンなどから教育を受け、彼の指示に従っている

というのがポイント。


基本的にはノーマン側の味方であるが、鬼に恩義を感じている可能性もないではない。

その上で、次のポイントについて考えてみる。


2.ドンの行動に驚いたのは何故か?


そして問題は、ドンが鬼を殺さなかった時の反応。

ここだけ彼女が唯一動揺しているため、何かしら思うところがあったと考えられる。


素直に考えるのであれば、鬼を殺すことにためらいがあったというパターン。

仮にも育てられた(=長年一緒にいた)種であれば、殺すことに否定的であることは不自然ではない。

そんなとき、自分と同じように急所を外して逃げる、ということをしようとしたのであれば驚くのも無理ないだろう。

もちろん、ためらいなく撃ち殺すつもりだったことも考えられるため、完全にこうだとは言えないが。



その上で、彼女が驚いた別の理由についても考えていく。

ありそうだと思っているのが、「アイシェはノーマンによって偏った教育、誤った知識を植え付けられている」という説。

すなわち、「邪血はよくない存在だから殺せ」「ノーマン以外の人間は信用してはいけない」といった教育を受けているのではないかと。

例えば、「ドンとギルダは残虐なので従ってはいけない」と言われていた場合、ドンが鬼を殺さずに助けたことは驚くに値する。

そして、自分以外を信用するな、という教育を受けているのであれば、

人間の言葉を隠すことや、誰にも心を開かないというのも自然な行いと言える。

現状、大きく否定する要素もないため、それなりに有力だと考えている。


現状、「実は鬼を殺したくない」「ノーマンに偏った教育を受けている」というのが比較的有力そうかなと。

もちろん、単純にドンの行動が意外で驚いただけという説もあるが、その程度であれば手を止めて驚くほどではないだろう。



Sponsored Link





ドンとギルダはどうやってアイシェからソンジュとムジカを守る?



その上で、ドンとギルダはどうやってソンジュとムジカを守るのか?

前述のとおり、アイシェが「実は鬼を殺したくない」「ノーマンに偏った教育を受けている」というどちらかだとすると、ある程度懐柔の余地がある。

前者はソンジュたちが「良い鬼」であることを語れば味方につきうるし、

後者の場合は、事情を説明し教育が誤っていることを証明すれば引き入れることも可能だろう。


だが、説得が通じない場合も十分考えられる。

この場合、「ターゲットを逃がすこと」と、「足跡があったこと」を完全に聞かれているため言い逃れが出来ず、場所をごまかすこともできない。

力でねじ伏せることも、犬がいることを考えると難しいだろう。食糧攻めも、現地で調達しているようだから意味がない。


できることといえば、野良鬼を誘導しアイシェに対応させる。

その隙にソンジュやムジカと先に接触。事情を説明し逃がすというのが現状思いつく策。

それもすぐに対応されてしまっては厳しい上、本当にソンジュとムジカがいるか分からないこと、いなかった場合、アイシェと反目したことからアジトに戻りづらいなどリスクが伴う。


そのため、できることならば味方に引き入れるのが最良の手段と言えるだろう。



Sponsored Link




結論


アイシェの立場や心境、謎と、彼女からどうやってムジカたちを守るか?ということを考えてみた。

彼女の生い立ちや教育を考えると、まず鬼から手厚い扱いを受けていたため、鬼を殺すということに否定的であることが考えられる。

また、人間の言葉はアジトに来てから覚えたものと考えられ、ハヤトがそれを知らないことから、ノーマンから教育を受け、それを隠していた可能性がある。

そして、ムジカ=邪血ということをはっきりと理解しているため、ノーマンから直接指示を受けていることが濃厚。



そこを考えたうえで、ドンが鬼を殺さなかった時の反応を考える。

純粋に考えるなら、鬼を殺すことにためらいがあった場合。

自分と同じように急所を外して逃げるという行動をしたのなら驚くだろう。

もちろん、急所を外すつもりだったかは判断できないため五分ではあるが、十分考えられることだろう。


そしてもう1つは、ノーマンによって誤った教育を受けている場合。

他の人間は信用してはいけない、という教育を受けていれば、彼女のコミュニケーションや話せることを隠したことなどにも説明がつく。

彼の都合のいい駒として動かされているなら、真実を伝えて説得もできうるだろう。


このあたりを考えると、完全にノーマンの味方というよりは複雑な状態である可能性が高い。

であれば説得し味方に引き入れることもできるだろうし、それが最良の選択と言える。


ただし、そう出来なかった場合はかなり厳しい。

邪血を逃がすという目的も、その足跡の目撃情報も聞かれているため、絶対に言い逃れが出来ないからだ。

この場合は、鬼をけしかけて離脱、ソンジュとムジカに先に接触するというのが次善の策だろうか。

ただそれも様々なリスクがあるため、この場合はかなりピンチと言えるだろう。


おわりに


本日も22時より配信予定。

ペンダントや邪血について、最近考えたことを話すので、ぜひ見てほしい。













Sponsored Link