エマが要求される”ごほうび”は何か?もう1つの約束の代償を考察

週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



前回 が要求してくる”ごほうび”について考察した。

「毎回変化する」「1000年前は儀祭を要求した」という結論はほぼ正確に予測できた。

また、考察放送も含めると、「世界の分割」を頼んだことも正答していたし、

「調停役は”ごほうび”によるもの」というちっちさんのコメントも当たっていて、1000年前の「もう1つの約束」についてはほぼ考察どおりだったといえる。


しかし、まだ分かっていないことがある。

それは、今まさにエマが要求されそうになっている”ごほうび”について。

「食用児全員で人間の世界へ行き、それを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にする」。

今回はエマのその望みに対して、鬼のボスは一体どんなごほうびを要求するのか?ということについて、1000年前の事例をもとに考えていく。



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ヒントとなる情報


まずは、ごほうびについて現在わかっていることをまとめて、そこからヒントになりそうな情報をまとめていく。

重要そうなヒントは以下の通り。


1.1000年前の「もう1つの約束」

2.3つのルール

3.”ごほうび”は大切なものがいい

4.エマの望み・狙い



それぞれ簡単に見ていく。


1.1000年前の「もう1つの約束」




週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



まずは、同じように約束が交わされた1000年前の事例を見ていく。

人間と鬼によって、「世界を2つに分けてほしい」という願いを望んだ。

それに対して、鬼のボスはラートリーとイヴェルク、それぞれに”ごほうび”を要求している。


イヴェルクにはその年に実った最も良い肉(儀祭)を献上することを要求し、ラートリーには約束の調停役を強制した。





週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



”ごほうび”は彼らの望みを叶え、成立させた上で要求されていることや、彼らのできる範囲のことだと言えるだろう。


2.3つのルール


ペンの情報によると、鬼のボスとの約束には3つのルールがある。



週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



a.鬼のボスとの約束は上書きできない

b.鬼のボスとの約束は破ることができない

c.”ごほうび”は絶対に断ってはいけない



このルールを考えると、上記3つに反する約束はできない(例えば世界を1つに戻すなど)ということになるだろう。

約束は望みを言う側と鬼のボスの両者の要求が通っている状態のことを言うだろうから、

鬼のボス自身も、前回の「もう1つの約束」が崩れるような要求はできない可能性が高い。


3.”ごほうび”は大切なものがいい




週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



”ごほうび”に関して、鬼のボスが直接エマに言ったのは、

「”ごほうび”はね たいせつなものがいいよね」という言葉。

「野望 欲望 渇望 もらうならあいてのたいせつなものがいい」とはっきり言っている。


実際、イヴェルクやラートリーに対しても彼らを動揺させるような要求を通している。

鬼であるイヴェルクは最も良い肉を取り上げられる。

そして、「終わり・解放」を求めたユリウスは、ずっと人間と鬼というに種族と関わることとなった。


なので、エマが望む光景を妨げるような要求してくるということが推測できる。

しかし、同時に「世界を二分割する」という望み自体は成立しているし、「たいせつなもの」とは言っても、望み自体を邪魔するようなことを要求してくるわけではないようだ。



4.エマの望み・狙い


では、エマが望むこととは何だろうか?

今回、鬼のボスに要求したのは「食用児全員で人間の世界へ行き、それを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にする」という願い。



週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、彼女自身の本来の望みは、「全食用児の解放」や「鬼の絶滅の回避」だ。



約束のネバーランド 11巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



皆が平和に生きていける環境、と言ってもいいだろう。


そのうえでこれまでの傾向を見ると、「食用児が人間の世界へ行く、行き来が不可能になる」という願い自体は成立する。

しかし、「全員が解放される」「平和に暮らせる」という願いを妨げる要求をされる可能性が高いだろう。


ここまでが分かっていることだ。

「前の約束に矛盾せず、そして言われた望みが成立した上で、彼らの望むものを取り上げる」

というのが、現状ヒントになりうる情報だろう。

このヒントをふまえて、エマは一体どんなごほうびを要求されるのかということを考えていく。



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エマが要求される”ごほうび”の内容は?


ヒントを探っていって分かったとおり、鬼のボスの要求としては

「前の約束に矛盾せず、そして言われた望みが成立した上で、彼らの望むもの・大切なものを取り上げる」というものになるだろう。


その上で、エマが望むのは「全食用児の解放」

そのために食用児を全員人間の世界へ移し、行き来を不可能にするという望みを要求した。


つまり、世界の行き来については成立した上で、「全食用児の解放」は成り立たない。

何らかの犠牲の上で移住が起きる、結局鬼に食べられてしまうサイクルが残るなど、そういった方向性になる可能性が高いだろう。

というわけで、食用児が完全には解放されないという”ごほうび”をいくつか考えて、妥当かどうかを精査していく。


1.家族の命をその場で提供する


エマのたいせつなものとして挙げられるのは、やはり家族の命。

それをとりあげる、という意味で家族の命を要求してくる可能性はある。


ただし、「”全食用児”で人間の世界へ行く」という望みと矛盾するため、基本的にはないだろう。

同様に、エマ自身の命を要求されることも、全食用児という文言と矛盾するためほぼありえない。


2.人間の世界にいる人間やラートリー家を鬼の世界へ移す


食用児は救われるが、もともと人間の世界にいた人間は救われない、という要求。

食用児が全て人間の世界へ行くと、1000年前のもう1つの約束が成立しなくなる(調停役と儀祭)。

それを防ぐため、そしてエマの願いを挫くために、こういったごほうびを要求する可能性は考えられる。

食用児を移動させる前に、人間の世界の人間を鬼の世界へ移せば、移動が不可能なのに関しては問題ない。


ただし、エマから”もらう”ものとして適切かというと難しい。

儀祭も調停役も、ラートリーやイヴェルクそれぞれの立ち位置的に十分可能なこととして要求している。

しかし、人間の世界の人間というのは、エマにとって関わりのない存在なわけで、彼女への要求になっているかというと微妙。

とはいえ、エマにできることだけ要求してくると決まったわけではないし、それ以外に否定要素はあまりない。


3.人間世界へ行った後も、人間をボスへ献上する


最後に、儀祭のように人間の世界から昼と夜へ行き、食用児を献上しなければいけないという”ごほうび”。

鬼の世界と人間の世界の行き来は不可能になるが、人間の世界から昼と夜へ行けないとは限らない。

もし人間の世界から昼と夜へ行けるのであれば、エマの望みと矛盾することなく、全食用児の解放を妨げることとなる。


「世界の行き来」、「昼と夜は鬼の世界に属するのか」などの問題点はあるが、

「望みを成立させつつ、願いは挫く」という視点ならばこれ以上ない”ごほうび”となるだろう。

以下に結論をまとめた。



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結論


昼と夜にて、鬼のボスから要求される”ごほうび”について考えた。

1000年前の事例を見るに、

「世界を分ける」という望みは成立させた上で、真に願うもの、大切に思うものは取り上げる

というのが鬼のボスの狙いのようだ。


ではエマの場合、

「全食用児で人間の世界へ行き、二世界間の移動を不可能にする」という望みは叶えた上で、

彼女の願いである「全食用児の解放」は妨げる、というごほうびになる可能性が高い。


そうなると、今人間の世界にいる人間を鬼の世界へ戻すという要求で、「今の食用児は助かるが、別の人間が食用児となる」か、

人間の世界へ行った後も、鬼の世界へ食用児を献上するという「移動はできるが、食べられる運命は変わらない」という2パターンが有力そうだ。


前者はエマに対する要求かというと微妙だが、一人への要求と決まったわけではないので否定要素が少ない。

後者は昼と夜がどこにあるのか、というところが曖昧だが理屈上どちらでもないといえるだろうし、ほどほどに有力だ。




おわりに


本日も配信をした。

ごほうびの内容や、望みがかなった後のこと、3つのルールを破るとどうなるのかなどを考えた。

142話伏線・考察まとめ配信ログ(2019年7月13日放送)






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