女王・レグラヴァリマは何故復活したのか?生き返ってノーマンを襲った理由を考察

週刊少年ジャンプ 2019年46号
約束のネバーランド 第154話 突破口 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




154話では、ノーマンたちがエマたちの側に付き、食用児と鬼の両方を助ける道を選んだ。

……が、女王であるレグラヴァリマが生き返り、ノーマンを襲った。

鬼は中央にある目、その奥の核を破壊することで再生ができない――。その原則を破る現象で、かなりのイレギュラー。

鬼の生態に関わることなので、今回は何故女王が復活できたのか?ということについて考えていく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、レグラヴァリマの復活について現在明らかな情報をまとめていく。

ヒントになりそうな要素は以下の通り。


1.鬼の生態について

2.邪血

3.レグラヴァリマについて

4.レグラヴァリマはザジによって核を破壊された

5.その後、顔の上部は復活していないが、身体が動きノーマンを襲う

6.似たような事例――レウウィスの消失



それぞれ簡単に見ていく。


1.鬼の生態について


まずは改めて、鬼という生物の特徴や生態について見ていく。

大きく分けて特徴は2つ。形質変化と再生だ。


a.形質変化

鬼は食べたものの形質を取り込み、それによって身体を変化させ進化してきた生物だ。

人間を食べて知性を得たのが、人型の知性鬼。

ただし、その生物を食べ続けなければ、その形質は失われてしまう。


b.再生

鬼は身体が傷ついても再生する。

再生の要となっているのは、顔の中央、目の下にあるという「核」。

これを破壊することによって、鬼は再生ができなくなり死亡する。

また、再生の際には大きくエネルギーを消費するため、連戦を弱点としている。


2.邪血


王族・五摂家は邪血という体質を持っている。

これは、人間を食べなくても、その形質を維持できるというもの。

女王であるレグラヴァリマもこの体質を持っていた。


3.レグラヴァリマについて




週刊少年ジャンプ 2019年44号
約束のネバーランド 第152話 刻限 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



続いて、今回蘇ったレグラヴァリマについて。

彼女は約束締結後、先王を殺して食べ、王となった。


ノーマンをラムダへ送った張本人。最上物である彼を食べたいが故に、ラムダへ送った。

死亡する前も、ノーマンを食べることに執着していた。


4.レグラヴァリマはザジによって核を破壊された




週刊少年ジャンプ 2019年44号
約束のネバーランド 第152話 刻限 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




レグラヴァリマはギーラン家との戦闘で消耗し、ラムダとの戦闘で追い詰められる。

更にノーマンたちの用意した「退化を促す薬」によって内部からもダメージを負っていた。

それによって身動きがとれない状態まで追い詰められ、結果ザジに核を破壊された。


5.その後、顔の上部は復活していないが、身体が動きノーマンを襲う




週刊少年ジャンプ 2019年46号
約束のネバーランド 第154話 突破口 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



……しかし、しばらくして顔こそ再生していないものの、復活。

身体が動き出し、ノーマンを食べようと彼を襲った。

ノーマンを襲っていることから、未だ知性はまだ残っている可能性が高い。


6.似たような事例――レウウィスの消失


基本的には、鬼は核を破壊されると死亡している。

しかし、唯一例外として今回のように動いたと考えられるケースがある。

それは、レウウィスがGPからいなくなっていることだ。



約束のネバーランド 11巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



レウウィスはエマたちによって核を破壊されている。

これは、本人もやられることを覚悟しているため、ほぼ確実に死に至る一撃だったと言える。

しかし、その後描かれたGPの様子では、血溜まりはあれど、彼の身体はない。

そのため、彼の身体が動き、別の場所へ移動した可能性が考えられる。

パルウゥスが食べたという説もあるにはあるが、体積を考えると、骨の一欠片も残さず食べるというのは難しいものがあるだろう。


そして、このレウウィスは王の五男坊。同じ王族である。

この描写がレグラヴァリマと同様の現象が起きたかまでは判断ができないが、その可能性がないとは言えない。

検討の余地はあるだろう。


このあたりをふまえて、レグラヴァリマが復活した原因について考察していく。



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女王・レグラヴァリマが復活したのは何故か?


それでは、女王・レグラヴァリマが復活したのは何故なのか?

上で見た通り、本来であれば核を破壊した時点で鬼が再生することはない。


考えられるのは、以下の3パターンだろう。


1.実はザジは核を外していた


まずは、実はちゃんととどめを刺していなかったんじゃないか?ということについて。


もちろん、核を外していた可能性もないではないが、ザジがとどめを刺した時点で息絶えているのは事実。

もし死んだふりをしていただけだとすると、エマとの口論中の方が隙を突けるため、すぐに襲わなかったことに違和感がある。

そのため、核を破壊されていなかったから、死んだふりをしていたというのは考えづらい。


つまり、何かしらの特殊な要因で、時間が経ってから復活した……というのが今回の現象だろう。

そして、核を破壊されてすぐには復活しなかったというのは、レウウィスの消失とも共通しているため、似た現象であるという可能性が高まったと言える。


2.特殊な生き物を食べたことによって、復活する形質を手に入れていた


鬼といえば、食べた生物の影響を大きく受けることが特徴。

であれば、何か特殊な生き物を食べることによって、復活することができるようになったのではないか、という説。


大前提、絶対にありえないと言うことは断言できない。

何故なら、16巻のおまけページにあるように、「食べた物の姿に擬態する」という鬼がいるという。

これは「新種」であるとされているため、同じように、突然変異のような形で「死んでも蘇る鬼」が発生する可能性が捨てきれないのだ。


とは言え、「死んでも蘇る鬼」が発生し、それを王家が聞きつけるというのはかなり稀なケース。

それに、もしそんな鬼が発生すれば、王家や五摂家の地位が危うい。

邪血のときのように、全員を狩ろうとするなど大きな動きがあると考えられるため、そういった特殊な鬼の可能性は低いだろう。

また、五摂家は蘇らず、女王だけが復活した。邪血は五摂家とも分け合ったのに、蘇る鬼は食べさせない、ということも考えづらい。



では、特殊な鬼を食べたのではないとすると、普通の鬼や人間を食べたことで復活する形質を得た、ということになる。

……が、当然人間や鬼を食べようと、核が潰れても復活するという形質は存在しないだろう。

そのため、生物を食べた結果の体質かというと、そうではないはずだ。



更に言うなら、レグラヴァリマはかなり体力を消耗していた。

人間を食べられないままの連戦と、形質維持能力を低下させる毒によって、再生や復活は原理的に不可能と言っていい状態だった。

とすると、食べたものによる能力・形質で復活できるかというと首をかしげる。復活するためのエネルギーも、そもそも復活するための形質も維持できないと考えられる。



というわけで、食べたものによって復活できる体質となっていた、という説はかなり考えづらい。



3.約束によって復活するような体質となった


食べた物による変化ではないとするなら、やはり約束が最も有力だろう。

現状できない道理もなく、否定する要素がない。

世界を2つに分けるということができているのであれば、「エネルギーがなくとも死んだら復活できる体質にして欲しい」という願いも、可能だろう。



レグラヴァリマ自身が約束をしたパターンと、先王が約束をしたパターンが考えられる。

どちらかというと、先王が約束したというパターンの方が説明出来る要素が多いため、現状は有力そうだ。

どういうことか。


先王は、約束を結ぶまで人間と戦っていた。

人間はもちろん、権力を狙った鬼たちからも命を狙われることが多かっただろう。

であれば、「自身や家族を、死んでも復活できるようにして欲しい」という望みを持つ可能性は十分あるだろう。

もしそうであれば、レグラヴァリマが再生したことや、レウウィスが消失したことに説明がつく。


そして実際、イヴェルクは1000年前に約束を結ぶ際、七つの壁へと行っている。

このとき、行き方や”ごほうび”を拒否してはいけないということを知っている。

そこまで詳細に知っているとすると、すなわち、約束以前にも七つの壁へ行っている鬼がいた……ということが考えられる。

それが先王ではないか、という説だ。



この場合、「王族が復活した」「復活できるように、という願いを持つ鬼がいた」「イヴェルクが七つの壁について知っていた」という3つの要素に説明がつくので、それなりにありそうだ。



レグラヴァリマが約束をしたパターンは、どこまでもありうるが、検証が難しい。

また、「親兄弟も糧」と言っていることから、レウウィスのことに説明がつかない(同じ現象とも限らないが)。

そのため、否定はできないが、流れとしては先王が家族も含め約束した、というのが有力だと考えている。


以下に結論をまとめた。



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結論


レグラヴァリマが核を潰されたのに復活したことについて考えてみた。


まず、とどめを刺し損ねたという可能性を一応考えたが、さすがにないだろう。

ザジが目を刺したときから息絶えているし、死んだふりをしていたのだとすると、エマたちとの口論中に襲うのが合理的だからだ。


では、何か特殊な生物を食べたのか?

新種の鬼が生まれる可能性はあるが、蘇る鬼などいたら大騒ぎだろう。ノーマンたちが何かしら情報をキャッチしているはずだ。

じゃあ、普通の鬼や人間を食べて復活できるか?……そんなことは無理だろう。


さらに言えば、女王は弱っていた。連戦でかなりエネルギーを消費しているのと、形質保持能力が毒によって低下している。

なので、もしその鬼の形質を持っていたとしても、発揮できるとは考えづらい。


もう1つのパターンとしては、やはり約束によって特殊体質を手に入れたというパターン。

特に先王は、約束以前命を狙われる対象だっただろう。とすると、「自身や家族が死んでも蘇る」ような体質を願う可能性がある。

そうならば、レグラヴァリマやレウウィスの不思議な現象に、一応の説明がつく。

更に、イヴェルクがごほうびや、七つの壁へ行き方を知っていたことにも納得がいくため、それなりに有力だろう。



おわりに


本日も22時より配信予定。








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