女王・レグラヴァリマが復活・暴走した理由を考察。のっぺらぼうの女王の正体は一体何なのか?


週刊少年ジャンプ 2019年47号
約束のネバーランド 第155話 復活 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




155話では、女王・レグラヴァリマが復活。

それだけでもこれまでの鬼とは違う、イレギュラーだったが、それを更に上回る不可解な現象が起きた。


レグラヴァリマの身体が大きく変化し、これまで食べてきた人間・鬼の顔が無数についた姿に。

更にその中から顔がない、のっぺらぼうの女王が現れるという、久々に何を言ってるのかわからんレベルの怒涛の出来事なので、

今回は女王に起きた現象が何なのか?復活した理由、暴走して人や鬼の顔が現れたこと、最後に出てきた顔のない女王の正体について、それぞれ考察していく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、これまで分かっている情報から、ヒントになりそうな情報をまとめていく。

重要そうなポイントは以下の通り。


1.鬼の生態・性質

2.女王・レグラヴァリマについて

3.レグラヴァリマは直前に毒を受けた上、核を潰されている

4.レグラヴァリマは復活してノーマンを襲った後、周囲の肉を無差別に食べ始めた

5.無差別に食べた後、これまで食べた人間や鬼の顔が現れた

6.人間・鬼の顔の塊の中から、のっぺらぼうの女王が出現



それぞれ簡単に見ていく。


1.鬼の生態・性質


まずは、鬼という生物の特性を改めて見ていく。

特徴として大きいのは、「形質変化」と「核を潰さない限り再生する」という2点。


a.形質変化



約束のネバーランド 14巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



鬼は食べた生物の形質を得ることで、その姿へと変化する。

人を食べれば人型になり、知性を得るといったように、その生物の特徴を模倣することができる。

しかし、形質は失われやすいという弱点もあり、その生物を食べ続けなければ退化してしまう。


b.核を潰さない限り再生する

そして、鬼は身体が傷ついても再生を続けるため、殺すことが困難。

弱点は顔の中央にある目の奥にある、核。

これを潰せば再生は起きず、鬼は殺すことが可能となる。


2.女王・レグラヴァリマについて




約束のネバーランド 15巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



上に書いたのが、一般的な鬼の性質。

女王であるレグラヴァリマは特殊な個体であることが提示・示唆されていた。

それが、「邪血」と「王の血は別格」という2つ。


a.邪血



約束のネバーランド 15巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



まず1つは、邪血という特殊体質。

これは、人間を食べ続けなくても、人間の形質を維持することが可能という体質。

王家と五摂家はこの体質を得ているため、退化することがない。


b.王の血は別格



週刊少年ジャンプ 2019年42号
約束のネバーランド 第150話 700年の悲願 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



ギーラン家の部下によると、「王の血は別格」

そのために五摂家を殺せても、女王には敵わないと言っていた。

すなわち、「五摂家とは別の、彼らを上回る血」であることが示唆されている。

ただし、どういった意味、要因で「別格」なのかは現状不明で、今回の現象とどう関係しているのか、といったところまでは分かっていない。


3.レグラヴァリマは直前に毒を受けた上、核を潰されている




週刊少年ジャンプ 2019年43号
約束のネバーランド 第151話 勝つのは より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



レグラヴァリマは、ラムダの食用児と対峙した際に、一度殺されている。

ヴィンセントが用意した毒によって、形質保持能力が劣化し、身体の制御が上手くいかない状態となっていた。

そこをザジによって攻撃され、核を潰されている。



週刊少年ジャンプ 2019年44号
約束のネバーランド 第152話 刻限 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



核を潰したことはノーマンが確認済みで、普通の鬼であれば文句なく死んでいるはずだ。



4.レグラヴァリマは復活してノーマンを襲った後、周囲の肉を無差別に食べ始めた




週刊少年ジャンプ 2019年46号
約束のネバーランド 第154話 突破口 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



しかし、レグラヴァリマは起き上がり、ノーマンを襲った。

ノーマンを襲うことに失敗した後、身体を触手のように伸ばし、周囲の肉を無差別に貪り始めた。



週刊少年ジャンプ 2019年47号
約束のネバーランド 第155話 復活 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



このとき、謎の叫び声を上げて変化しているいるため、理性を持っていない可能性が高い。



週刊少年ジャンプ 2019年47号
約束のネバーランド 第155話 復活 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




5.無差別に食べた後、これまで食べた人間や鬼の顔が現れた




週刊少年ジャンプ 2019年47号
約束のネバーランド 第155話 復活 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そしてその後、姿を大きく変化させる。

「エマ、レイ、ノーマン お久しぶり」の声とともにクローネの顔が現れた。

それに続いて、ギーラン、イヴェルク、かつてのGFの食用児など、人間や鬼の顔が無数に連なった姿となる。



週刊少年ジャンプ 2019年47号
約束のネバーランド 第155話 復活 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




ギーランやその場にいた五摂家の顔が現れていることから、女王が食べた人間や鬼のものと考えられる。

また、各々の言葉から、1人1人記憶がある程度残っているということも重要だろう。



6.人間・鬼の顔の塊の中から、のっぺらぼうの女王が出現


人間と鬼が連なった塊が出来た後、中から女王が現れる。

服装は完璧に復元され、復活当初とは違い、理性的に歩いている。

しかし、顔が全くの別物となっていて、完全なのっぺらぼう。顔がない状態となっていた。


鬼で顔がない例としては、寺に祀られていた御神体がある。



約束のネバーランド 12巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



しかしこれは、エマは”あのお方”として認識しているため、女王との関連性は不明。

全く関係ない可能性もありうる。



というのが、レグラヴァリマに関して現在分かっていることだ。

七つの壁のときのように、一気に情報量が増えたので、正直何を考えるべきなのか、ということも判然としていない。

なので、まずは「何が分かっていないのか?」という疑問点をはっきりさせてから考えていこうと思う。



疑問点を明らかに


というわけで、まずはレグラヴァリマの謎について考えるべきところを考えていく。

気になるところ、重要そうなところとしては、以下の通り。


1.レグラヴァリマは何故生きているのか?

2.姿の変化――人間や鬼の顔は何故起きたのか? その目的は?

3.最後の女王は何者なのか?何故顔がないのか?



この3点が特に気になる疑問点。

結局の所謎は3つで、それがどういった要因で起きたのか、誰のどんな意志によって引き起こされたのか……という話となりそうだ。


これらは一連の流れとなっているだろうから、1つずつ考えるのは難しそうだ。

なので、これらの3つになるべく説明のつく説を考えていくことにする。



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女王が復活し、人間や鬼の顔が出てきたのは何故か?そして、のっぺらぼうの女王の正体とは?


それではいよいよ、レグラヴァリマに起きた謎の現象について考察していく。

レグラヴァリマの復活、食べた生物の顔の出現、顔のない女王の3つについて、その原因や目的など、最も納得のいく説は何かを見ていこう。


1.ヴィンセントの毒による異常


レイの「完全にバグってやがる……」という発言や、ヴィンセントの「細胞が完全に暴走している……?」という疑問のとおり、

直前に盛られた毒によって起きた異常現象であるという説。

もちろんないとは言えないが、かなり考えづらいと見ている。



というのも、ヴィンセントが使った毒は、「形質保持能力を壊し、強制的に退化を促す薬」。

しかし、今回起きている「女王の復活」や「顔の出現」、「顔のない女王」の3点は、形質保持能力が下がったことが原因とは言い難い。

何故なら、復活したことは当然退化ではないし、最終的には元の女王の姿になっている。

そして何より、今まで食べてきた鬼や人間の顔が詳細に残っているというのが大きな矛盾。

クローネの発言などから、ある程度記憶まで残っているようで、それはむしろ、「形質保持能力が未だ高い」ということにほかならない。


なので、「形質保持能力を劣化させる毒」の影響は少なく、むしろ「形質保持能力が強いからこそ起きている」のではないかと考えている。



2.女王は食べた鬼や人間の形質や核などを強く保持し続けていた


2つ目は、上に書いたように、女王や王族は「形質保持能力が非常に強い」のではないかという仮説。

具体的には、取り込んだ人間や鬼の記憶まで残っていて、しかもその顔を再現することができている。

であれば、複数の核、複数の意志を持つということが可能なのではないか、と。


これであれば、比較的いろいろなことに説明がつく。

まず、生きていること。これは核を複数個作ることによって生き延びることが可能だろう。

そして、これまで食べてきた人間や鬼の顔や人格、記憶が残っているということにも納得がいくだろう。

更に、女王によって食べた人間・鬼の意識が抑えられていたのだとすると、彼女自身の核が破壊されたことによって、今回のように全て解放されるということも起こりうる。

そのため、比較的有力な説と言っていいだろう。


何故女王がそんな力を持っているのか?ということについては、まだ不明。

逆に、こういった力があるからこそ最強となった(常に大量の知能を持つというアドバンテージ)というふうには言えるため、全く説明がつかないというわけではない。


ただし、顔のない女王については一切の説明も、どんな現象なのかも説明がつかない。

彼女が食べた中でも、最も意志が強い者……というのが、唯一身体を持って出てきたことから予測できるが、顔がないのは意味不明。

なので、現状否定要素もある、といったところ。



3.”あのお方”が女王の身体を制御している


最後に、この現象は女王の意志ではなく、”あのお方”が引き起こしたものであるという説。

レグラヴァリマは核を壊されたのに復活した、というわけではなく、彼によって操られている、といったような。

のっぺらぼうの鬼は寺の御神体(七つの壁のマークとともに祀られていた)と非常に似ているため、”あのお方”と関連があることも考えられるため、大穴としてありうる。


この場合、復活に関しては復活したわけではなく、”あのお方”による制御、あるいは憑依などが考えられる。

核を潰されたのに動いている、ということについては一応の説明がつきうるだろう。


そして、何故こんなことを起こしたのか?という目的についても、多少筋が通る。

貴族が絶滅したことによって、最上物が献上されることがなくなる。すなわち、”ごほうび”がもらえなくなった。

これはつまり約束を破ったということになるわけで、3つのルールに違反するだろう。

そのための報復、あるいは代替として現世に降り立って人間を食べる、約束を破る原因を排除する……といったことをする可能性は十分ある。


ただし、「王の血は別格」という言葉にはあまり説明がつかないし、御神体がそもそもあのお方を指すのか、そして御神体と女王の関係性など、いろいろ怪しいポイントはある。

それでものっぺらぼうに説明がつくというのはけっこう大きなポイントで、それなりに有力だろう。



以下に結論をまとめた。




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結論


女王・レグラヴァリマの身に起きた謎の現象について考えてみた。疑問点は3つ。


1.レグラヴァリマは何故生きているのか?

2.姿の変化――人間や鬼の顔は何故起きたのか? その目的は?

3.最後の女王は何者なのか?何故顔がないのか?



これら3つについて筋が通る説について、いくつか考えてみた。


まず、毒によって起きた異常である可能性。これはかなり低い。

なぜなら、ヴィンセントの毒は「形質を保持する力を壊す」というもの。

なら、これまで食べてきた人間や鬼の顔・記憶などが残っていることは考えづらい。


では逆に、形質保持能力が高いから起きているのではないか?

これまで食べてきた人間や鬼の形質が残っていて、しかもそれを再現できる。

ならば、核を複数個作り生き延びることが可能だろうし、抑え込んでいた女王が死んだことで、今回のような暴走が起きることにも説明がつく。

ただし、のっぺらぼうの女王に関しては一切説明がつかないのが気になるところだ。


そして最後に大穴として、”あのお方”によって制御されている可能性。

寺に祀られていた御神体ものっぺらぼうで、今回の女王のようになっているというのがまず1つ。

そして、”ごほうび”がもらえなくなったことによって、3つのルールが破られたことになる。そのための罰則として現世に現れた、というのはそれなりに妥当だ。

ただ、御神体ののっぺらぼうがあのお方なのか、現世への影響は可能なのか、「王の血は別格」ということにも説明がつかない……など疑問が絶えない。

ちょっと根拠が希薄ではあるが、のっぺらぼうに説明が付きうるというのが魅力。



基本的には、形質を保持する力が強いからこそ王となり、核を複数作るようなことが可能で、今回復活した……というのが現状最も有力そうだ。


おわりに


本日は個人的な事情によって配信はできなさそう。

代わりに、今週考えたことはツイッターに軽く投稿する(もうしてるのもある)ので、よければこちらをフォローしてほしい。

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