顔のない女王は本当にレグラヴァリマなのか?復活した理由・核や脳がどうなったのか考察

週刊少年ジャンプ 2019年49号
約束のネバーランド 第156話 終わりにしましょう より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



156話では、復活したレグラヴァリマがエマたちを襲い始めた。

問題なく知能を取り戻し、顔や目がないにも関わらずエマたちを認識。

更には真っ二つにしても脳や核がない……など、相変わらず規格外な性質が盛りだくさん。


そもそも復活したのはレグラヴァリマ本人なのか?

そして、核を潰したのに何故復活したのか?

復活した後、何故脳や核が存在しないのか?


……など、これまでの疑問と、新たに生まれた疑問について今回は考察していく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、レグラヴァリマについて現在分かっている情報をまとめていく。

重要そうな要素は以下の通り。


1.鬼の性質

2.レグラヴァリマは邪血・及び王族

3.レグラヴァリマは毒を受け、一度殺された

4.核を潰された後、周囲の鬼と人間を食べて復活

5.顔のない女王が現れ、再び動き始めた

6.ザジに真っ二つにされるも、脳も核もなく再生を始めた



それぞれ簡単に見ていく。


1.鬼の性質


まずは大前提として、鬼という生物の性質をおさらいする。

特徴は2つで、「食べることによって形質変化する」ことと、「核を潰さない限り再生する」こと。


a.食べた生物の遺伝子を取り込む



約束のネバーランド 14巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



鬼は食べた生物の遺伝子を取り込んで進化する。

その形質を受け継いで、似た身体へと変化していく。

ただし、その生物を食べ続けなければ形質は失われ、退化していく。


b.核を潰さない限り再生する

そして、鬼は身体をいくら傷つけようと、すぐに再生する。

鬼を殺すには、顔の中央の目の奥にある核を潰す必要があり、核を潰せば殺すことが可能。


2.レグラヴァリマは邪血・及び王族


そして、女王であるレグラヴァリマは、一般的な鬼とは違う性質をいくつか持ち合わせている。


a.邪血



約束のネバーランド 15巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



1つは邪血。

人間を食べずとも、人間の知能や形質を維持することが出来る。


b.王族



週刊少年ジャンプ 2019年42号
約束のネバーランド 第150話 700年の悲願 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そしてもう1つは、王族であるということ。

詳細は不明だが、ギーラン家の部下たちは「王の血は別格」であると認識している。

束になっても敵わない、という文脈であるため、純粋に強さなどを表している可能性が高い。


3.レグラヴァリマは毒を受け、一度殺された




週刊少年ジャンプ 2019年44号
約束のネバーランド 第152話 刻限 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



しかし、そんなレグラヴァリマは一度殺されている。

正確には殺せたのかは不明だが、ザジによって核を潰されているのだ。

ヴィンセントによって、「形質保持能力を劣化させる毒」を受け、爪などがボロボロに。

ギーランたちとの連戦の疲労を突かれ、ザジに核を貫かれた。


核を潰したことは確かにノーマンが確認している。

通常の鬼ならば死んでいるはずだし、レグラヴァリマ自身も一度死んだように動きを止めていた。


4.核を潰された後、周囲の鬼と人間を食べて復活




週刊少年ジャンプ 2019年46号
約束のネバーランド 第154話 突破口 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



しかし、レグラヴァリマはしばらくして起き上がる。

エマたちがやってきた後、レグラヴァリマはノーマンを襲う。


理性を失ったように身体を変化させ、周囲にあった肉を無差別に食い漁る。


週刊少年ジャンプ 2019年47号
約束のネバーランド 第155話 復活 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


その後、レグラヴァリマがこれまで食べてきた人間・鬼たちの顔が無数に付いたサナギのようなものが現れた。



週刊少年ジャンプ 2019年47号
約束のネバーランド 第155話 復活 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



5.顔のない女王が現れ、再び動き始めた




週刊少年ジャンプ 2019年49号
約束のネバーランド 第156話 終わりにしましょう より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



顔のついた塊が割れ、中から顔のない女王が現れる。

一度理性を失ったかのように暴走したものの、新たに現れた女王は再び知能を取り戻し、エマたちと会話している。



週刊少年ジャンプ 2019年49号
約束のネバーランド 第156話 終わりにしましょう より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




6.ザジに真っ二つにされるも、脳も核もなく再生を始めた




週刊少年ジャンプ 2019年49号
約束のネバーランド 第156話 終わりにしましょう より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



復活した女王はエマたちを食べるため、襲いかかる。

一度ザジによって頭から真っ二つにされたが、中には脳も核も存在しなかった。

にもかかわらず、すぐさま再生している。

また、顔や腕にいくつもの口があったり、目がないにも関わらず、新たに参戦したエマやソンジュたちのことを認識していたりと、鬼や生物の原則から外れた存在となっている。


弟であるソンジュがその姿を見て、「内実ともに化物になり果てたか」と言っている。

ここから、王族特有の体質である可能性や、本当に「化物――別の生物になった」という可能性が考えられそうだ。


以上が今までの描写で、女王レグラヴァリマについて分かっていること。

これをもとに、復活した女王の謎を順番に考えていく。



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顔のない鬼は本当に女王なのか?


まずはじめに、そもそも復活した女王は復活前と同一の個体なのか?ということから。

何を言っているんだと思われるかもしれないが、別の個体・鬼・意志である可能性は捨てきれない。


例えば、彼女が食べていた鬼(先王など)の意識が、女王が死んだことによって表に出てきたとか、

あるいは「あのお方」の意志によって操られている……
といったパターンだ。

特に後者は、エマが連想したように、七つの壁を祀っていた寺の、のっぺらぼうの御神体と酷似していることから、何らかの関連があるというのは検討していいだろう。



約束のネバーランド 12巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


とはいえ、復活したのは基本的にはレグラヴァリマ本人である可能性が非常に高い。

何故なら、単純に言動が女王そのもの



週刊少年ジャンプ 2019年49号
約束のネバーランド 第156話 終わりにしましょう より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



「GFの特上が皆妾の手に戻る」というのは当代の王である彼女の言葉であることは間違いない。

そして、「我が臣下への攻撃」というのも、「あのお方」の言葉としては不適切。

なので現状はレグラヴァリマ自身が復活したと考えて、間違いないだろう。



女王・レグラヴァリマは何故復活できたのか?脳や核はどこへ行ったのか?


では、一体何故女王・レグラヴァリマは復活できたのか?

ノーマンが確認した限りでは、間違いなく彼女は核を潰されている。

であれば、鬼は死ぬはずだし、再生することはできないはずだ。


しかし、彼女は復活し、知能も取り戻している。

そしてさらに、目が無いにも関わらずエマたちを認識し、脳がないにも関わらず会話ができ、更には核がないのに真っ二つにされても再生する。

これはもはや、鬼どころか生物の原則すらも超越している状態と言える。

彼女の身に、一体何が起きているのか――?

これまでの描写から、いくつか説を考えてみる。


1.ヴィンセントの毒によって、イレギュラーな変化が起きた


まず1つは、レイやヴィンセントが思考していたように、毒によって特殊な変化が起きたという説。

これは前回も考えた通り、かなり考えづらい説だ。


何故なら、ヴィンセントの毒は「鬼の形質保持能力を劣化させる」もの。

すなわち、鬼が身体の形を維持できず、退化するように促進させる毒だ。

しかし、実際にレグラヴァリマは形質を保持できていないかというと、そんなことはない。


むしろ、これまで食べてきた人間や鬼の顔、そして記憶といった遺伝子情報を保持しているようだ。

更には、復活した身体もすぐに再生するなど、むしろ形質を保持する力は強いと言っていいだろう。


2.女王は身体を変化させる力に富んでいる


では、「復活」+「脳や核がない」といったことに説明がつく説はないか?

考えてみたところ、今考えられる最も有力な説は、「女王はあらゆる形に身体を作り変えられる」というもの。


どういうことか。

まず復活についてだが、殺される直前に新たな核を作る。

これが可能であれば、ザジに核を潰された後復活したことに説明がつく。

そして、真っ二つにされた後、核が頭の中になかったことも、別の場所に核があるとすれば再生が可能だろう。


好きに身体の構造をいじれるのであれば、脳や核がないことにも説明がつく。

脳や核の機能を持つ器官を、腕や足など別の場所に作ることで回避が可能となるだろう。


では、そんなことは実際に可能なのか?

これはレグラヴァリマに関するこれまでの描写を見るに、かなり現実的なのではないかと考えている。

まずそもそも、復活する前に彼女は爪を伸縮させ戦っている。これは身体をある程度操作できる可能性があると言っていいだろう。

そして、サナギのような塊を作り出したり、顔や腕にいくつも口を作り出したりと、復活後は本来の構造を無視した身体を構築している。

食用児を食べようとする際にだけ口が現れているあたり、彼女は意識的に身体を構築している。

つまり、かなり自由に身体を変化させることが可能な個体なのではないかと考えている。

目がないことも、別の意識しづらい箇所に目を構築しているのだとすると、一応の説明がつく。


何故そんな体質を持つのか?ということに関しては正直まだ見当もつかない。

しかし、「食べた人間や鬼の記憶・形質の記憶」という能力は優れた形質保持能力と言えそうだし、それを再現することができるというのも、身体を変化させる能力に特化していると言っていい。

もしそうであれば、復活や頭に脳や核がないことにも説明がつくため、現状はこれが最も自然だと考えている。


以下に結論をまとめた。



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結論


レグラヴァリマが復活し、頭に脳も核もないことについて考えてみた。

結論から言うと、女王は「形質保持能力や、身体を変化させる能力に富んだ個体」だから、あのような現象が起きていると考えている。


もともと、爪をかなり自在に伸縮させて戦っていたことから、けっこう現実的な説ではないかと。

食べてきた人間や鬼の顔を記憶、再現できたことも追加の根拠となる。


もし、身体を自在につくりかえる事ができるのであれば、ほとんどすべてに説明がつく。

復活したことに関しては、殺される直前身体に新たな核を作り出せば復活が可能。

そして、頭の中に核や脳がなかったことも、別の場所に同一の機能を持つ器官を作ったのだとすると問題がない。


というわけで、今までのレグラヴァリマの描写を見るに、身体を作り変える能力を持つ可能性が高いかなと。

そうだとすると、復活したこと、顔がないこと、口が無数に現れること、顔のついた塊……など、いろいろ筋が通りそうだと考えている。

そして、鬼としての枠を越えた姿になってしまったのだとすると、「化物に成り果てた」というソンジュの言葉にも納得がいくため、けっこう有力そうだ。


おわりに


156話について配信をした。

156話伏線・考察まとめ配信ログ(2019年11月2日放送)

女王の言った「あやつ」とは誰なのか、ソンジュについてとかを話したのでぜひ見て欲しい。







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