イザベラの2つ目の弱みとは?クローネが見たレイのメモの内容・生存との関係を考察

週刊少年ジャンプ 2020年4・5合併号
約束のネバーランド 第162話 玉座盗りゲーム より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



162話で、イザベラがグランマになって生存していたことが判明。

その理由に関して先週考察したのは、

「イザベラの利用価値が高いこと」、そして「エマたちが戻ってくるという推察のもと、アシストするために残った」

というのが大きな理由ではないか、という説が有力だというのが、僕の先週の結論。


その上で。まだ別に理由がある可能性を考えてみる。

GF農園、そしてイザベラに残された謎。

それは、クローネがレイのメモを見て知った、「イザベラの2つ目の弱み」



約束のネバーランド 3巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



イザベラの信用がガタ落ちする情報とクローネが判断していたが、ここに関しては未だ答えが明かされていない。

もしこの弱みが、例えば「グランマを失墜させる情報をイザベラが知っていた」などのものであれば、今回の生存に結びつきうる。

なので今回は、「イザベラの弱み」の詳細について今更ながら考えていく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、イザベラの弱みに関して、現在明らかな情報をまとめていく。

ヒントになりそうな要素は以下の通り。


1.農園側に知れればイザベラの信用がガタ落ちする弱み

2.レイがメモでクローネに伝えた

3.レイは本来知り得ない情報である

4.レイは幼少期の記憶がある

5.イザベラも知らないはずの情報

6.クローネは何らかの書類によって事実を確認している

7.脱走とは別件で、フルスコアの一人が当事者に近い可能性が高い

8.グランマはこの弱みを知った上で泳がせることを決めた



それぞれ簡単に見ていく。


1.農園側に知れればイザベラの信用がガタ落ちする弱み




約束のネバーランド 3巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



クローネいわく、これがグランマに知れれば「イザベラの信用はガタ落ち」。

つまり、農園やグランマにとって不利益なことを知っている、あるいは知った上で黙っている。

もしくは、何か不利益のあることをしようとしている……。

パターンは様々あるが、ともかく農園やグランマにとってはマイナスなものであるというのが濃厚。


2.レイがメモでクローネに伝えた


そもそもこのイザベラの弱みは、レイが脱走の証拠を隠すためにクローネに渡した”別の餌”。

発信機を破壊する装置の代わりに、”弱み”が書かれたメモを渡し、イザベラを引きずり落とす方向にクローネを誘導した。

つまり、「レイが知っている情報」という条件が追加されることになる。

なので、「人間の世界と鬼の世界が分かれている」「農園には人間の世界への道がある」といった、当時のレイが知らない情報では当然ない。



3.レイは本来知り得ない情報である




約束のネバーランド 3巻より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、事実を知ったクローネは考える。何故この弱みを、レイが知っているのか。

これを疑問に思うということはつまり、この弱みは「普通に過ごした食用児が知るはずのない情報」だと言える。


4.レイは幼少期の記憶がある


一方で、レイは幼児期健忘が起こっていない特殊な食用児。

そのため、本部での出来事など、赤ん坊の頃の記憶が残っていて、それを利用した……という可能性はある。

つまり、「幼少期に起きた現象であれば、レイは知っている可能性がある」ということ。

なので、レイに限って言えば、「弱みは普通の食用児が知り得ない情報」を例外的に知っている可能性があると言えるだろう。


5.イザベラも知らないはずの情報


そして、クローネはこれに関して、「イザベラだって本来知らないはず」と考えている。

つまり、「イザベラが、本来飼育監でも知らないはずの情報を知っている」か、「イザベラも知らない・気づいていない情報をレイが知っている」ということ。

イザベラとレイが知ってるパターンも、イザベラが知らずレイだけが知っているパターンも考えられる。

どちらにしろ、本来は飼育監でも知らない情報であるということは間違いない。


6.クローネは何らかの書類によって事実を確認している


しかし、クローネはこの「本来食用児も飼育監も知らないはずの情報」について調査した。

彼女はその上で確信しているため、何らかの根拠があってのこと。

ということは、「本来飼育監は知らない、気付かないけれど、シスターでも見れる範囲の情報を見れば確かめられる情報」と言っていいだろう。


7.脱走とは別件で、フルスコアの一人が当事者に近い可能性が高い


クローネがグランマに報告を上げた際の会話は以下の通り。

「このメモの事実に加え”他の”フルスコアも秘密を知って逃げようとしている」

「脱走の件には物証がありませんが、でも信じてください」

ここから予測できることとして、

「脱走とはまた別の件」であることと、「メモの当事者は一人フルスコアが関係している」ということが考えられる。

前者はもちろんのこと、メモの後に「”他の”フルスコアも脱走しようとしている」と話していることから、メモの話はフルスコアのうち一人が深く関わっている可能性が高い。

(だいたいにおいて、レイが何かを知っている、ということが問題である可能性が高いが、確実にそうとも言えない)。


8.グランマはこの弱みを知った上で泳がせることを決めた


しかし、グランマはクローネの報告を聞いた上でイザベラを泳がせている。

なので、即座にまずいことになるような事態でもないと考えられる。


というのがいま明らかな情報。曖昧な所が多いせいで、いまいち考察しづらい。

ので、ここまでで明らかになった条件(と例外)をまとめていく。


「イザベラのもう1つの弱み」の条件まとめ



1.グランマなどに知れれば、イザベラの信用がガタ落ちする情報である。
→ただし、グランマはその時点では黙認した。

2.脱走のこととはまた別の話である。

3.本来レイが知るはずのない情報である。
→ただし、レイは幼児期の記憶があるため、例外的に知っている可能性がある。

4.本来イザベラが知るはずのない情報である。

5.クローネが確認できる書類で、真偽の判断が可能である。

6.フルスコアのうち一人が関係?
→レイが”弱み”を知っていたことが問題である、というだけの可能性が高いが



いくつかの説を考えて、これらの条件と合致するかどうか、ということから検討していく。

その上で、「今現在イザベラが生存し、グランマとなっている」ことについて説明がつくかどうか、も追加の判断基準として考えていくことにする。



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イザベラの2つ目の弱み・クローネが見たレイのメモの内容を考察


というわけで、上の条件をもとに、イザベラの弱みについて考えていく。

とにかくいろんな説が考えられるので、片っ端から見ていくことにする。


1.レイがイザベラの実子であることを知っていて、彼をかばっていた


まず、定説とされているレイがイザベラの子だった、ということに関するメモであるということ。

本来ならお互い知るはずがなく、レイが知っていることという条件とは合致する。

6歳時点で真実を知っていたのに即出荷をしなかったというのは、弱みと言えるだろう。


しかし、レイが真実を知った上で出荷されなかったことは、クローネが調べることはできない。

ある時点から点数が急上昇した、などの記録はあるかも知れないが、それと真実を知ったことは、資料だけでは因果関係を説明できないだろう。


他にできる優遇といえば、出荷を遅らせること。たしかにレイは本当の誕生日が別にある(5巻・白井先生のコメントより)ため、満期がズレている可能性はある。

が、それ自体は些末な問題で、イザベラはレイの出荷を拒絶していたわけでもない(脱走がなければ出荷予定だった)ため、考えづらい。

それに、誕生日を偽るのは赤ん坊が本部で管理されている以上不可能だ。

本部による改ざんであれば、クローネが調べられる範囲ではないだろう。

というわけで、レイがイザベラの子供である、ということ自体は大した弱みとはならないはずだし、真実を知ったのにかばっていたことは、クローネに確認は取れないはず。

合致する点も多いが、少し苦しい所もあって、手放しにこれだとは言えないかなと。


2.イザベラがグランマの地位を狙っている


グランマの弱みなどを手にして、イザベラがその地位を狙っている、ということが弱みであるという説。

”イザベラが知らないはずの情報を知り、利用しようとしている”のであれば、弱みとなりうる。

更に、それを利用してグランマの地位につく、ということも可能となるだろう。


しかし、それをレイが知る術は基本的にはない。

胎児の頃、イザベラが計画を立てていたのを聞く……ということはあるかもしれないが、12年経った後に有効かと言われると首を傾げる。

更に、クローネが確かめられるような範囲に情報を残すこともないだろう。

なのでかなり可能性は低いと言える。


3.GF農園に人間の世界への道があるということを知った


後にジェイムズ・ラートリーの電話にて判明する事実。

これは明確にありえない。何故ならこの時点でレイはそれを知るはずがないからだ。


4.イザベラには発信機、あるいは心臓への電流装置がない


何らかの方法で、発信機や心臓への電流装置を取り外している、という説。

そうであれば農園側は彼女を制御できないため、信用が落ちるのは間違いない。

が、これもやはり穴が多い。

まずそもそも外すことが不可能であり、それをレイが知る術もなければ、クローネも書類で知ることは不可能だ。却下。


5.イザベラがかつて脱走しようとした存在であること


では、イザベラがかつて壁を見て脱獄しようとしたことか?

農園に対する反抗心があると判断できるため、一応信用は落ちるだろう。

しかし、結局はかつての話でしかなく、大勢に影響はない。

記録が残っていればクローネが調べられることではあるが、そもそも記録が残っているなら農園はイザベラの脱走を知っている。大した話ではない。

なので、これも考えられない。


6.協力者の存在を黙認していた


次に、ミネルヴァやその間者と接触し、その存在を黙認していたという説。

知りながら本部に伝えていなかったとするなら、それは信用問題となる。

そしてこれは、後ほど伝えればラートリーにとって大きな情報であるため、生かされる可能性はあるだろう。

クローネが確かめた資料に関しては面会記録などが考えられる。


ただし、すぐに伝えなかったことへの十分な理由がなければ、黙っていたことが大きなマイナス。

更に、脱走を企てているレイにそれを知られるのはまずいため、イザベラは彼に伝えることはないだろう。

そのあたりを考えるとかなり厳しい説だろう。


7.ラートリー家からの引き抜き


グランマにも内緒で、ラートリーが直々にイザベラを取り立てようとしていた、という説。

グランマから見れば彼女を攻撃する理由となりうるため、失墜もありうるだろう。

面会記録などからクローネが確かめることもできうる。

が、やはりレイが知ることは不可能だし、「イザベラも知らないはず」というモノローグに説明がつかない。イザベラ自身の行動なのだから。


……以上が思いついた説。

現状最もまともなのは、定説である「レイが実子であることを知り、彼を庇い続けていた」ことだろう。

ただしこれも、クローネが調べられるかというと微妙すぎる。


他の説は、現状ではあまりに矛盾が多い。

そのため、イザベラ生存、グランマ失脚にこの”弱み(=情報)”が絡んでいた可能性は低そうかなと。



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結論


イザベラが生きていたことを受けて、彼女に関する謎を再び考えてみた。

それは、レイが残したイザベラの弱み。

条件は以下の6つ。

1.グランマなどに知れれば、イザベラの信用がガタ落ちする情報である。
2.脱走のこととはまた別の話である。
3.本来レイが知るはずのない情報である。
4.本来イザベラが知るはずのない情報である。
5.クローネが確認できる書類で、真偽の判断が可能である。
6.フルスコアのうち一人が関係?


これらをもとに、いくつかの説を考えた。


1.レイがイザベラの実子であることを知っていて、彼をかばっていた
2.イザベラがグランマの地位を狙っている
3.GF農園に人間の世界への道があるということを知った
4.イザベラには発信機、あるいは心臓への電流装置がない
5.イザベラがかつて脱走しようとした存在であること
6.協力者の存在を黙認していた
7.ラートリー家からの引き抜き



が、どれもいまいちピンとこない。

当時のレイが知っているはずのこと、というのが特にネック。

当時に比べラートリーや支援者、世界などの情報が増えているものの、どれも彼は知り得ないのだ。


なので結局、「レイが実子であることを知り、真実を知ってもかばっていた」というのが最も自然。

ただこれも、クローネが調べられるものかというと微妙で、条件に合致しない。

ぴったりと合致するものがないため、まだ見逃しがありそう(説はもちろん、クローネが閲覧できうる資料などの情報も)だ。


ここまで考えてみた結果、イザベラがこの”弱み(農園に隠していた秘密)”をもとに生き延びたという可能性は低そうだ。



おわりに



22時より配信。









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