イザベラは本当にピーター・ラートリーに従っているのか?目的や今後味方になる可能性を考察

週刊少年ジャンプ 2020年8号
約束のネバーランド 第165話 You Can Fly! より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




165話では、イザベラがエマたちを逃してしまった後のことが描写された。

一度は諦め、死を覚悟していた彼女。しかしピーターは彼女を生かした。

人間と鬼の結んだ約束や、2つの世界の秘密を明かして「真の自由」を保証する。

こうすることによって、彼女に再び生きる意味を与えて利用した。


そうしてイザベラはグランマとなり、脱走児たちの前に現れた。

子供たちを処理して出荷しようとするが、本当にまた農園側についたのか?

以前考察したように、エマたちの味方をしている可能性はないのか?


など、イザベラの本当の目的や立ち位置、今後の動向について、新たな情報もふまえて考えていく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、イザベラについて分かっている情報からヒントを探っていく。

重要そうな要素は以下の通り。


1.イザベラはエマたちに脱走され、死を覚悟していた

2.ピーターによってグランマとなることを命じられた

3.ピーターによって、世界の真実を教えられ真の自由を保証されグランマとなった

4.全農園のΛ形式への移行が完了すれば、自由の身となる

5.現在、脱走児たちの出荷を行おうとしている



それぞれ簡単に見ていく。


1.イザベラはエマたちに脱走され、死を覚悟していた



週刊少年ジャンプ 2020年8号
約束のネバーランド 第165話 You Can Fly! より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




2046年1月時点で、イザベラの管轄である第3プラントは脱走騒ぎを起こした。

エマやレイなどの最上物を含む食用児が脱走したことで、イザベラの信用は地に落ちた。

飼育監として生きる道をなくしたことと、これまでの行いへの後悔から自ら死を選んでいた。しかし……。


2.ピーターによってグランマとなることを命じられた




週刊少年ジャンプ 2020年8号
約束のネバーランド 第165話 You Can Fly! より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



だが、イザベラはピーターによって生かされた。

農園の利益を保護するため、かつてのグランマ・サラを出荷し、有能なイザベラを残すことを選んだ形。


前述したように、イザベラは死を覚悟していた。

が、ピーターは彼女を従わせるためにある情報を与えた。


3.ピーターによって、世界の真実を教えられ真の自由を保証され、グランマとなった




週刊少年ジャンプ 2020年8号
約束のネバーランド 第165話 You Can Fly! より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



ピーターはイザベラに、

「知りたくありませんか?なぜ食べられる人間とそうでない人間が存在するのか?」

と、彼女の知らない世界の真実を伝えた。


どこまでを詳細に教えたのかは不明だが、

会話から考えるに「人間と鬼の約束により、農園が成立している」ことや、「人間の世界は別にある」ことは話している可能性が高い。

その上で、ピーターはイザベラに救いの手を差し伸べた。

数字を消し、チップを取り出した上で自由の身にすると彼女を勧誘した。

結果、イザベラは彼に従ってグランマとなり、GFでの収穫の他、Λへの協力も行っている。


4.全農園のΛ形式への移行が完了すれば、自由の身となる



週刊少年ジャンプ 2020年8号
約束のネバーランド 第165話 You Can Fly! より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



ピーターは女王が死んだことをイザベラへ報告。

それを受けて高級農園の需要がなくなり、全農園がΛ形式へ移行することを伝えた。

これによって、イザベラの役割も消失。移行が完了次第、彼女を自由の身にすることを約束した。


5.現在、脱走児たちの出荷を行おうとしている




週刊少年ジャンプ 2020年8号
約束のネバーランド 第165話 You Can Fly! より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして現在。イザベラはピーターの指示に従って、脱走児の出荷準備をしようとしている。

エマたちの乱入により停電が起きたものの、それがなければ処理を始める寸前だった。

後ろにはラートリー家の部下もいた。

すなわち、隠れて食用児の味方をする、といった様子は今のところない。


……というのが現状。

生を諦めかけていたところに、ピーターによって真の自由をちらつかされた。

それによって従っている
というのが素直な見方。



とはいえ、いくつか考えたいところもある。

イザベラ側から見て、彼は信用に値するのか?

彼女の目的は、本当に自由になることなのか?自ら育てた食用児たちを助ける、という行動をとる可能性はないのか?

そして、今後エマたちに説得の余地はないのか?


などなど、イザベラが食用児の味方である可能性について考察していこうと思う。



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イザベラは本当にピーター・ラートリーの味方になったのか?


まずは、イザベラは本当にピーターを信用し、味方になったのか?というところを考える。

もし疑わしいと思える要素があるなら、彼女は自由になる、以外の目的で動いている可能性があるからだ。


実際のところ、利用されるだけされて鬼の餌になる可能性はやはり捨てきれない。

有能な人間を本当に自由にするのか?というラートリーの問題もあるだろうし、

そもそも鬼と人間の歴史や、世界のことなどは普通に考えれば眉唾ものだ。警戒して当然だろう。


イザベラはラートリーを信用できるのか?


なので、ラートリーを信用できるのか?ということから考えていく。

これに関しては、現状イザベラはピーターの言っている情報を信用している可能性が高い。

理由がいくつかあるのでまとめていく。


1.ある程度の証拠を提示している可能性が高い

イザベラほどの有能な人物が情報の精査を行わないはずがない。ある程度信じられると思える要素がなければ従わないだろう。

ラートリー側もそれを分かっているだろうから、ある程度証拠となるものを提示しているだろう。

具体的に提示可能なもので、信ぴょう性の高いものは「高級農園にある人間世界への道」だろう。

これによって行き来する様や、人間世界の技術などを見せることで、少なくとも農園よりも良い世界があるということは証明できる。


2.Λ式への移行


また、本当に完全な自由になれるのか?という問題もあるが、これはΛへの移行がある。

薬や設備などによって教育が不要なΛであれば、ラートリー家がイザベラを抱えておく意味はない。

有能だから幹部に……ということもあるかもしれないが、現在よりは幾分マシな状態にはなるだろう。


3.もともとは死ぬつもりだった


さらに言えば、彼女はもともと死ぬつもりだった。

結局食われるのがオチだったとしても、あまり関係がない。リスクが変わっていないのだ。

そのため、本当の自由を手にする、という大きすぎるリターンがあるなら動く理由としては十分だろう。

なので、少なくとも”結局殺されるかもしれないからやらない”とは考える可能性は低い。


……というわけで、少なくともイザベラから見てラートリー側の言い分は信じるには値するだろう。

が、情報が確かだからといって「じゃあラートリーの味方します」となるかはまた別の話である。

もしかしたら、「自分が自由になる」ためではなく「食用児を自由にする」ために動く可能性だってあるかもしれない。

なので、次にイザベラの目的を考えていく。


イザベラの本当の目的は?


イザベラの目的について、考えられそうなものをいくつか挙げて検討していく。

1.いつか戻るエマたちを助けるために、内部で暗躍する

以前考えた説。

イザベラであれば、エマがフィルを助けるためにまたGF農園を訪れることは予測できる。

紛れもなく、家族全員を助けようとしていたことを知っているからだ。

だから、自分が農園のトップになっておけばエマたちを助けられる……という説。


別の世界がある、というラートリーからの情報を知れば、

「食用児をそちらへ逃がす」という選択肢も生まれるので、「助けやすい」と考える可能性はある。



が、自由になるという大きすぎるメリットに対し、こちらは完全なる滅私。

自分が報われることがないため、実際のイザベラの判断として実行するかというとかなり難しい。


というわけで、ありえなくはないけど相当聖人じゃなければやらないだろうな、といったところ。


2.普通に自由になるために動いている

一方で、順当に考えるならラートリーにただ従っているというのが妥当。

人間の世界で、自由になることを望み、グランマとしての職務をまっとうする。

先程考えたように、ラートリーのことは十分信用に値する情報なので疑うところも多くない。

となると、自由になるという大きすぎるメリットのために動いていると考えるのが自然だろう。


指示どおり、自由になるために動いているというのが本線で、

相当やりづらいけど、エマたちを助けるというのもまだ捨てきれないというのが現状。

では、今後イザベラは味方にならないのか?ということを考えていく。



イザベラは今後味方になるのか?


基本的には、ピーターの言う「真の自由」を求めてグランマになっているイザベラ。

実際、脱走児たちを出荷しようとしていることから、敵である可能性は相当高い。9割くらいと言ってもいいだろう。

そんな彼女に、今後どうするべきなのか?ということについて。

考えてみたところ、イザベラが敵であろうと味方につける方法があったのでそれについて考えていく。


それは単純な話で、「エマの結んだもう1つの約束によって、真の自由を与える」こと。



約束のネバーランド 16巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




そもそも味方であれば何の問題もない。

そして、敵の場合、イザベラが求めているのは「自由」。

それはエマの約束である「全食用児で人間の世界へ渡る」ことが適用されれば、食用児側でも提示できうるものだからだ。



もちろん、「食用児」の定義にイザベラが含まれるのかは不明だ。

しかし、少なくともGF農園の飼育監はもともと食用児であり、グランマ・サラも儀祭に捧げられた。

未だ食用の人間であることは間違いない。

また、エマの本来の目的は「人間が食べられず、鬼も絶滅しない世界」。

しかもそのために、エマは邪血を求めた。つまり、エマの想定では「約束を結ぶと”鬼の世界から人は完全に居なくなる”」と解釈できる。

飼育監が残るなら、結局農園のようなシステムを作ることはできるのに、そうはならないからと邪血を求めた。

つまり、エマの中では飼育監も食用児である、と考えられる。

なので定義上は問題なくイザベラも救われる。自由を求めるのであれば、エマたち側からも提示することができるので、そこは活路になりうるかなと。


ただし、定義以外の問題点として「心臓のチップ」が挙げられる。

こればかりは現状だとどうしようもなかった。エマたちが侵入のどさくさで農園内部のチップを制御するシステムを停止する、くらいだろうか。

あるいは、ラートリー家・農園を無力化することができれば機能の停止もできうるので、協力をさとられないようにしつつ、ラートリー家を撃退する、ということになりそうだ。


以下に結論をまとめた。



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結論


イザベラがラートリーに唆されていたが、本当にそちら側についたのか?

本当に自由のために動いているのか?
ということを考えてみた。


少なくとも、イザベラ側から見てラートリー家の言っていることはある程度信用できるだろう。

いきなり世界が2つなどと言っても信用してもらえないだろうから、証拠を示すというのが自然な流れ。

そして、GFにある道などを見せれば、人間の世界のことなどは信じることになるだろう。

もともとは死ぬつもりだったわけだし、リスクは変わっていない。ならば、大きいリターンがあるとわかったら拒む理由もない。


じゃあ、信用できるからラートリーの味方になるかというとそれはそれで別。

一応、エマたちを助けようとグランマの地位についた可能性はまだある。

人間の世界があることなどを知れば、そちらに導こうとする可能性があるからだ。

とはいえ、自由になるという悲願に対し、こちらはあまりにイザベラ自身にメリットがない。

よほどの聖人でなければやらないだろう。

普通に考えれば、自由になるためにラートリー家に従っている、ということになるかなと。


とはいえ、「目的が自由になること」ならばエマたちにもまだ手はある。

「全食用児で人間の世界へ渡る」というもう1つの約束だ。

これを提示し、信用させ、胸のチップを無効化した上で履行すればイザベラに自由を与えることができる。

つまり、敵であろうが「自由になりたい」ということが目的ならば、エマたちにも味方につける余地があると考えられる。


もちろん、「イザベラが食用児に含まれるのか」「チップの無力化には結局ラートリーを倒す必要がある」などの問題点はある。

が、解決できないレベルのものではないだろう。


他の今週の考察はこちら。

165話伏線・考察まとめ配信ログ(2020年1月27日放送)








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