エマたちがGF農園を占拠する目的や方法を考察

週刊少年ジャンプ 2020年11号
約束のネバーランド 第166話 ゴーバックホーム より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




166話にて、エマたちがついにGF農園に潜入。

ピーターやイザベラたちによって捕まっていた食用児たちを奪還し、安全な場所に避難させた。

しかし、農園からの逃げ道は封じられ、脱出することは不可能。


それに対してエマたちが取ろうとしている行動は――GF農園の占拠。

つまり、逃げるのではなくGF農園を自分たちのフィールドにしてしまおう、ということらしい。


しかし、この言葉だけでは情報が不足している。

占拠とはどこまでを指すのか? 立てこもって交渉のテーブルを作るだけ? それともラートリーやイザベラ、鬼を退けて占有するのか?

そして、そのためにどんな方法をするのか?など、疑問は尽きない。

なのでエマたちがGF農園を占拠する目的、方法などについて考察していく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、現在明らかな情報からヒントになりそうな情報をまとめていく。

重要そうなのは以下の要素。


1.エマたちの目的は全食用児の救出+鬼の絶滅の回避

2.ラートリーの目的は鬼の世界を統治すること

3.エマたちはGFへ潜入、人質を救出後在庫保管室に立てこもり、占拠を宣言

4.農園の外には2000の王兵、農園内は鬼とイザベラによる監視



それぞれ簡単に見ていく。


1.エマたちの目的は全食用児の救出+鬼の絶滅の回避


まず、エマたちの目的は2つ。

a.全食用児で、鬼に食べられない世界へと向かうこと。

b.人間が鬼の世界にいなくなることによって、鬼が滅びてしまうことを防ぐこと。


つまりは、食用児も鬼も助けるということに集約される。


それぞれに対する解決策として、

a.あのお方との約束によって、「全食用児の人間の世界への移動+世界の行き来を不可能にする」。

b.邪血を広めるによって、人間がいなくても鬼が退化しないようにする


ということを彼らは実行している。

約束に関してはすでに結んでおり、履行を待ってもらっている、という状態。ただし、すぐに履行しないということで、何かしら履行しない理由があるだろう。


2.エマたちはGFへ潜入、人質を救出後、在庫保管室に立てこもって占拠を宣言


そして、その目的のためにエマたちは、ひとまずラートリーたちに捕まった仲間たちを救出した。

GF農園の第2備品庫にいた食用児たちを助け、GFの在庫保管室へと逃げ込んだ。

GF農園から逃げ出すことは不可能。であれば、GF農園を占拠する。彼女たちはそう宣言する。


しかし、農園の在庫保管室ということでおそらくグプナした食用児を保管する部屋と考えられる。

ということは、食糧や物資といったものはおそらくない。また、保管室ならば農園内への干渉手段もないと考えていいだろう。

すなわち、立てこもりは現状ほぼ不可能と言える。


3.ラートリーの目的は鬼の世界を統治すること


エマたちに対して、ラートリー家の目的は「鬼の世界を、自分たちの統轄下に置き支配する」こと。

そのために、女王を殺した食用児を討伐、信頼を得た上で農園によって鬼の世界を牛耳ろうとしている。


また、貴族鬼が死んだことによって高級農園の価値はなくなった。

これによって全農園はラムダ式に移行。

……つまり、もはや高級農園の食用児に大きな価値はない。

なので、GF農園にいる食用児たちを人質に取られる可能性があるし、彼らに農園への不審感を与えるような作戦も深い意味はないだろう。


4.農園の外には2000の王兵、農園内は鬼とイザベラによる監視


警備の状態としては、農園の外には2000体の王兵がいる。

その上で内部は鬼と100人以上の職員たちが警備。

イザベラもいてエマたちの思考パターンも読まれやすいなど、そこそこ苦しい状態である。



以上が現在明らかな情報。

ここから、エマたちが目論む「占拠」の目的や意味、そして具体的にどうしていくのか、を考えていく。




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エマたちがGF農園を占拠する目的とは?


まずは、そもそも「GF農園の占拠」がエマたちの目的にどうつながっているのか?ということについて。

もちろん、「逃げられないなら占拠するしかない!」という判断であることも多分にあるだろう。


ただ、先程確認したとおり、エマたちは「食用児と鬼、両方を救う」ことが目的である。

その目的と占拠がどうつながっているの?ということがわかると、

「とりあえずラートリーと交渉できるように、安全が確保されればいい」のか、

「それとも完全に一つの拠点としてGFがほしい」のかが分かるので、それなりに重要なポイントだろう。



その上で、エマたちの目的を果たす方法だが、実はある程度もう整っているはずなのだ。

先程書いたように、約束はもう結んでいる。本来であればそれを無理矢理履行すれば、全食用児は人間の世界へ行けるはず。

なのにそうしていないことにはいくつか理由があるだろう。そこをまずは考えていく。


エマたちが食用児と鬼、両方を助けるためにまだ足りていない要素は以下の3つ。

1.ラートリー家の鎮圧、あるいは説得


単純にラートリー家との決着が付いていない。

彼らを何とかしなければ、人間の世界へ行っても報復を受ける可能性がある。


2.全食用児の保護、状況の説明


全食用児を人間の世界へ連れて行くことは確かに可能。

しかし、連れて行ったから幸せになれるかというとそれはまた別。

高級農園で幸せに暮らしていた食用児たちが、いきなり右も左も分からない人間の世界へ連れて行かれて、正常でいられるだろうか?

状況を知らないまま連れて行くことは確実に不誠実。なので、鬼の世界の状態と運命を伝え、人間の世界という展望をしっかり説明してから連れて行くことが必要になるだろう。


3.鬼の世界の問題解決の目処


そして、鬼を救うと言っておきながら、ソンジュとムジカ任せで人間の世界へ行くわけにもいかない。

邪血の流通、ラートリーによる支配の阻止などの目処が立ってからいかなければ、エマの目的は完全には達せられない。


というのが、エマたちがやらなければいけないこと。

さて、翻って。占拠することでこれらの問題は解決するか。答えはYesだと考えている。


つまり。GF農園を占拠することによって、鬼の世界における新たな拠点を彼らは手に入れる。

そうすることによって、

・全食用児を保護、状況を説明するための拠点が得られ、

・鬼の世界の問題解決を助けることもできるようになり、

・また占拠の過程でラートリー家との決着が付く。


ということになるんじゃないかなと。



「GF農園を占拠する」とはどんな状態か、何をするべきか考察


上の考察によって、エマたちは「新たな鬼の世界における拠点を得る」というところまで見越して、GF農園を占拠している可能性が高い。

となると、「GF農園を占拠する」というのはどういう状態を指すのか?

これはシンプルに、ラートリー家や職員を退け、GF農園をエマたちが手に入れるという状態を指すだろう。

つまり、「ひとまず安全な在庫保管室に立てこもって、交渉しよう」というような生ぬるい話ではない。

どうにかして、GF農園を制圧し、ラートリーとも決着をつける。その必要があるようだ。



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具体的に、エマたちがGF農園を占拠する方法とは?


エマたちがGF農園を完全に拠点化するため、ラートリーや農園職員を退ける必要がある事がわかった。

じゃあ、具体的にどうやってGF農園に対抗するのか?

客観的に見て、戦力の差はなかなかエゲツないことになっている。そんな中、彼女たちにできることを考えていく。


1.ダクトなどから移動し、鬼や職員を各個撃破していく


まずは単純に、ダクトなどから移動して少しずつ戦力を削いでいくというパターン。

とてもシンプルで、一番無難。

ただし、GF農園を制圧するというレベルになるとさすがに効率が悪い。

中心をなすラートリーやイザベラの周辺は警備が硬いと推測できる上、向こうは戦力が減れば王兵を補充することが可能。

最悪やる必要が出てくるかもしれないが、かなり分の悪い勝負となるだろう。


2.GF農園の設備に細工をし、トラブルを起こす


続いて、農園の設備に異常を起こし、パニックを発生させる。

飼育監や食用児などには有効かもしれないが、そこにはもはや大きな価値はない。

そう考えると、無視されてしまう可能性が高いだろう。

また、細工をするような場所は警備が集中するだろうから難しい。

停電中も大したことはできていないだろうから、細工は不可能だろう。


3.農園内に鬼の世界の状況、食用児の秘密などをばら撒き混乱を誘う


似たようなこととして、農園の職員、そしてハウスの食用児たちに、鬼の世界の真実を伝える。

そうすることによって、脱走や反乱を誘発するという作戦。

ただしこれも、連絡が難しいことや脱走騒ぎが起こると、食用児たちが殺されかねないというところからやりづらい。

ハウスにいる食用児たちのことを考えると、かなり実行しづらいだろう。


4.火災を起こし、撤退せざるをえなくさせる


次に、火災を起こし農園内にいることにリスクを発生させるという作戦。

撤退させることができれば拠点として使えうる。

しかし単純に、農園が燃えると自分たちも危ない上、拠点として機能しないほど燃え盛ってしまう可能性もある。無理かな。


5.イザベラを懐柔し、中からラートリーを拘束する


では、どうするか。

可能性の薄い話ではあるが、イザベラを味方につけてラートリーや鬼を拘束する。

裏切りはラートリーにとって想定外である可能性が高く、実現できれば虚を突ける。

グランマが上手く指示すれば、食用児の安全の確保もできうる。

ただし、イザベラが味方につくかという問題や、そもそもエマたちが彼女が生きていることを知らなかった(=これを計画できていない)ということが問題。

とはいえ、飼育監やグランマを味方につけるということを考える可能性は十分にあるし、説得する材料もある。

ラートリーを拘束した上で、約束を利用し人間の世界へと向かう。そうすれば心臓のチップを機能させられず、しかも自由の身になる。

飼育監やグランマには有力な取引材料となるため、十分考えられる方法かなと考えている。



以下に結論をまとめた。



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結論


エマたちはGF農園を占拠することを宣言した。

それは、彼女たちの目的とどうつながるのか?そして、どうやって実現するつもりなのか?を考えた。


まず、エマたちの目的は全食用児、そして鬼を救うこと。

そのためには、

・食用児を保護し、約束のことを説明する

・ラートリー家を鎮圧し、人間の世界へ行ってから追われることのないようにする

・鬼の世界を救う目処を立たせる


必要がある。現状、これらができていないから、エマは約束を履行していないと考えている。


で、じゃあそれらはどう解決するのか?

その足がかりとして、今回のGF農園の占拠があると考えている。

上の3つの問題を解決するには、鬼の世界の拠点が必要だし、ラートリー家を鎮圧する必要もある。

となると、GF農園を占拠することはその両方を一挙に満たすことができるからだ。

だから、拠点を確保するレベルの”占拠”が必要なわけで、「立てこもり」レベルでは十分じゃないと言っていいだろう。


とすると、どうやって占拠するのか?

真正面から戦うのは数の問題で厳しい。

貴族が居なくなり、食用児たちの価値が減った。つまり、彼らを人質にとられるような行動もとりづらい。

であれば、イザベラを直接懐柔し、ラートリー家と鬼の職員を制圧する。

約束という餌があれば実現できうるし、現状最も目的に近づきやすいと考えている。


おわりに









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