ピーター・ラートリーが食用児やイザベラの反乱にどう対抗・逆転するのか考察

週刊少年ジャンプ 2020年15号
約束のネバーランド 第170話 共に より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




170話では、イザベラの反乱によっていよいよピーターが手詰まり。

農園の鬼や職員は倒れ、システムはダウン中。外へ出るための橋も落ち、武器は銃だけ……。

正直、いま明らかな情報だけでは敗色濃厚だが、ピーターは何かしら生き残って逆転する手立てを模索している。

なので、今回はピーターがとれる行動で、エマやイザベラたち食用児の優勢を崩せるものはあるのか?ということを考えていく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、舞台となっているGF農園やピーターの状況などについて、分かっていることをまとめていく。

重要そうなのは、以下の要素だ。


1.ピーター・ラートリーは鬼の世界を支配することが目的

2.エマたちは人間と鬼が両方安全に暮らせるようにすることが目的

3.ピーターの側近や、GFの鬼は身動きが取れない状態

4.2000の王兵は農園の外の配置されている。しかし、外へつながる橋は崩落した

5.監視カメラ、扉のロック、通信などのシステムはダウン中

6.イザベラたち飼育監はラートリーを裏切り、彼に銃を向けた

7.ピーターに現状策はない



それぞれ簡単に解説していく。


1.ピーター・ラートリーは鬼の世界を支配することが目的




週刊少年ジャンプ 2020年4.5合併号
約束のネバーランド 第162話 玉座盗りゲーム より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



ピーター・ラートリーはラートリー家の現当主。

ラートリー家はあのお方と約束を結び、人間と鬼の住む世界を分けた。その対価――”ごほうび”として二世界間の調停役を代々務めてきた家系だ。

調停役の役割としては、2つの世界を行き来して、互いが互いを襲わないように監視すること。

具体的には農園のシステムを作ることで鬼が人間を襲わないようにした。

特に高級農園には人間の世界と行き来できる道をつくり、食用児を育てるための物資をそこから提供していた。


ピーターは当初、人間の世界を守り、秩序を守ろうとしてきたことが描かれていた。


約束のネバーランド 9巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



しかし、女王が死んだことを受け、鬼の支配体勢にゆらぎが生まれた。

そこで彼は、貴族がいなくなったため高級農園を廃止。邪血も滅ぼすことで、実質ラートリーが鬼の世界を統轄できるようにと目論んだ。


2.エマたちは人間と鬼が両方安全に暮らせるようにすることが目的



約束のネバーランド 11巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


対するエマたち脱走児たちは、人間と鬼が両方暮らしていける体制を望んだ。

具体策としては、「全食用児を人間の世界へ移し、その後世界の行き来を不可能にする」というあのお方との約束。



約束のネバーランド 16巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



これによって、少なくとも食用児が脅かされることのない状態を作ることができるようになっている。


しかし、これをすると鬼が知性を維持することが出来ない。人間を食べ続けなければ、彼らは形質を失ってしまうからだ。

そこで彼らはムジカとソンジュの邪血を広めようとした。


というわけで、エマたちの目的は全てがラートリーの邪魔をする。

ゆえに、ピーターは彼らを根絶やしにするためGF農園へと誘い込んだ。

しかし結果は惨敗。現在の状況を詳しくまとめていく。


3.ピーターの側近や、GFの鬼は身動きが取れない状態




週刊少年ジャンプ 2020年14号
約束のネバーランド 第169話 満点 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



まず、ピーターの陣営としては彼自身と側近、そしてGFの職員の鬼、飼育監と2000の王兵。

だが、GF内部にいた職員の鬼とピーターの側近は全て制圧されてしまった。


4.2000の王兵は農園の外の配置されている。しかし、外へつながる橋は崩落した



週刊少年ジャンプ 2020年11号
約束のネバーランド 第166話 ゴーバックホーム より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、大きな戦力であった2000の王兵は農園内部には入り切らないため、敷地外で待機。おそらく周辺の森にいたと解釈できる。

が、外へ出るための唯一の道であるとされている橋は崩落させられた



週刊少年ジャンプ 2020年12号
約束のネバーランド 第167話 鬼さんこちら より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



よって、ピーターは外へ出ることも、王兵からの助力を得ることも実質不可能と言っていいだろう。



5.監視カメラ、扉のロック、通信などのシステムはダウン中




週刊少年ジャンプ 2020年14号
約束のネバーランド 第169話 満点 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


更に、農園のシステムは現在ダウンしている。

確認できる範囲では、農園内部の監視カメラ、扉のロック、そして各職員への通信機能を司っている。

つまり、ピーターは現在農園内部の機能を利用することもできない上、もし職員が生きていても助けを求められない。

そのほか、農園に何らかの機構があったとしても機能しないだろう。


6.イザベラたち飼育監はラートリーを裏切り、彼に銃を向けた



週刊少年ジャンプ 2020年14号
約束のネバーランド 第169話 満点 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、頼みの綱であったイザベラたち飼育監。

心臓のチップなどの恐怖によって支配していた彼女たちも、イザベラの宣言に感化され反乱。

これによって、農園内にピーターの味方はほぼいなくなったと言っていいだろう。


7.ピーターに現状策はない



週刊少年ジャンプ 2020年15号
約束のネバーランド 第170話 共に より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



飼育監に裏切られ、ついに追い詰められたピーター。

なんとか包囲は抜けたものの、「何か手は!」と考えている。

なので、あらかじめ準備していた策はない。ここから助かるにはイレギュラーな救援か、彼の見落としている要素が必要となってくるだろう。



以上がGFでのピーターと食用児たちの現状。

見れば分かる通り、ピーターにとっては相当苦しい状況と言っていいだろう。

味方は全滅、設備もロクに使えない。敵はかなりの数と、正攻法での逆転は難しい。

では、彼が助かる可能性はあるのか?そのあたりについて考えていく。



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ピーターはエマやイザベラに逆転する方法はあるのか?


いよいよ本題。ピーターに逆転の一手はあるのか?

現状明らかな情報だけでは、逃げ場も味方も存在せず、敵の数は多い。普通に考えれば無理だろう。

ただし、農園に関する情報はまだ明らかでないことも多いため、何かしらの抜け道があることも検討する必要がある。

というわけで、ピーターが取りうる行動についていくつか検討していく。


1.外部の鬼へと干渉を図る


まずは、外の王兵や、事実上の支配下にある王都の鬼などへ連絡するパターン。

エマたちは王の仇。かつ、彼らの願いが叶えば鬼にとって不都合。

であれば、何かしらの方法で連絡さえとれれば救援を期待できるだろう。


しかし、これは難しい。

理由としては、通信手段がほとんどないことが挙げられる。

農園のシステムがダウンしているため、農園からの連絡は不可能。

もし、側近が何かしらの連絡手段を持っていたとしても、側近は食用児によって拘束されているため近づけない。

直接外へ言って、口頭で現状を叫んで伝える? 崩落の時点で王兵も手を打っているだろう。その上で救援がないのだから、間に合う可能性は低い。

更に、向かう先が分かっているならエマたちが追うことも容易だろう。よって、外部への連絡を以って救援を求めることはできないだろう。


2.GF内の鬼を目覚めさせる


一箇所に集められ、眠らされた職員鬼たちを目覚めさせる。

それによって反撃を始めるというシンプルな行動。

とはいえ、飼育監が寝返ったことによって数の差が相当激しい。

更に言うなら、システムがダウンしているため扉がロックされている可能性が高い。

成功率も効力も低いため、あまりやっても意味がないだろう。


3.交渉


ピーターが持っているカードとして、邪血を捕らえているというものがある。

彼らの処刑を辞めさせるから、一旦安全と自由を保証してほしい。そういった交渉をするというパターン。

ただ、ピーターの体勢を建て直させる時間を与えるかというと、それはしないだろう。

交渉するのであれば、追い詰められたときにさっさとしておくべきだった。一度逃げてしまったために、彼を信用するのがかなり難しくなってしまったからだ。

そういうわけで、交渉も成立しない可能性が高い。


4.プラントにいる食用児を人質にとる


続いて、ハウスで育てられている食用児たちを人質に取るという行動。

ピーターがアンドリュー経由でエマたちが家族思いであることを知っている可能性は十分ある。有効だと見てそうする可能性はあるだろう。

プラントの食用児相手ならば銃で脅すことも可能だろう。


ただやはり、扉のロックが気にかかる。

プラントへ行くためには門へと向かう必要がある。門には大きな柵があるためロックがかかっているならそもそもプラントへ行くこともできない。

また、プラント内、しかも食用児のいるハウス近辺までとなると距離もあるだろう。追いつかれてしまう可能性も高い。

ピーター一人でやっても、人質に取れるのもせいぜい一人二人なため、隙を突かれて奪い返されるのがオチだろう。よって、ちょっと厳しいものがある。



5.GF農園にある、人間世界への道を利用する



約束のネバーランド 9巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



さて、ここまでいろいろ無理そうだと否定してきたが。唯一ありうるのがこれかなと。

各高級農園には、人間の世界への道が用意されているという。それを使って一度人間の世界へと逃げる。

そうすれば体勢を立て直すことも可能だし、他の高級農園に戻ることで、隔離されたGF農園から抜け出すこともできるだろう。完璧だ。


しかし、一つだけ問題がある。農園のシステムがダウンしているということだ。

どうやら扉のロックもシステムによって管理されているようなので、これが落ちている以上人間の世界への道を使うことはできない。



……そうだろうか?

人間の世界への道は、本来人間も鬼も渡ることができない場所。調停役であるラートリーだけが許された道のはずだ。

であれば、鬼が利用する農園のシステムが干渉できては、むしろダメではないだろうか?


もし鬼側がその扉をロックできるのなら、調停役であるラートリーを拒絶できてしまう。それは不都合だ。

もし、鬼側がそこを簡単に開き、使うことが出来てしまえば――人間の世界には鬼がやってきてしまう。それはまずいだろう。

以上をふまえれば、独立したキー、電源などによって、ラートリーだけが使える。そんな機構であるべきではないだろうか?


現状、ここに関してはっきりとした情報は一切用意されていない。

しかし、ラートリーだけが干渉、利用できるべきなのは間違いない。

そして、もしこの”道”を利用できるのならば、ピーターは完全に体勢を立て直すことができる。


今のところ筋は通っていそうで、しかも効果はでかい。なので、ピーターは人間の世界への道を利用して脱出する……というのが本線だと考えている。


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結論


ピーターラートリーがいかにして、エマたちやイザベラに対抗するのかを考えてみた。

味方は全滅。農園のシステムはダウン。敵の数は多い……普通に考えれば詰んでいる。

が、農園にはまだ分からないことも多いため、何か見落としがあるかもと考えてみた。


交渉や人質、味方を探すというのは、基本的にダメそうだ。

唯一彼に残された可能性は、高級農園にあるという「人間の世界への道」。これだろう。

もしこれを使えるならば、包囲を抜けて人間の世界へと帰還。部下を再編成し再び戻ることができる。

なんなら、GF農園とは別の道から戻ることで、孤立したGF農園を襲うこともできるだろう。


だが、システムはダウンしているのに人間の世界への道が使えるのか?という疑問が残る。

が、むしろこれは農園のシステムとは独立していないと不味い可能性が高い。

農園のシステムは鬼や飼育監も触れうるところだ。そんなものが使えてしまえば、鬼が人間の世界へ移動したり、逆にラートリーを拒絶したりできてしまう。

むしろ独立したシステム、鍵、電源でなければならないだろう。

なので、この状況でも使える可能性は十分あるのではないか……と考えている。



おわりに


本日も22時より配信予定。









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