レウウィスは何故生きていたのか?2つ目の核やGPを脱出した方法、エマたちに味方した理由を考察

週刊少年ジャンプ 2020年16号
約束のネバーランド 第171話 敗北 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




171話では、なんとゴールディ・ポンドで死亡したはずのレウウィスが登場。

水没するGPに死体がなかったため、生存の可能性は一応あった。


しかし、核を撃ち抜かれたのは事実。

もし核が破壊されていなかったにしろ、あのときはエマたちとの戦いで再生ができないほどに弱っていたはずだ。

何故、生き残っているのか?どうやって崩壊するGPから脱出したのか?


そして、GPが崩壊したのは2046年1月29日。

2年近く経った2047年11月13日まで、一体どこで何をしていたのか?

何故、このタイミングで出てきたのか?


などなど、彼の生存・登場に関する疑問は絶えない。


なので今回は、レウウィスが生存について。

生きていた理由、GPを脱出した方法、そして今まで何をしていたのか、ソンジュたちを救けた理由は何か。

このあたりの真相を考察していく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、現在分かっている情報から、レウウィス生存のヒントになりそうなものをまとめていく。

重要そうなのは以下の通り。


1.レウウィスはGPにいた戦闘狂

2.王族の五男坊

3.エマたちとの戦いで核を撃ち抜かれた

4.GP水没時、死体はそこにはなかった

5.現在まで生死不明だったが、処刑寸前のソンジュの前に現れた



それぞれ簡単に見ていく。


1.レウウィスはGPにいた戦闘狂




約束のネバーランド 8巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



レウウィスは、バイヨンとともにGPで狩りをしていた鬼。

人間を狩る、命のやり取りに飢えていた。

エマが和解を申し出ても、「わかり合おうとは思うな、殺し合うしかない」

「君たちに狩り殺されるなら本望」とそれを切り捨てた。


2.王族の五男坊


レウウィスは王族の五男。

レグラヴァリマの弟であり、ソンジュの兄である。

が、特に政治に関わることはしていなかった。


3.エマたちとの戦いで核を撃ち抜かれた





約束のネバーランド 11巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



圧倒的な強さを誇っていたが、最終的にはエマたちの作戦の前に破れた。

老いと疲労によって、再生の速度・回数が限られている。

そのことを突いた上で、閃光弾で視界を塞がれ、ユウゴによって核を撃ち抜かれた。


4.GP水没時、死体はそこにはなかった




約束のネバーランド 11巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



……しかし、その後エマたちがGPの自爆装置を起動。

30分後に起爆したが、水没するGPに彼の死体はなかった。

この時点では死体が消失した、実は生きていて脱出したなどの可能性が考えられたが、これ以上のヒントはなく考えようがなかった。


5.現在まで生死不明だったが、処刑寸前のソンジュの前に現れた




週刊少年ジャンプ 2020年16号
約束のネバーランド 第171話 敗北 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そして、2047年11月。GPが崩壊して約2年が経ってから姿を現した。

つまり、GPでレウウィスが消えていたのは、「生きて30分以内に脱出した」からだと考えられる。


そして彼は、ソンジュを助けて邪血の秘密を市民に伝えた。

彼の心情、エマたちの状況をどこまで知っているかはともかく、

「人間を食べずとも生きていける」ことを周知し、エマたちの目的に寄与した形となった。


というのが現状。

生きている可能性は示唆されていたものの、いざ生きているとなると謎が多い。

核を撃ち抜かれた以上、生きているというのは鬼の性質に反する。

それに、倒された際は再生ができないほどに弱っていた。30分で脱出が可能だろうか?

そして、今の今まで発見されず、どこで何をしていたのか?……など、疑問は尽きない。

このあたりについて、上記の情報をもとに考えていく。



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レウウィスは何故生きていたのか?原因について


それでは、レウウィスが何故生きていたのか、ということについて考えていく。

まずは生きていた原因について検証する。

要するに、「核を破壊されたはず何故生きてるの?」というところだけを最初に考えてみる。

いくつかのパターンを考えて、最も有力そうなのはどれかを見ていく。


1.実は核は破壊されていなかった


まず、ユウゴの銃弾は核を破壊できていなかったというパターン。

それなら、再生が間に合って生き延びることができた……ということも考えられる。


どこまで行っても完全に否定はできない。

しかし、いくつか反論する要素はある。

まず1つは、エマたちが死亡確認を怠るというのが考えづらいこと。

もし生きていたら全てが水の泡(現に生きてはいたが)。少なくとも核を破壊できているかどうか、ということは確認するだろう。

そしてもう1つは、確実に目に命中し、貫通していること。




約束のネバーランド 11巻 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




そのため、基本的に核が潰れていないとは考えづらいかなと。

とはいえ、個体差がある部位の可能性もありうる(特に鬼は食べたものによって個体差が生まれるため)。

なので完全に否定もできない、と言ったところ。


2.核が潰れても生きていた


次に、核は間違いなく潰れたけれど生きていた、というパターン。

現状、これだけだと鬼の性質と矛盾する。

核を潰せば鬼は再生ができず死ぬ。これが道理だからだ。

特殊ケースでない限り、これはありえない。


3.第二の核があった


では、特殊ケースとは何か?

それは2つ目の核があるパターンだ。

ムジカいわく、王族に伝わる秘密の遺伝で、極稀に核を2つ持つ鬼が生まれるという。

これによって、姉・レグラヴァリマのように蘇った可能性は考えられるだろう。


しかし、これにも否定要素がある。

ムジカいわく、「先王の子で核が2つなのはレグラヴァリマだけ」。

どのように調べたのかは一切明かされなかったが、これを信じるならレウウィスに2つ目の核はない。


少なくとも、レウウィス本人は2つ目の核があったとしても、自覚はしていなかっただろう。

何故なら、生きるか死ぬかの勝負を彼はしていた。

その上で、彼は顔の核を潰され敗けを確信したのだ。

つまり、少なくとも彼自身は、「顔の核を潰され、死ぬことを予期していた」。

もしもう1つ核があることが分かっているなら、あのように死を受け入れる状態にはならないだろう。


その上で、「自覚していないけれど2つ目の核があった」ことは否定できない。

が、その場合ムジカが「先王の子で核が2つあるのはレグラヴァリマだけ」という発言に疑問が残る。

女王はあの場で2つ目の核に気づいたわけではないこと、

そして王族は何かしらの方法で2つ目の核を調査されている可能性が、この発言で示唆されているからだ。


なので、ムジカの発言やレウウィスの様子から考えるならば、彼の中に2つ目の核はない。

これも基本的には厳しい説だろう。


というわけで、生きていた理由は核を潰しそこねていたから、というのが消去法的に有力。

2つ目の核は王族という条件は満たすし、もしあるなら生きていることに疑問の余地はない。

が、レウウィスは2つ目の核があることを知っていた可能性は限りなく低い。

その上ムジカの発言より、先王の子は2つ目の核があるかということをチェックされている可能性が高く、

その上でレグラヴァリマだけが2つ目の核を保有している、というふうに伝わっているからだ。

レウウィスだけ検査を受けていない、みたいな可能性こそあるものの、それを言い出すと何でもありになってしまう。

現状の情報だけで考えるなら、エマたちが核を破壊しそこねて、生き延びてしまったと見るのが有力そうだ。


レウウィスはどうやってGPから脱出したのか?


では、次の疑問だ。

レウウィスが生きていたにしても、一体どうやってGPから脱出したのか?


レウウィスを倒してから、自爆装置が作動するまで30分間。

しかし、レウウィス自身は死亡寸前の状態だった。

少なくとも、核を撃たれる直前に「疲弊を重ね、銃弾を受けても再生できない」と思考している。

その上で、核周辺を撃ち抜かれた。致命傷だろう。生きていたとしても、動くのが困難だと言える。

そんな中でGPを脱走することが可能なのか?そこについて考えていく。


1.パルウゥスに食料を持ってこさせ、再生した


鬼は再生にエネルギーを要する。

少なくとも、エマたちとの戦闘で消耗していたことは間違いない(モノローグより)。

が、エネルギーと核さえあれば再生できるということにもなる。

そのため、パルウゥスに死体を持ってこさせて再生し、脱出を図った。

これは考えられそうだ。


しかし、エネルギー源となる生物が存在しない。

食用児は全員脱出したため、死体はない。死んだバイヨンたちの身体はGP内に残っていた。

館に保管されていた人肉?パルウゥスに取ってくることができるだろうか?

このあたりを考えると、死にかけのレウウィスが再生できるようになるほどのエネルギーを確保できるとは考えづらい。

つまり、正攻法で再生し、自力で抜け出したというのは非現実的だろう。


また、彼は命のやり取りを楽しんでいた。

命を落とすことさえも望みだったし、その結果を受け入れている。

そんな彼が、生き延びる術があるからとそこに飛びつくだろうか?

彼の当時の心境から考えると、敗北を認めるなら生きることができたとしても、その場で死ぬ、というほうが妥当だろう。


2.パルウゥスが運んだ


次に、レウウィスは死んだものの、生きていたパルウゥス。

彼が主人であるレウウィスを運んだという説。

基本的には考えづらい。いくら鬼といえど、パルウゥスとレウウィスでは体格差が激しすぎる。

更に、GPのような複雑な経路を、レウウィスを運びながら進むというのは容易ではないだろう。


3.何者かによって運ばれた


では、どうやって脱出したのか?

彼自身の再生・脱出が不可能ならば、他の存在に運んでもらうことになるだろう。

しかし、一緒にいたパルウゥスは体格差の問題でおそらく不可能。

GPの職員鬼は? 助けるにしても、報告はするだろう。ラートリーや王族が知らないのは不自然だ。

では、一体誰が運んだのだろうか?


……これは、エマたちがシェルターへ向かうまでの痕跡を消していた、支援者がありえるのでは、と考えている。

どういうことか。

まず根拠として、レウウィスが脱出したのなら、彼の痕跡も残ることになる。

もしその痕跡があれば、シェルターを探していたアンドリューたちの目に留まるだろう。

しかし、それは存在しなかった。支援者が助け出し、痕跡を隠したからではないだろうか。


何故、そんなことをするのか?

今回のように政治が荒れた際、ラートリーや約束に反感を持つ存在として、発言権のある鬼を確保したかった。

そういった狙いで彼の身柄を確保するということは考えられるだろう。


とはいえ、レウウィスが扱いづらいため、非常にリスクが高い行動。

エマたちに敗けたとはいえ、人間を殺したい戦闘狂であるのは事実。

今回のようにレウウィスが味方する可能性は、あの時点ではごくごく低いといえる。

何なら、命のやり取りを邪魔した(死ぬはずだったのに生かした)ということは彼の反感を買いかねない。

また、支援者は現時点で全滅したとされていることからも、この説は厳しそうだ。


というわけで、自力で逃げたにしろ他人の協力で逃げたにしろ、どこかしら苦しいところがある。

自力で逃げることはそもそも再生ができず苦しいはず。できたとしても、敗北を認めるならその場で死ぬという方がレウウィスらしい。

では、他の誰かが助けたか?鬼側に知れていないということは、鬼側によるものではない。パルウゥスにも、体格差からして不可能だろう。

支援者が助けたというパターンは、リスクが高い。

今回のように動くことが想定できるならやる価値はあるものの、そう上手くいかないだろう。


ここを考えると、一番現実的なのは、レウウィスがエマたちの主張を受け入れたこと。

「殺し合いは無意味、お互い生きる道を選ぶ」。

戦いに満足し、この主張を受け入れたのだとするとそれなりに説明がつく。


もしそうなら生き延びる選択をとってもおかしくないし、今回のような政権の暴走が起きたなら鎮圧に協力するだろう。

事実、エマたちによって感化ような描写もあるため、これが現状有力そうだ。


以下に結論をまとめた。



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結論


レウウィスが生きていた原因、脱出した方法、彼の心境について考えてみた。

ほぼ間違いなく、彼は核を撃ち抜かれた。再生ができないほど弱っていたことも確認できる。

が、事実として彼は生きていた。


一体どうして生き延びることができたのか?

王族だから2つ目の核があったのか?いや、ムジカいわく、先王の子で2つ核があるのはレグラヴァリマだけ。

レウウィス自身も、2つ目の核があることは想定していない。

そのあたりを考えると、ちょっと考えづらい。

となると、単純ではあるが「核を潰しきれていなかった」という可能性に落ち着きそう。

あとはエネルギーさえあれば再生はできうる。


だが、生きていたとしても脱出も現実的ではない。

30分で、致死状態から再生できるほどのエネルギーはないはずだからだ。


他の勢力に助けられたか?鬼ではない。鬼勢力に彼の生存は伝わっていなかった。

では、支援者か? ありえなくはない。

今回のように、ラートリーの暴走に対する切り札になりうる。

が、彼の性質を知っていればそれは厳しいだろう。

政治に興味はないだろうし、命のやり取りを邪魔するのは返り討ちにあう可能性が高い。

また狩りをするなどの暴挙に出る可能性も少なくない。

制御しきれないだろうから、助けるのはかなりのリスクを伴うだろう。


では、自分で脱走したのか?

エネルギーの確保さえできれば、できなくはない。

が、当時の彼の思考からすれば、命のやり取りを楽しんでいたのだから、死を受け入れるだろう。

とはいえ。彼はエマたちから影響を受けたと考えている描写もある。

心境の変化があって生き延びることを決めた、というパターンは実は今見えている範囲では妥当だろう。


なので、エマたちが殺しそこなった。

そして彼の考え方に変化が起きて、生き延びることを決めた――という、曖昧かつひねりのない説が最も有力そうだと考えている。



おわりに


こちらもどーぞ。

171話伏線・考察まとめ配信ログ(2020年3月16日放送)






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