エマがいなくなったのは何故か?どこへ行ったのか、どうやって探すのかを考察

週刊少年ジャンプ 2020年26号
約束のネバーランド 第179話 代償 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか




179話では、ついに食用児たちが人間の世界へと到達した。

……しかし、前回の考察通りには行かず、エマは食用児たちとは別の場所へと飛ばされたようだ。

食用児たちはエマを探しに行くという方針で決まったようだが、探すに行くにしてもあまりに情報が少ない。




週刊少年ジャンプ 2020年26号
約束のネバーランド 第179話 代償 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



そもそもこれは何が起きているのか?

エマが隠した、正当な”ごほうび”なのか?それとも、あのお方による嫌がらせなのか?

そして、エマはどこにいるのか? 倒れていた場所は人間の世界なのか?

……などなど、気になる謎が多い。探すにしても、あたりをつけてからの方が確実だろう。

なので、そのあたりを検討した上で、どうやって探すのか?ということを考えていく。



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ヒントになりそうな情報


まずは、エマの現状についてヒントになりそうな情報をまとめていく。

今明らかな中で重要そうなのは以下の要素。


1.約束とごほうび

2.食用児たちが結ぼうとした約束

3.エマの言い分では”ごほうび”はなし

4.食用児は人間の世界へと移動した。しかし……

5.人間の世界とラートリー家の状態

6.エマだけが雪の降る場所に倒れていた



それぞれ簡単に見ていく。


1.約束とごほうび




週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


七つの壁を越え、昼と夜にいる”あのお方”に会えば、願いを何でも叶えてもらえる。

1000年前の約束で、世界を2つに分け、人間と鬼を棲み分けることを可能にしたのも、この約束によるものである。

それくらい超常的なことでも可能ということになる。


ただし、約束を結ぶには対価がいる。


週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


あのお方は、願った者が大切にしている物を”ごほうび”として要求する。

イヴェルクに対して、最上物の人肉を要求するなど、最も欲しがっているものを奪うことを目的としている。


2.食用児たちが結ぼうとした約束




週刊少年ジャンプ 2019年33号
約束のネバーランド 第142話 1000年前の”約束”② より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



さて、その上で食用児たちが結ぼうとした約束は、

「全食用児が人間の世界へと行き、それを最後に2つの世界の行き来を不可能にする」というものだ。

実際に昼と夜へ辿り着いたエマは、一度その約束を口にしている。

ただし、実際にそれを結んだのかは不明。本当かどうかわからない、という書き方をしている理由は後述する。


3.エマの言い分では”ごほうび”はなし




週刊少年ジャンプ 2020年25号
約束のネバーランド 第178話 人間の世界へ より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



さて、鬼の世界での問題が全て解決すると、エマは人間の世界へと行こうと約束を履行しようとする。

しかし、他の食用児たちは、エマが支払うであろう”ごほうび”を無視できなかった。

”ごほうび”の内容を聞き出し、それがエマを害するものならば、約束さえも放棄しようとした。


しかし、エマは「”ごほうび”はなしでいいと言われた」と主張。



週刊少年ジャンプ 2020年25号
約束のネバーランド 第178話 人間の世界へ より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



大事なものとして「家族」を要求されたが、約束の内容と反する

(=家族は食用児のため、人間の世界へ移動させなければいけない)から、というのが理由の1つ。

その上で、あのお方は「食用児は1000年奪われ続けた、それが代償」とも言っていたという。


ただし、エマが対価のことを話せば、食用児たちが反対することは彼女の視点から見れば明白。

その反対を押し込め、みんなを人間の世界へ飛ばすための嘘である可能性が浮上した。

つまり、エマが話した”あのお方”との会話や、結んだとされる約束などがどこまで本当かは、信用できない状態となっている。


だが、食用児たちは”ごほうび”はない、というエマの言い分を信じ、エマは約束を履行した。


4.食用児は人間の世界へと移動した。しかし……




週刊少年ジャンプ 2020年26号
約束のネバーランド 第179話 代償 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



約束を履行した結果、食用児たちは無事に人間の世界へと移動した。

ノーマンたちGFにいた食用児たちはエリア01と呼ばれる地区へ。

他の農園にいた食用児たちも別の地域ではあるが、人間の世界へと移動したことが確認されている。


……しかし、エマはいなかった。




週刊少年ジャンプ 2020年26号
約束のネバーランド 第179話 代償 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



エマはGFにいたため、道理としてはノーマンたちと同じ場所にいるのが自然。

しかしそこにはいない上、各地で捜索されているにも関わらず、一切発見されていない状態である。

”ごほうび”が本当は何かあったのにエマが隠したのか、それともエマも知らない何かに巻き込まれたのか、

約束を変更し、移動しない食用児が生まれたのか(エマがその一人というだけで他にもいるのか)

……など、この異常事態には様々なパターンが考えられる。


5.人間の世界とラートリー家の状態




週刊少年ジャンプ 2020年26号
約束のネバーランド 第179話 代償 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



さて、辿り着いた人間の世界には国境がなかった。

2020年~30年代において、世界大戦が発生。

全人類で助かるために、世界は一つの大きな国となっている。


そんな中で、ピーターの叔父でラートリー家の当主代理であるマイク・ラートリーは食用児の味方をした。



週刊少年ジャンプ 2020年26号
約束のネバーランド 第179話 代償 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか



ピーターがエマから叔父に伝えるように言っていた、”コードSolid”が既に伝わっていた。

それによってもう食用児に危害を加えないことと、身元を受け持つことを表明した。


各地の食用児も、ラートリー家によって保護されていることがわかっている。

しかし、彼らも未だ、エマのことは発見できていないようだ。


6.エマだけが雪の降る場所に倒れていた



週刊少年ジャンプ 2020年26号
約束のネバーランド 第179話 代償 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか


そして、最後にエマの姿が描かれた。彼女は雪の降る場所で倒れていた。

また、倒れる彼女を見る人間の足元が確認できる。

これが人間の世界なのか鬼の世界なのか、はたまた別の場所なのかということは一切不明だ。



さて、このあたりが現在わかっている情報だ。

正直な所、曖昧なところがあまりに多い。

約束とごほうびの真実、エマの消失、どこへ行ったのか……。

などなど、それぞれが断片的な情報しかない上にヒントも少ないため、一つ一つの謎が深すぎる状態だ。


そんな中でエマを探そうなんてのは相当厳しい。

ので、一つ一つ起こっていることや、謎について考えていこうと思う。



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エマがいなくなったのは何故なのか?理由を考察


まずは、エマがいなくなった理由である。

エマが約束を結び、ごほうびによって家族と離れ離れになった。

しかし、エマはそれによって反対を受けるのを嫌がり、嘘をついて隠していた……。

というのがまあ、普通の流れではある。


だが実際のところは、そうなのかどうかもわからない。

エマは本当に何もないと言われ、それを信じたのかもしれない。

あのお方の気まぐれ、嫌がらせ。

あるいはあのお方さえも想定していないイレギュラー。

もしくは、人為的にさらわれた可能性だってあるのだ。


さすがにパターンが多すぎる。

が、一つのパターンを考えると本質が見えてきたのでそれをご紹介する。



誰か人間に連れ去られた、というのはほとんどありえない


1つだけ、かなり考えづらいパターンがあるのだ。

それは、エマが何者かによって、人為的に連れ去られたというパターンだ。

エマが嘘をついたわけでもなく、あのお方が何かをしたわけでもない。

普通に約束が履行され、エマも人間の世界へやってきた。それを人間の世界の誰かが攫った、という状態。

これは基本的に、かなり可能性の低いパターンだと考えている。

少なくとも、あのお方が関わっていないわけはないのだ。


何故か。理由はいくつかあるので説明していく。

第一に、攫う理由がない。

金目当ての誘拐は、請求する先がない。

ラートリーも、復讐という動機こそあるが、それなら食用児を保護する必要がない。孤立無援にしてやればいい。


第二に、攫うことの難易度の高さ。

描写を見るに、同じ場所にいた食用児は同じ場所へ転移している。原則、エマは同じ場所にいるはずなのだ。

もし同じ場所に転移した中、エマだけを攫ったというのだとすると、たくさんの食用児が周囲にいる上、衆目の中で堂々と攫ったことになる。リスクがあまりに高い。


つまり、どういうこと?


GFにいた食用児の中、エマだけがいない。

攫うことの困難さ、無意味さを考えるなら、人によって攫われる可能性はない。

ということは、あのお方が絡んでいないのに、エマだけがいないということはかなり不自然。


つまり、エマだけがいないのは誘拐ではなく、人間世界への移動(約束の履行)の段階からいなかったと見ていいだろう。

すなわち。人為的ではない以上、あのお方が関与している可能性が非常に高いということだ。

エマがごほうびとして別の場所へ移動(あるいは鬼の世界に待機)、もしくはあのお方による移動(気まぐれ、嫌がらせの類)ということになるだろう。


さて、この2つであるが――ぶっちゃけ、どっちだろうが本質にあまり関係はない。

あのお方が何らかの理由でエマを孤立させた。それが全てだ。

エマが知っていようが、知らなかろうが、行った場所に関しては変化がない。あのお方のさじ加減だ。


人間による移動でないということは、人間の世界と確定できない、というだけの話。

何が起きたのか、ということについては正直ここまでが限界だろう。

というわけで次に、エマがどこへ行ったのか?ということについて考えていく。



エマはどこへいったのか?倒れていた場所は人間の世界なのか?


さて。エマがどこへ行ったのか?これに関しては可能性が無限大。

あのお方が関与していることが濃厚だからだ。

人間による誘拐であれば、人間の世界と言えて簡単だったのだが……そうもいかない。

なのでこれに関しては、考えられるパターンをひたすら見て、検討していくことになる。

気になった場所や要素について、一つずつ見ていこう。


1.昼と夜、七つの壁空間


まず、あのお方がいる空間。

なんでもあるし、なんにもない。記憶の中のものを再現できるあの空間にエマがいたという可能性。

ごほうびとして、エマを手元においておく、といった選択をあのお方がするというのは、ありえないではない。


……が、雪の降るあの空間はエマのものではないだろう。

靴やズボンは今まで登場した誰とも異なるため、エマの記憶にはない存在だ。

そして、ごほうびで離れ離れになることを知っているなら、家族のことを想像するだろうし、

そうじゃないなら、希望に溢れた人間の世界を、家族と過ごす映像となるのが自然だ。

つまり、エマの記憶や脳内、心情と合致する点が非常に少ない。

なので、あの空間に一人彷徨う、といった状態ではないと考えられる。


2.死んだ、死後の世界


次に、エマが死んでいて、死後の世界のような場所にいる可能性。

無いとは言えない。七つの壁のような空間があるのだから。


否定材料は、全食用児を人間の世界へ移動させる……という約束。

エマも食用児だから、移動自体はさせなければいけない。

とはいえ、移動させた後殺すというのはナシではないだろう。

”ごほうび”としても、「エマの死によって、家族は幸せを失う=エマの大事なものを奪う」という構図になっている。言うほど悪くない。


とはいえ。見る限りエマの肉体に死ぬほどの重傷はない。

逆に死後だから実体がないのだとすると、キズだらけなのが不自然。

更には、死んだのだとすると人間の世界に死体は残るはずだ。

死体が鬼の世界にあるというのはありえない。約束は全食用児を人間の世界へ送ることなのだから。

つまり。何も発見されていないことを考えると、エマが死んでいることもかなり考えづらいだろう。


よって、エマが死んでいて、倒れている場所は死後の世界、というのもボツだ。


3.鬼の世界


次に、約束の文言を変更させられるなどして、エマが鬼の世界にいることを強制されたパターン。

あのお方なら、エマから大事な家族を奪うためにやりかねない……が、これも考えづらい。

なぜなら、もうひとり靴を履いた人間がそばにいるからだ。


約束が正しく履行されたのであれば、鬼の世界に人間はいない。

そして、人間が存在するような約束に変えられるというのもほとんどありえないだろう。

なぜなら、エマ以外を鬼の世界へ残すという約束に意味はない。エマもあのお方も望まないだろう。



唯一考えられるのは、鬼の世界に”食用児じゃない人間”が残っていたという可能性。

例えば、支援者などだ。

しかしそれにも疑問が残る。支援者がいたなら、脱走児に一切のコンタクトをとらなかったことが一つ。

そして、もう1つはその人間のもとにエマが飛んだこと。

鬼の世界に残るならGFに取り残されるのが自然。

その人間の場所に飛ばされるのはたまたまにしてはできすぎだし、あのお方が故意にそこへ飛ばすかというと、むしろ孤独なエマを楽しみたいところだろう。


以上の理由から、エマが倒れている場所が鬼の世界というのは考えづらい。



さて、ファンタジー空間については概ね否定できそうだ。

つまり、人間の世界にいる、というのが基本となる。

その上で、人間の世界でも見つかっていないというのが現状。

人間の世界の全貌がまだわからない以上、どこにいる、と特定することは不可能。

ただ、一つ気になる要素があるので、それについて解説していこう。


4.人間の世界の、別の時間軸


人間の世界に飛ばされたけれど、エマだけは他の食用児より未来、あるいは過去に飛ばされたパターン。

これならば約束は正しく守りつつ、あのお方はごほうびとして彼女の家族を奪うことができる。

同じ時を過ごすことは出来ず、大事なものを奪っている。

時空を操るあのお方なら、十分可能なことだろう。


エマが過去に飛ばされた、ということに関しては、考えづらい。

過去にエマのような人間がいれば、ニュースで過去に似た事例があったと話題になっているはずだからだ。


また、マイク・ラートリーがコードSolidを知っていたことがエマによるものである可能性はある。

エマがマイクに伝えるようにピーターは言った。にもかかわらず彼が知っているということは、もっと前にエマが到着し、それを伝えたのではないか、と。

とはいえ、これも少し考えづらい。

エマが過去に来ていたとして、その時点でコードSolidをマイクに伝えても信用されるわけがない。

2047年の現在まで、実際に食用児は鬼の世界にいるのだから。


なので、過去にエマが飛ばされた可能性はごく低いと言える。


では、未来に飛ばされた可能性は?

こちらは、あのコマだけでは判断不能。無いとは言えない。


最後に、考えられるのは……


5.北極、南極のようなラートリー家の手が届きづらい場所


単純に、ラートリー家が捜索しきれていない場所として、南極や北極といった場所である可能性はあるだろう。

厳しい環境ゆえにラートリー家がすぐには探せない場所、かつ雪が降る場所。

具体的には北極や南極なんかは、まあそれなりに有力ではあるかなと考えている。




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エマをどうやって探すのか?方法を考えてみる


では、そんな中でどうやってエマを探すのか。

いくつか方法を考えてみた。


1.ラートリー家が探せていない場所を探す


上に挙げたように、ラートリー家が調査を出していない場所を探す、というだけ。

ファンタジー要素を除外するのであれば最も堅実。


2.ペンによって捜索する


もう1つは、ペンの座標を確認するという方法。

エマがペンを持っているなら、逆探知のような方法を取れる可能性がある。

鬼の世界であれば、GPやシェルターのような地下でも反応していたため、探せる範囲は広そうだ。


ただし、問題はわかりやすく人間の世界で使えるかわからないことと、逆探知ができるかわからないこと。

できるならやって損はないが、できない可能性のほうが高そうだ。


3.昼と夜へ行き、あのお方へ願う


最後に、奥の手として。

再びあのお方のもとへと行き、約束を結んでエマと会う。


問題はヴィダや金の水といったものが人間の世界にもあるのか。

そして、昼と夜は鬼の世界ではないのか(行き来ができない可能性が高い)?という謎。

とはいえ、履行の際に持っていたものを持ってきていれば可能性は十分あるかなと思う。



というのが捜索にあたっての方法かなと。

まずは探されていない場所を探すというのが自然そうだ。


以下に結論をまとめた。




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結論


エマがいなくなったこと、そしてどこにいるのか、どう探すのかについて考えてみた。


何故いなくなったのか?

少なくとも、あのお方が干渉していないということはないだろう。

何事もなく普通にエマが飛ばされたのだとすると、人に攫われていなくなったことになる。

だが、GFの食用児がたくさんいる、かつエリア01の衆目の中で攫ったことになるわけだが、リスクが高い上にリターンがない。

じゃあ、エマが知っているのかどうかはともかく、あのお方が干渉している可能性が高い。

つまり、何らかのごほうびを要求したか、エマに知らせず嫌がらせをしたかということ。どっちにしろ何が起きててもおかしくない。


では、どこへ?

七つの壁や昼と夜の空間ではない。エマの記憶や心情とあの光景は一致しないからだ。

鬼の世界?いいや、人間がいるということはそうではない。食用児以外の人間がいたとしても、そこへエマは飛ばさないはずだ。

死後の世界?エマの死体も人間の世界で見つかってないということは、やはり考えづらい。


じゃあ、人間の世界しかない。

過去や未来に飛ばされた可能性は?過去はありえない。ニュースで似た事例があったことを報告するはずだ。

未来に関しては、ないとはいえない。あのコマだけでは判断できないだろう。


その上で、一番妥当なのは、ラートリー家が捜索していない場所。

具体的には、北極や南極のような環境が過酷な場所。雪も降っているため、それなりに有力そうだ。



エマを探すのなら、そういった場所を探すか、位置情報がわかるペンを使うか、あのお方に願うか。

後者2つに頼るにも現状不備が多い。鬼の世界における技術、文化だからだ。

なので、やはり現状はラートリー家が捜索できていない場所をひたすら当たるのが正攻法だろう。








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