エマたちの目標が、「2年以内に全プラントの子供を助ける」
ことと明らかになりましたね。
おそらくこれがタイトルの「約束」なんでしょう。
しかし実際やるとなると、壮大な作戦になりそうです。
というわけで、全員で脱獄できたという想定で、どんな策が有効かをちょっと考えてみました。
とは言っても、外の世界の状況や、
2年後のプラントの状態など、不確定なことが多いので、
ふんわりした軽めの考察となります。
今の段階でもいろいろ想像できて、今後が更に期待できそうです!
助ける方法を考えるにあたって
上に書いたように、まだはっきりとしない要素があるので、
まずはそこについて考えてみます。
外の世界については以前考えた
(→農園の外の世界はどうなっているのかを考察してみた!)ので、
2年後のプラントの状態について、ここでは考えてみます。
第3プラントと残された子供はどうなる?
まずは、火事になった第3プラントと、そこにいた子供たちの処遇について。
思いついたのは、別のプラントへ移るか、プラントを建て直すかの2択。
それぞれのメリットデメリットは以下の通り。
1.別のプラントへ引っ越し
メリット
ハウスを建て直す費用と時間がかかりません。
特に時間は重要そうです。
その分教育が遅れる上、寝床がないため体調を崩す可能性があり、
どちらも品質低下につながります。
それがないのはかなり大きいでしょう。
デメリット
すぐ近くに、同じようなハウスがあるというのは、
子供たちにとって違和感がありそうです。
もちろん、他のプラントの子供たちも、
4歳の子供たちが一気に21人(4分割しても1ハウスに5人)一気にくると、
不審感を覚えるでしょう。
また、5人ずつ他のハウスに行くと、イザベラと離れるのを嫌がる子供も出てきます。
火事、エマたちとの別れ、イザベラとの別れと、ショックな出来事が続くと、
メンタルをやられる子供が出てきてもおかしくありません。これも品質低下を招くでしょう。
建て直す
メリット
子供たちに、ハウスへの不審感を覚えさせないことが
最大のメリットですね。
フィルが他のハウスに流れ込んで、
第2第3の脱獄を企てられる可能性を潰せます。
デメリット
あのハウスを作り直すとなると、やはり費用と時間が甚大。
子供たちの生活基盤がなくなり、品質が下がります。
農園内の人間だけでは無理でしょうから、
外の人間が入ってくるというリスクもあります。
こうしてみると、他のプラントへの引っ越しが冷静そうです。
あのハウスを再び作り上げるのは無理でしょうし、
他のプラントの子供には、火事が起こったことだけ伝えれば、そんなに違和感もないのかなと。
イザベラへの処罰
そして、イザベラはいるのかどうか。
彼女の存在は、エマたちの策を実行する上で、大きな障害となりそうです。
今回は出し抜かれたとはいえ、エマたちの策を読むことにかけては、
イザベラ以上の存在はいないでしょう。
結論から言えば、イザベラは生きていると思います。
農園の最大の利益は、やはりフルスコアの子供のはずですから。
彼女以外のプラントは(2045年は)実りが悪いらしいので、
フルスコアを3人排出するという彼女の実績は、農園にとって最重要なはず。
しかし、子供たちの制御という点においては、
大きく信用を失ったことは間違いありません。
なので、飼育監が複数人つく、他のプラントの補佐に格下げなど、
彼女の動きを抑制するような処罰が下されると考えられます。
警備の状況
そして、大きく変化するのはここでしょう。
脱獄が成功した、という想定で考えていくので、
警備はより厳重になるのは確実。
どこが変わるのかを考えてみます。
門や塀
塀や門など、子供たちの目につくような場所に関しては、
大きな変化がないはずです。
違和感を抱かせて、脱獄を誘発するのは本末転倒でしょうから。
橋やエマたちが逃げた場所
外へつながるルートを強化する、というのが本線でしょう。
(橋以外の可能性についてはこちら
→エマたちは鬼や飼育監からどう逃げ切るのか考察してみた!)
橋は現状どうなっているのか不明ですが、
守衛がつく、鍵付きの扉がつく、罠が設置されるなど、
今よりも脱獄が困難になることは間違いないです。
結局どうなるのか?
ここまでをまとめると、2年後のハウスは、
第3プラントの子供たちは他のプラントへ移り、
イザベラは教育を続けるが、自由のきかない立場へ。
脱獄はより困難な状態になっている。
こうなっているんじゃないかな、と思います!
規模はどの程度か?
あと作戦を考える前に知っておきたいのは、救出する人数ですよね。
全プラントの子供となると、
1プラントだいたい40人と考えると、第3プラント以外は
40×4=160人
それに第3プラントの22人
(1話の38人に、キャロルを加え、コニーとノーマンと脱獄15人を引いた)を加え、
182人と概算できます。
こうして考えると、かなりの人数。
複数に分かれて行動するのが必須になりそうです。
全員を助けるにはどうすればいいのか?
さて、ここまでを踏まえて、何ができるのかを考えてみますね。
1.フィルなど、各プラントへ行った子供たちによる根回し
まず必須となるのは、プラントにいる子供たちが、
脱獄に積極的になること。
いきなり押しかけて脱走するぞと言われても、
子供たちはついてくるはずもありません。
そこで、各プラントへ行った、第3プラント出身の子供たちが、
農園の秘密などを語り、味方に引き入れるという策。
鍵となるのはやはりフィル。
彼がいかに、同年代の子供たちに伝えるかが肝かな、と思います。
エマが「あっちはフィルにまかせてある」と言っていたのは、こういうことなんじゃないでしょうか?
反論
離れ離れになる前に、フィルが事実を伝える必要があります。
4歳以下の子供たちが、すぐに農園の秘密を受け入れられるか、
それを飼育監たちに悟られないかなど、障害は多そうです。
2.乗り物で襲撃する
4分割しても45人近くなる集団を引き連れて、
走って逃げるのは現実的ではありませんよね。
こうなると、乗り物、特に崖を越えられる、空を飛ぶ乗り物で、
一気に収容して逃げるのが得策かなと。
飛行機は小回りが効きませんし、
大型ヘリコプターが本命でしょうか。
もちろん、2015年より技術は発達しているでしょうから、
もっといいものがあるかもしれません。
反論
けっこう大型の乗り物になるでしょうから、
どうしても音や小回りの効かなさなど、不安要素も多いです。
特に音は致命的。
救出を察知され、子供たちをハウスの中に隠されてしまいます。
3.本部を襲撃
子供たちを取引をしているのは、おそらく本部。
ここにいるグランマや鬼がいなくなれば、
そもそも子供を出荷することができないんじゃないか、という狙い。
前述の乗り物で爆撃を行えば、子供たちの救出も同時に可能です。
反論
農園がここだけではなく、他のところにもありそうなんですよね。
「ここの農園の子供は高級品」と鬼が言っていますし。
ということで、グランマたちがいなくなっても、他の農園から人がやってくる可能性がありそうです。
それでなくても、高級品を扱う場所なら、
リスクヘッジくらいしてるでしょう。
4.子供たちを必要とする鬼や人、あるいはその原因をどうにかする
子供の需要をなくす、という方向。
例えば、外の世界の考察記事では、
作物を育てるために、子供を必要としている、と考えました。
それを肥料の開発などで解決して、
農園の存在意義をなくす、というアプローチですね。
反論
そんなに簡単に解決するような問題なら、
外の人間だけでもなんとかなっているでしょうから、
そもそもこんな農園はできない気がします。
まとめ
いろいろ考えてきましたが、
今の段階でこれだけ考えられるのは面白い!
具体的な設定や状況が明らかになってくると、もっと深く考えられそうです!