ペンの「B 06-32」と蔵書票のモールス符号が何を示すのかについて考察

外へ出てからのエマたちの行き先は、

ペンやモールス符号の謎を読み解く必要がある。

前回の考察を書いてそう感じたので、また考えてみました。



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条件の確認


現在提示されている条件を確認し、そこからヒントを探っていきます。



モールス符号


図書館にある、ウィリアム・ミネルヴァが寄贈した本の蔵書票に、

モールス符号が書かれていた。

フクロウのイラストの周りの円が、モールス符号になっている。


RUN DOUBT DANGER TRUTH

HARVEST MONSTER FARM PROMISE


モールス符号のない、普通の円になっているものも一冊ある。


モールスのない本と、PROMISEの本は、

それぞれ冒険小説と、神話の本

冒険小説はところどころ破れているページがある。

神話の本の、蔵書票の隣のページには、ドラゴンと天使のようなイラストが描かれている。



ここから考えられること

ウィリアム・ミネルヴァの人物像

農園の秘密についてのメッセージを、子供たちの目のつく場所に置く、

という行動から、子供を助ける意志がある。

ここから考えられる可能性は3つ。


1.農園の非人道的な行為に反対している(子供たちの味方)

2.鬼と敵対していて、人間側の優秀な頭脳を欲している(鬼の敵)

3.脱走させることで、農園の信用を落とそうとしている(農園の敵)



いずれにせよ、子供たちが逃げることが、

ウィリアム・ミネルヴァの目的に繋がる
ことは間違いない。

リスクを犯してでも、農園内部にメッセージを送っているから。




更に、農園に近い存在である可能性も高い。

脱獄対策など入念に施されているのなら、

外からの物資は、信用できる存在・組織から取り寄せるはず。

特に本は、途中のページにメッセージを書き入れたり、紙を挟むなど、

子供たちとのコンタクトが容易に取れてしまうわりに、チェックに手間がかかるもの。

そのため、信用できない人物・組織からは手に入れないだろう。


つまり、ウィリアム・ミネルヴァは、

農園からある程度の信用がある人物、ということになる。

クローネの言った情報から、オモチャや本、家具やテスト機材などを、

外から運んでいることが推測される。

これらの中にも、まだメッセージが隠されているかもしれない。



まとめ

1.子供たちを逃がすことが、ウィリアム・ミネルヴァの目的に繋がる

2.ウィリアム・ミネルヴァは農園からの信用がある

3.オモチャや本、家具、テスト機材など、外から運び込まれたものにも、

メッセージが隠されている可能性がある。



モールス符号のメッセージについて


まず気になるのは、鬼を直接見たことのある子供じゃなければ、

メッセージの意図に気づきづらい
、ということ。

RUN(逃げろ)、DANGER(危険)以外は、

普通にハウスで過ごしていたら、なんのこっちゃわからないはず。

モールス符号を見つけたら、他のウィリアム・ミネルヴァの本も探すだろう、という判断なのか?

それにしても、鬼の実物を見ない限り、「やばい逃げなきゃ」とはなりづらい気がする。

まだ別のモールス符号が残っているのか、

あるいはモールスのない蔵書票がそれを補完する、などの可能性が考えられる。






破れているページについて考えられるのは、

1.農園側の検閲

2.他の本に挟まっていて、合わせることでメッセージとなる

3.そのページに注目させる


とりあえずこの3つが考えられる。


検閲されて破られる可能性としては、鬼や農園に関わる記述がある、くらいなもので、

そんな本はそもそも入れない方が安全。

そのため、他の本と組み合わせてメッセージになる、

破れたページに注目させる狙いがある
、という説のどちらかかなと。





まとめ

1.まだ別のモールス符号か、モールスのない蔵書票が、

鬼を見ていない子供でも逃げるようにするメッセージを補完する可能性がある

2.破れているページは、他の本と組み合わせる、そのページに注目させる、

などの可能性が考えられる。




ペン


本部でクローネが拾ったペン。

自らの死を悟り、ノーマンの引き出しに、鍵型とともに入れた。

落としたのは、鬼と会話していた、白衣でメガネの大人の男。

W.Mという文字と、

軸の中に

B
06-32


という文字列が書かれている。



ノーマン出荷後は、エマが所持している。



ここで考えられること


何に利用するものなのか

クローネが「ただのペンではない」「ガキ共を逃がす」と考えていることから、

脱獄に関連するものであることは間違いない。

しかし、崖を越えるまでは使っていないため、脱獄後に関わるものである。


脱獄後に使うものとなると、

外の地図、行くべき場所を示すものなどが考えられる。


クローネも価値を理解していた

拾った彼女も、「ただのペンじゃない」ということに気付けるものである、

ということも分かる。

考えられる可能性は2つ。


1.B 06-32という文字列が理解できるものである

2.ペンそのものに何らかの追加の機能がある




W.M

ウィリアム・ミネルヴァのイニシャルと一致。

それ以外にW.Mになる単語は作中に出てきていないため、

ほぼ確実にウィリアム・ミネルヴァを指すと考えられる。


鬼と対等に話していた男が本部で落とした、ということで、

先ほどのヒントである、ウィリアム・ミネルヴァは農園からの信用がある、というところとも符合する。



まとめ


1.脱獄後に使うものと考えられる。外の地図や、逃げる場所を示すものなど

2.文字列は理解できるものであるorペンに何らかの機能がある

3.W.Mはほぼ確実にウィリアム・ミネルヴァを指す



2巻カバー裏



2巻表紙の図書館をバックに、

promised
B 06-3


とスーツを着た人間が、上記のペンを使って、左手で書いている。


ここから考えられること


モールス符号「PROMISE」と、クローネが拾ったペン、及びそれに書かれた文字列に、

何らかの関連性がある
ことを示唆している可能性がある。


また、この文字を書いているのが、ノーマンであるとも考えられるかなと。

出荷時の服装と似ている上、

15話のテスト風景などから、彼が左利きであることも分かる。

もしそうなら、彼はこの文字列の意味を理解して、計画に組み込んでいるはず。



まとめ

1.PROMISEとペンの文字列には関連性がある可能性が高い

2.書いている人物はノーマンかも。もしそうなら、計画に関係があるはず




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いろいろ検討してみる



ここからはいつもどおり、案を出して、ヒントなどをもとに正しいかどうかを考えていきます。


06-32が年齢を指している説


まず、06-32というのが年齢を指している可能性について。

06~というのが、出荷される年齢ではないか、というところから考えられる。

この場合、BはBrainを指していそう。

エマが4歳以下の子供たちを置いていくことを決意する前に、

「そうだよね……」と見つめていることからも、可能性は少なくないかなと。

出荷されるのは6歳からなんだから、と自分に言い聞かせている、という意味で。



出荷の満期は12歳までとなっていますが、

28歳のクローネも、花を刺されて死んでいるため、

優秀な6~32歳の脳が求められている、と示しているのはありそう。



反論

しかし、もしそうなら、脱獄に関して何のヒントにもなっていない。

6歳から出荷される、というのは既に気づいているし、

32歳まで餌食になる可能性がある、というのは、

イザベラも標的である、という意味しかない。



また、6の前に0がついていることも気になる。

年齢を表すだけなら、6-32でいいはずで、0をつける意味がない。



結論:ありえるが、その場合脱獄には特に関係なし



車のナンバープレート説


B 06-32って、ちょっとナンバープレートっぽいなと思ったことから。

1話の車にもナンバープレートはあるので、

森に隠してある、この車を使って逃げろ、という意味があるんじゃないか、という説。



反論

調べてみたところ、さすがにこんなにケタの少ないナンバープレートは、なさそう。

また、そんなメッセージなら、子供たちに直接伝えるべき。


結論:基本なし



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ブラックライト説


「ただのペンじゃない」というところからの発想。

ブラックライトがついていて、本や蔵書票を照らすことによって、

メッセージが浮かび上がる
可能性があるかなと。


この場合、B06-32について考えられるのは、

メッセージの隠された場所を指している、ということ。

図書館の本にある分類番号などが考えられそう。



反論

クローネが手に入れても、本部にいる段階では、この価値に気付けないはず。

おそらくハウス内にあるものにメッセージが隠されているだろうから。

もちろん、ハウスに来てから確かめた可能性もあるため、なしとは言えない。



結論:まあまああり



録音機能説


同じく、「ただのペンじゃない」というところから。

この場合はかなりシンプルに、農園の秘密や、脱獄後のルートなどを伝えられて、

非常に効率がいい。


ハウスに直接寄付することができない理由もはっきりしている。



反論

B 06-32や、モールス符号、PROMISEなどとの関連性が薄い。

また、落としたふりをして渡すなら、衝撃が怖いし、

もし偶然落としたのなら、こんな鬼に気づかれる可能性があるものは、

もっと慎重に扱うはず。


結論:ないとは言えないが、他の要素との関連が薄いため、考えづらい



B 06-32 連絡先説


B 06-32が、無線などの連絡先であるという説。

クローネがペンと一緒に渡した鍵は、イザベラの持っていたマスターキーと同じものに見える。

そのため、地下室へ行き、通信手段を使うことも可能。



そこから、ペンに記された連絡先へとつなぎ、脱獄の段取りを説明。

どこへ行くべきかを聞いたり、救助を求めたりできる。

イザベラの隙をついて地下室へ行けることは、ドンとギルダが証明済み。

脱獄準備などの状況に合わせて連絡が取れるため、計画としては美しい。



反論

これもまた、モールス符号などとの関連が薄いことが気になる。


また、B 06-32が連絡先であることや、どんな人間と連絡が取れるかなどを知る経緯にも疑問が残る。

クローネは通信手段の使い方は知っているだろうが、

本部でも第4プラントでも使う機会はなかった
はず。



結論:かなりの上策が実行可能。しかし、苦しい部分もある




蔵書票の梟と、ミネルヴァという名前がメッセージ説



「ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ」


コメントで教えていただいたので、これについても考えてみる。

法の哲学にある一文とのこと。

ミネルヴァ、フクロウと、合致する箇所も多いため、これがメッセージである可能性も考えられる。


意味としては、

「哲学は時代を表現するもので、その時代が終わらないと語れない」

というもの。



これを、農園外からのメッセージとして考えるなら、

「今置かれている状況を理解するには、大人になってからor外へ出てからだ」

こんな感じか。

つまり、外へ出れば、農園のことや、人間と鬼の関係がわかる、と伝えているのでは?



反論


外へ逃げろ、というメッセージとしてはかなり婉曲的。

特に脱獄に役立つメッセージでもない。

もし意味があるにしても、違う解釈だろう。


あと、法の哲学が作中の世界にあるのかも不明。


結論:かなり関係がありそうな言葉だが、脱獄の手助けにはならなそう。




まとめ


いろいろ考えてきましたが、可能性がありそうなのは、


1.B06-32は年齢を表す

2.ペンがブラックライト内蔵で、暗号を浮かび上がらせる

3.ペンに録音機能が内蔵されている

4.B06-32が連絡先である



という4つでした。



個人的には、ペンの文字列が連絡先説が好き。

他の説と違い、エマたち側から連絡がとれるため、策を組み立てやすいのが良いですね。



38話で進展があったので、考察しました。

B06-32地点について、B01-14やTouch meの意味などから考察


ウィリアム・ミネルヴァについてはこちら。

ウィリアム・ミネルヴァは一体何者なのかを考察





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