鬼=植物の進化した姿という説を検討・考察

以前の考察で、

鬼は植物が進化した姿ではないか、という説を思いついた。

今回はそれについて、真剣に検討してみる。



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これまでのまとめ



まずは、どんな説かを改めて、これまでに挙がった論拠と一緒にまとめる。


意志を持った植物が存在するならば、鬼がその進化系ではないか?

という考え。

この時点では、動く植物がいるか不明だったが、

39話で登場し、説得力を増したというのが現状。



論拠


これまで挙げた論拠は、以下の3つ。


1.鬼の身体

2.儀程の花と、動く木で捕食されていた動物

3.鬼が動く木の地下と似た空間にいた



それぞれ詳しく考えていく。


1.鬼の身体

これは、鬼の身体と、外の森にあった木の質感が似ている、という点。

太い腕や足は、木の幹の質感と酷似していて、血管のような筋も共通している。

7話にいる、とぐろを巻いている鬼や、触手のような身体を持つ鬼は、

木の根とよく似ていて、根の特徴を色濃く残した進化系、と考えられる。




2.儀程の花と、動く木で捕食されていた動物

儀程の花は、23話を見ると、刺された後に、花が開花している。

これはおそらく、人間の身体から養分を奪っているため。

このとき咲いている花は、コニーのときよりも、クローネのときの方が、綺麗に、豊かに咲いている。

ということは、優秀な脳を持つ人間の方が、養分を多くもつと推測できる。

つまり、儀程の目的は、いかにその人間から養分を奪えるか、と試すことが目的と考えられる。



要は、鬼が優秀な頭脳を求めているのは、そのまま多く養分を得られるから。

そのために、自分たちと同じ生態である植物を使って、

どれだけ養分を得られるかを、儀程から判断しているのではないか
、という予想。



また、39話で出てきた、エマたちを襲った植物。

動物が干からびるまで、養分を吸っていた。

花が刺さっているコニーの身体から水が出ているため、

瓶詰めにしなければ、彼女も干からびるだろう。

ということは、この植物も、儀程と同じ方法で動物から養分を吸っている、と推測できる。

また、1話の鬼が「猫を食べる」と発言していたため、動物を食べるという点も共通している。

つまり、鬼は植物と同じような食事形態をとっていても、おかしくはないかなと



3.鬼が動く木の地下と似た空間にいた

38話で指示を出している鬼が、背景が木の根で出来た洞窟のような場所、

エマたちを襲った植物の地下と似た空間にいる。

ということで、鬼の拠点は、木の内部である可能性が高く、

それはつまり、鬼が植物の仲間である可能性が高いかなと。



以上がこれまでのまとめ。



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読み返してみて


この説を思いついて、改めて最初から読み返してみた。

そこで更なる論拠となりそうな、以下の2点を考える。


1.機械などを作っているのはおそらく人間

2.果物



それぞれ詳しく見てみる。


1.機械などを作っているのはおそらく人間


「服や道具は『外』から運んでくる人間がいる。オモチャや本に、家具やテスト機材も」

21話のクローネの発言。

服や道具、オモチャ、本、家具、テスト機材などは、

人間が作っている可能性が高い。

鬼が作れるなら鬼が作って運んできそうなもの。

外から人間が運んでくる、ということは、ミネルヴァのような反乱分子が紛れる可能性があるんだから。


また、人間と鬼が対等になる理由が、他に考えづらいというのもポイントかなと。

基本的に、鬼が人間を食べるわけで、立場としては人間が下。

そんな中で、対等な人間がいるということは、

より良い人間を食べるための技術を、人間が提供している、と考えられる。



それならば、鬼はものを作る、という製造という分野の文明は、さほど発展していないことになる。

これは本来、自然の中で生きる植物だから、

機械や本などを製造する機会がなかったからではないか
、という推測ができる。




2.果物


3巻の設定資料より、生の果物がハウスで出ることは珍しいことが分かっている。

しかし、決まった時期に出てきて、10月の後半に出たとのこと。

これは、コニーが出荷された月の月末。

ということは、果物は子供の養分を吸って得られたものではないかと。

しかし、こう考えるならば、鬼が子供を食べている、というのがネックだったが、

子供の肉を食べた鬼(植物)から得られた果物が、ハウスに出荷されている、と考えるならば筋は通る。



というわけで、文明のレベルや、ハウスの食事事情からも、

鬼=植物の進化した姿、という説への論拠が新たに出てきた。



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不明点から考える


もちろん、分からない点もある。

そこで、不明点を挙げて検討し、仮説などがそこから何か見えてこないか、と考えてみる。

気になっているのは以下の点。


1.なぜ人間と並ぶ知能を持ったのか?

2.鬼は人間を口から食べようとしている



それぞれ考えてみる。


1.なぜ人間と並ぶ知能を持ったのか?


植物が進化した姿、とは言うが、いかにして人間と対等の頭脳を持つようになったのか?

森の中にあった木は、狡猾な罠を持ち、現実では考えられない根の動きなどはあるものの、

言語を喋ったりすることはなかった。

頭脳を持つというよりも、食虫植物のように、そういう生態系、というだけの可能性が高い。


さて、この疑問に対する仮説は、

「鬼は、植物が食べた生き物の特徴を得て生まれた、あるいは変化した」というもの。

もしそうなら、人間を食べたことによって、人間と同等の知識を得た、と考えられる。


発想としては、最上級の頭脳を求めるのは、美味いからではなく、

更に優れた鬼を作り出すことが目的なんじゃないか、というところから。

いくら  が偉い存在だからといって、そのためだけに手間暇をかけるのかと。

フルスコアは、 という親により良い子を産んでもらうためのお膳立てではないのか、

と考えてここへ至った。

また、この仮説は、鬼の身体的特徴の個体差が激しいことにも、ある程度説明がつく(角など)



2.鬼は口から食べようとしている


鬼はコニーを口から食べようとしていたが、

植物は管のようなものを刺して、栄養を吸い取っているだけ。

捕食形態が似ているようで全く違うんじゃないか、という疑問。


これも、「鬼は、植物が食べた生き物の特徴を得た、または変化した」という仮説で説明がつく。

人間のような身体へと進化して生まれたため、口から食べているだけと考えられる。



また、それに伴い、根のような特徴は退化し、

目立たないような見た目になっていると推測できる。




疑問点を考えた結果、

植物が食べた生き物の特徴を反映して生まれた、あるいは変化していった、

という仮説が立った。



まとめ


鬼が植物の進化系ではないか、という説について書いてきた。

個人的には、今のところけっこうアリに見えている。


今回出た追加の論拠は、

・鬼の文明レベル

・子供が出荷されたあとに出ていそうな果物


この2つ。


また、よくわからんところを考えてみたら、

植物が食べた生き物の特徴を反映して生まれた、あるいは変化していった

という発想も出てきた。



これまでの関連考察はこちら。思いついたきっかけなどを見たければ。

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