月曜日の生放送で、
は実は人間じゃないか?と思った、というコメントをいただいた。
(C)白井カイウ/出水ぽすか
なかなかありえそうだと思ったので、今回はこれについて考えてみる。
について
まずは現状の

ポイントは以下の通り。
1.儀祭で優秀な子供を捧げられる
7話の鬼の「

33話のイザベラの「しかも

儀祭にて、特に優秀な子供を捧げられる存在と考えられる。
2.収穫を祝うために、鬼から祈りを捧げられる
7話の鬼の、
「我々も”収穫”を祝おう

少なくとも立場の高い存在で、
祈りを捧げられるということは神に近いとも考えられる。
以上を踏まえて、今回の説を検討していく。
人間じゃないか?と考えられる根拠
今回の説の根拠としていただいたコメントがこちら。
Keyさん:
は実は人間で、人間の敵と表現してしまうと、
少し矛盾が生じてしまうので、わざと食用児という表現にしたのかなと思いました
7話の最後で
に祈りをと鬼が言っているので、
鬼は特別な人間を神かなにかに捉えて、信仰しているのではないかと思いました。
48話のソンジュの発言についてのコメント。
「は疾うに食用児(彼ら)の敵だ」という発言に対し、
「彼ら」とは言わず、わざわざ「食用児」と言っていることを指摘している。
つまり、あくまでは「食用児の敵」であって、
「人間の敵」ではないのではないか? という意見。
また、それに加えて僕が思いついた、人間が崇拝される根拠として、
「この状況を作り出したのは人間である」ということが挙げられる。
人間と鬼との約束を提案したのは人間側なので、
鬼が満足するような条件として、農園システムを提案したのも人間ではないかと。
となると、このシステムを提案し、実現まで持っていった人間を崇拝する、
というのはありえそうじゃないかと考えた。
反論
……とここまで考えてきたけど、
個人的には、この説はちょっと考えづらいかな、と思っている。
その理由としては以下の点が挙げられる。
1.そもそも鬼が人を崇めるのか?
2.約束が成立した後、人間は用済みでは?
3.人間にフルスコアを食べさせるか?
4.寿命
それぞれ説明していく。
1.そもそも鬼が人を崇めるのか?
まず、鬼にとって特別とまで表現されている人間を、
食べずに崇拝するのか?という疑問がある。
というのも、人間は鬼から見れば、どこまでいっても捕食対象。
かつ、崇められる程優秀な人間ならば、それこそ食べられるだろう。
2.約束が成立した後、人間は用済みでは?
僕の考えた根拠に対する反論。
いくら現在の体制に大きく貢献した存在と言っても、
農園システムが確立した今となっては用済みのはず。
未だに崇められていることについては全く説明がつかない。
3.人間にフルスコアを食べさせるか?
御膳と表現されていることから、食べることはほぼ確実。
しかし、手塩にかけた最高級品を、
鬼ではなく人間に食べさせる、というのが不可解。
偉い鬼にならともかく、敵対してる人間に食べさせるのは、
鬼としては文句が出るんじゃないかと。
4.寿命
そして最後に、寿命の問題。
一朝一夕で祈りを捧げられるほどの存在になることは不可能だろう。
が、人間の寿命はといえば、せいぜい100年がいいところ。
信仰までに発展するには時間が足りないように思う。
まとめ

意外性があって面白かったが、
考えてみた結果、今のところはちょっと否定要素が多いかな。
もちろん今後、これが覆る可能性はあると思うので、
覚えておいて損はなさそう。
とおりすがりの考察です。
1.そもそも鬼が人を崇めるのか?
●●が人間だと知っている鬼はほんの一握り。
そいつらが利権を握っている。
2.約束が成立した後、人間は用済みでは?
農園にはアフターフォローが不可欠。
病気が蔓延したら薬やワクチンが必要。
勉強スコア測定用の機器は現代の人間社会からもたらされたはず。
レイがご褒美にもらった望遠鏡やカメラもそう。
1000年前にはなかったのだから。
鬼たちが作ったとは考えにくい。
●●が人間だからこそ、取り寄せルートがあるのだろう。
3.人間にフルスコアを食べさせるか?
捧げられているだけ。
単なる権威づけ。
実際に食べているとは限らない。
(●●が人間だと知っている利権を握っている側近が食べている)
4.寿命
世代交代している。
おそらく優秀な臨時出荷の子供(ノーマンとか)に継がせている。
>カズちゃんさん
コメントありがとうございます!
非常に良いアンチテーゼで、
この説について否定派でしたが、五分に思えてきました。
◆◆一般鬼に崇めさせていて、知っているのは側近だけ◆◆
1と3に関連
なるほど、それなら筋が通っていそうです。
○○が優秀な人間ならば食べるのでは、と思いましたが、
それ以上の利益が得られるのなら問題はなさそうですね。
◆◆農園運営に必要◆◆
2に関連
これについては、そもそも約束の時点で、鬼が不利な条件なのが気になります。
というのも、鬼としては食料を奪われるわけなので、
人間側が農園のサポートをするという条件があってこそ、
鬼は初めて要求を飲むと思うんです。
なので、人間をわざわざ上に立たせないとルートが確保できない、
というのには疑問が残るかなと思います。
となると、人を上に立てる理由が不十分。
考えてみましたが、
約束の際に、人間側が、鬼の世界を監視する役割を要求した、
という感じならありえそうかなと。
間違っても襲わせないように(約束を違えないため)崇めさせている
(この場合、○○が人だと、鬼は知っていることになりますが)、
というふうに。
ただ、鬼に崇めさせるのであれば普通に鬼を崇めさせて、
その人間は厳重に保護するなりしておけばいい気もしています。
人間をトップに置く、というのはかなりリスキーだと思うので。
◆◆世代交代◆◆
それは十分ありえそうですね。
ただ、ルート確保にしろ、襲わせないようしているにしろ、
手塩にかけた優秀な子供にやらせる、
というのはどうにも違和感を覚えてしまいます。
これをふまえて、またこの説について考えてみようと思います。
ありがとうございました!