原初信仰についていろいろ考えてみた

ソンジュとムジカが信仰してる宗教の教義が、

一部明らかになった。

世界観についてわかることがあるかもしれないので、

これについて考えてみる。



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現在分かっている情報


とりあえず、今分かっている情報とそこから分かることを整理する。


教義


ソンジュ曰く、

「狩猟という形で神がつくり出した命をいただくのなら、

神への反逆には当たらない」



ここから分かることは3つ。


1.命には、神がつくり出したものがある

神は命を作り出せる、と考えられているらしい。


2.神が作った命を、狩って食べる分には問題ない

神が作ったものじゃない命はアウト、というのは後の「天然物」という発言でほぼ確定。

更に、狩り以外の形で食べるのもアウト、ということらしい。

儀程も関係がありそう。食べていいかダメかは、儀程で判断する、みたいな。



3.2を破ると、神への反逆とみなされる

神がつくっていない命を食べる、狩り以外の形で食べる

というのをやってしまうと、神への反逆に当たるらしい。

単に教義に反するという意味なのか、

本当に何らかの罰が下るのかは不明。

ただ、「神への反逆」と強い言葉を使っているため、

原初信仰的にはかなり重要なポイントである
と考えられる。



ソンジュの発言


「天然物なら俺は食うぜ」

「鬼の世界でも農園の外で殖えりゃ子世代以降は全て野生の人間、天然物だ」



ここから分かるのは、

人工授精はアウトの可能性が高いということ。

31話のイザベラの回想より、

GF農園の子供は人工授精で生まれた命であることがわかる。

つまり、人工授精は神がつくっていない命、といえそう。

また、農園と一括りにしていることから、

他の農園も人工授精で子供を増やしているという可能性が高い。



◆◆所感◆◆


そんなに変なことも言っていないかな、という印象。

ただ、ちょっとしか触れられていないため、疑問点が多い。

というわけで、次は疑問点について考えてみる。




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疑問点


疑問に思ったことについて、筋の通る推論をしてみる。

疑問点は以下の通り。


1.鬼の世界でのこの宗教の立ち位置は?

2.なぜ狩らなければいけないのか?

3.神への反逆って何



それぞれ検討していく。



1.鬼の世界でのこの宗教の立ち位置は?


農園で作られた人間がアウトなのに、

それが広く一般的になっている時点で、この原初信仰は廃れている可能性が高い。

「原初信仰」という名前にも、原典というニュアンスがあり、

約束によって(農園が出来たことによって?)宗教が歪んだというソンジュの発言もあるため、

今は別の宗派が主流となっていると考えられる。



そして、この農園に対して批判的な原初信仰の考え方は、

農園側やから見れば、迷惑極まりない。

農園が社会の主流であることを考えると、

廃れているどころか、迫害されていてもおかしくはないかなと。



◆◆結論◆◆

少なくとも廃れている。

農園側から迫害されている可能性も。



2.なぜ狩らなければいけないのか?


続いて、なぜ狩猟という形をとらなければいけないのか?

人工授精じゃなくても、飼育して食べるみたいなのはアウトととれる。


考えてみたのは以下のパターン。


a.狩りを推奨したい、争わせたいという神の意志

なくはないが、それなら「神が作った命」である必要はない。

養殖した人間なりを増やして、

世界に放ち、それを狩って暮らす、

みたいなのもソンジュの言い方ではアウトだしちょっと違いそう。


b.養殖じゃない血を捧げて欲しい

神が作った獲物の血を、儀程で捧げて欲しいという説。

しかしそうだとするなら、農園で作った肉で、ヴィダの花が開くのがおかしい。


c.生物として正しい生態系であってほしい

これが一番筋が通っていそう。


どういうことかというと、自然に、その生き物の領分を守って生きろ、ということ。

「鬼は人間を狩って生きるもの」

そういうものとして、神が作った。だからそうあるべきだ。


しかし一方で、

「飼育して増やして食べる」というのは、自然のルールに反する。

それはお前らのすることじゃない、と。





そして、命をつくり出す、生命を司る神からすれば、

鬼が人工授精とかで人間の命を作って、それを食べて暮らすというのは、

世界の在り方として許されない。


人工授精なんてのは特に、鬼が生命をつくるということで、

その神の領分に踏み込むことになる。

これは「神への反逆」と言っても、過言ではないかなと。



◆◆結論◆◆


神が作った通りに世界が回るべき、という教えである可能性が高いと考えている。

鬼ってのは人間を狩る生き物だし、命ってのは神が作るもので、

だからそれを守れ、ということなんじゃないかなと。



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3.神への反逆って何


上に書いたように、鬼が命をつくり出すというのが、

生命を司る神の領域に踏み込んでいるのが問題
なんじゃないかと。

自分たちで食料の命をつくれるということは、

もう神なんて必要ないよ、と言ってるともとれるわけだし。





で、神への反逆をした結果、何かが起こるのか、というのがもう1点気になるところ。

基本的には、何もデメリットはなさそう。

だって、もはや農園は数百あって一般的だから。

神に背いた結果何かが起きているなら、鬼全体がそのデメリットを被っていることになる。



ただ、鬼の姿がこれによって変わってしまった、というのは十分ありえる。

約束によって信仰と種族の姿が歪んだ、とソンジュが発言している。

これは信仰が変わった結果、種族の姿が変わった、と連動している可能性が考えられる。



姿の変化について気になっているのは、

農園鬼、野生鬼、ムジカとソンジュの姿の差。

2つ引っかかることがある。



a.そもそも、そんなに違いある?

ソンジュたちと農園鬼の間に、そこまで差があるのかという点。

7話を見るにとんでもない見た目のはいるけど、

ソンジュたちとそう大差ない見た目の鬼もそこそこいるのが気になる。


反論しては、ソンジュたちの親世代は別に原初信仰ではなくて、

農園の肉を食べていたために、農園鬼に近い見た目で生まれたのかも、ということ。




b.ソンジュたちはむしろ野生鬼に似てるはずでは?

そして、もし教義を破り、農園の肉を食べて姿が変わったとする。

それなら、農園鬼と野生鬼の姿が違う、というのは分かる。

しかし、原初信仰のソンジュとムジカの姿が、

野生鬼よりも農園鬼に似ている
、というのが謎。

農園の肉を食べた結果姿が変わるのだとするなら、

農園鬼だけ姿が変わっているはずで、

ソンジュたちは野生鬼に近い見た目であるのが自然かなと思う。


もちろん、知性を持った鬼と持ってない鬼の違いかもしれない。



と、気になることはあるが、どちらも反論の余地があるため、

神への反逆の結果姿が変化した、というのも十分ありえるかな。


◆◆結論◆◆

命をつくり出す、という神の領域に踏み込むのがまずいため、

それを「神への反逆」と表現している。


基本は背いても何もないとは思うが、

これのせいで無秩序な姿になった可能性も十分ある。




まとめ


原初信仰について考えた結果、いろいろ見えてきた。


原初信仰は廃れてそうだし、迫害されている可能性すらある。

なので、ソンジュたちは森に逃げ込んできたのかなーとか。

原初信仰って、自然のあるべき姿を維持しろってことなのかなーとか。

これに背いたせいで、無秩序な姿になったのかなーとか。


これをまだまだ元にいろいろ考えれそう。








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