B06-32シェルターで、エマたちが出会った男。
彼が何者なのかについて、今回は考えてみた。
分かっていること
まずは、容姿や部屋の状況などから、
分かっていることをまとめていく。
容姿
黒髪、顎髭、右手だけ手袋、
というのが特徴的。
部屋
ドアを開ける前、「カタ……カタ……」という音や、
人が喋っているような音がしていた。
大量のディスプレイ、ペン、タイプライターのようなもの
などがある。
男の行動
ディスプレイなどに背を向け、座っている。
お菓子を食べ、飲み物を飲んでいる。
「長旅ご苦労。ようこそB06-32シェルターへ」と声をかけた。
どんな人物か?
以上を踏まえて、このシェルター男がどんな人物かを考えてみる。
ヒントとなりそうなのは、以下の通り。
1.エマたちが農園から来ることを知っていた
2.クローネが本部で見たのとは違う人物
3.ディスプレイのある部屋で作業をしていた
4.ドア側を向いている
それぞれ詳しく考えてみる。
1.エマたちが農園から来ることを知っていた
「長旅ご苦労」という発言や、驚いた様子がないことから。
農園から子供たちを逃し、
シェルターへ向かわせる計画について知っていると考えられる。
2.クローネが本部で見たのとは違う人物
21話でクローネが本部で見た、ペンを落とした人間とは、
髪の色や髪型、服装などが異なっているため、別人の可能性が高い。
前述の通り、本部男が関わっている、
子供たちをシェルターへ連れてくる計画について知っているはず。
そのため、シェルター男は本部男と協力関係にあるだろう。
シェルター男にも、エマたちの保護など、
計画における何らかの役割があると考えられる。
3.ディスプレイのある部屋で作業をしていた
ディスプレイが大量にある部屋で、何か作業をしていたと考えられる。
普通に考えれば、ディスプレイで見た映像を、
ペンやタイプライターで記録している可能性が高い。
カタ……カタ……という音もしていたし。
喋っていることから、どこかへ連絡もしていると考えられる。
4.ドア側を向いている
そして、エマたちの方を向いていたり、
お菓子がドア側の机に置いてあることなどから、
おそらく彼女たちが来ることが分かっていた。
来ることが分かった理由として考えられるのは、以下のパターン。
a.ディスプレイの映像
ディスプレイが外や農園、ペンからの映像などを映していて、
それを見て判断したという説。
b.ペンからの信号
ペンでシェルターの入り口を開けたときの信号をキャッチして、
知ったという説。
否定する要素はあんまりない。
c.入り口が開いた音
普通に入り口が開いたときの音を聞いて気づいたという説。
けっこう入り口から近そうなので、十分考えられる。
d.連絡を受けた
喋っているような音がしていたことから、
どこかから連絡を受けていたという説。
ぶっちゃけこの4パターンはどれもありそうで、
現時点では特定は無理そうかな。
とりあえず、エマたちが来る想定ができていた、
ということはほぼ確実じゃないかと。
そうなると、d以外の場合、喋っているのは、
エマたちが来たことをシェルター内などに連絡していた可能性が高い。
◆◆結論◆◆
ここまでの結論としては、以下の通り。
シェルター男は、農園から子供を逃がす計画に関わっているうちの1人。
入り口近く、ディスプレイのある部屋で作業をしていることを考えると、
エマたちを保護する役割や、
外や農園の様子などをディスプレイで観察・記録する役割を
担っている可能性が高そう。
彼はウィリアム・ミネルヴァか?
そして、もう1つの疑問としては、彼がウィリアム・ミネルヴァかどうか。
これについても検討してみる。
現状、ミネルヴァの容姿などについて判断する材料は、
公式サイトのミネルヴァからのメッセージのみなので、
それを参考に考えていく。
気になったのは以下の点。
1.容姿はあまり一致しない
2.ミネルヴァがいる部屋は、地下には見えない
3.お菓子は一致してそう
それぞれ詳しく見ていく。
1.容姿はあまり一致しない
ミネルヴァからのメッセージでは、
彼の顔は影がかかってあまり確認できない。
しかし、顎髭はないように見える。
ので、別人の可能性が高そう。
2.ミネルヴァがいる部屋は、地下には見えない
そして、ミネルヴァがいる部屋には、
窓とカーテンがある。
ミネルヴァのいる場所が地下にあるのなら、
基本的に窓は必要ない。
明るさを確保するための措置といえるかもしれないが、
入り口すら隠されているため、光が入るとは思えない。
そのため、ミネルヴァはシェルター内にはいないのではないかと。
3.お菓子は一致してそう
シェルター男の食べているお菓子は、
ミネルヴァからのメッセージに描かれているお菓子と似ている。
供給元が同じ、みたいなことはあるかもしれない。
◆◆結論◆◆
現状の結論としては、
シェルター男はミネルヴァではないといえそう。
ミネルヴァはシェルター外部、
地下ではないところにいる可能性が高い。
まとめ
B06-32シェルターにいた男について考えてみた。
彼はミネルヴァではなく、
エマたちを保護する役割や、
外や農園の様子などをディスプレイで観察・記録する役割を担っている、
というのが結論。
農園からの脱走者かと思いましたが、首にナンバーがないようにみえますし、違いそうですね。GF農園はナンバーを彫る習慣があるとかだったら話は別ですが。
一部の行き来できる人間と農園の職員以外は鬼の世界には存在しないでしょうし、農園関係者か脱走者のどちらかでしょうかね。
少し考えたのですが、エマたちが人間の世界に行きたいと思っているなら、逆に人間の世界から鬼の世界に行きたいと思っているなら人間もいるのではないでしょうか。
もしも人間の世界で鬼の存在や約束の詳細が隠されていないのなら、興味本位で本物の鬼をみてみたいと思う生物学者だったり一般人だったりいそうだなあと思いました。
もし鬼の世界に行きたい人間がいて、うまく情報交換ができれば協力も仰げるのではと思います。
>Keyさん
いつもコメントありがとうございます。
◆◆園関係者or脱走者◆◆
そうなりますね。
本部に入れる男と繋がりがありそうですから、
基本的には農園関係者かなと。
脱走に関しては、ソンジュの発言・行動から考えづらいように感じます。
「脱走者には期待できない」らしいですし、
実際にいるなら、ソンジュはそいつらのことを追っていそうですから。
ただもちろん、農園が脱走を伏せている可能性は十分あるので、
なんともいえないですけどね。
◆◆鬼の世界へ行きたがる人間◆◆
たしかにいそうですね。
ただ、情報交換や協力は難しそうに感じます。
鬼の世界に行きたがってる人間は、人間の世界にいるわけで、
情報交換をするなら、世界を行き来できる人間を経由することになります。
……まずそれなら、行き来できる人間に情報を聞けばいいと思います。
それに加えて、行き来できる人間にはあまりメリットがない。
鬼の世界に来た人間が、
鬼に見つかった時点で基本的に約束を破ったことになるでしょうから。
食べられないポジションを失ってしまうのは行き来できる人間にとってマイナス。
ミネルヴァたちが秘密裏に準備していたことも無駄になるので、エマたちとしてもとりづらい行動かなと。
もちろん、いずれ準備をした後、人間世界から精鋭部隊を連れてきて、
鬼をどうにかする、ということは十分にあるかなーと思います。
脱走者であるとしたら、GF農園以外から脱走して、その農園の管理が杜撰で特に追うことはなかったからソンジュたちも知りえなかった、くらいですかね。
脱走者だとしたら不自然な点もちらほらありますし、僕も農園関係者だった方がしっくりくるなと思います(相変わらず人を殺してそうな見た目にしか見えませんが笑)
確かに行き来できる人間としてはメリットがあまりありませんね…
ミネルヴァもなぜ手引きをしているのかまだ明らかになっていませんが…
約束についても情報が少なすぎてよくわからなくて、どんな条件で約束が破られるのかがいまいちわかりませんし。
脱走しても今のところは約束が破られたみたいな描写はありませんし、その程度じゃ破ったことにはならない、ということなのでしょうか。
他の約束についても明らかになっていませんし、今後の展開次第ですね。
◆◆関係者or脱走者◆◆
管理が杜撰となると、量産型農園ってことになりそうですしね。
ちょっとそうは見えないです。
顔は……やっぱり味方か怪しく見えますねw
◆◆ミネルヴァの手引き◆◆
ミネルヴァからのメッセージを見るに、
「人間の世を取り戻す」らしいですが、
ミネルヴァのメリットがまだ分からないですよね。
完全な善意なのか、何か狙いがあるのかなど、
彼の立場によって変わってきそうですし。
◆◆約束の基準◆◆
とりあえず、今の様子を見ると、
脱走はセーフ、手引きはバレたらアウト……?
他の約束も気になりますし、
早いところ条件や判断基準など、正式な契約書みたいなのが知りたいですよね。