B06-32シェルターをどう作ったのかを考察

シェルターについていろいろ考えてきたが、

荒野のど真ん中に、こんなもん誰がいつどうやって作ったんだよ、

というのが最大の疑問。



鬼の世界で、

発電施設やら畑やら水道やらを完備した

人間が住むためのシェルターを、

荒野のど真ん中の地下に作るなんて、

どう考えても現実的じゃない。



現状の結論は地下が人間の世界で、

約束をしたときににこういったシェルターをいくつか作った


というものだが、これについても疑問が多い。

なので、今回は他の説も考えて検討してみる。



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既に考えた説


まずは前回考えた説について改めてまとめていく。

普通に考えれば、鬼に認められて作ったことになるよな、

というところからスタートして、以下の2つを考えていた。


1.農園の物資のためのシェルター

2.地下が人間の世界



それぞれ軽く説明していく。


1.農園の物資のためのシェルター


テスト機材など、農園に物資を送るためのシェルターという説。

これは、シェルターに男しかいないこと、

テスト機材を作っている様子がないこと、

物資を送るのに不向きな環境であることなど、

否定する要素が多い。

なので基本的には無し。



2.地下が人間の世界


約束で棲み分けた人間の世界というのが、

地下である
という説。

この場合、密猟者というのは、人間の世界を襲う鬼で、

シェルターを襲ってきたという解釈ができる。




完全に否定はされてこそいないが、引っかかる点が多い。

まず、ソンジュの言っていた

「お互いに世界を行き来できない」というのに矛盾する。

人間側からは簡単に鬼の世界へ行けてしまうのはさすがにおかしい。

また、密猟者が地下(=人間の世界)へ来た鬼だとすると、

入ることができた理由も不明
だし、いろいろ苦しい。



というわけで、どっちも有力とは言い難い。

ので、他の説を考えてみる。



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新しく考えた説


新しく考えた説は以下の通り。


1.近くに野生鬼しかいないから普通に作れた

2.鬼が協力していた

3.約束をする以前から作られていた



それぞれ詳しく見ていく。



1.近くに野生鬼しかいないから普通に作れた


まずは前提を疑うということで。

ソンジュとムジカ曰く、

B06-32地点の周囲には、野生鬼の縄張りが2つあるだけ。

なので、そいつらに襲われなければOK。

知性のある鬼に見つかる心配はないんじゃないの、

という主張ができるかなと。



ただまあやっぱり、これは苦しいと考えている。

というのも気になるのは3点。


a.野生鬼が襲ってくる可能性はある

まずは素直に、野生鬼が襲ってくる可能性があるということ。

作業は地下でやるとしても、大量の資材を持ち込む必要があるわけで、

車などを外においておく必要がある。

それを野生鬼に壊されるだけで、作業している人間はほぼ帰れなくなるし

資材を運ぶところを襲われる可能性はどこまでもある。


b.知性のある鬼に見つかったら即アウト

続いて、いくら知性鬼が通る可能性の低い場所とはいえ、

見つかった時点でアウト。


そこで食われたり、農園に通報が入ったりで詰み。

さすがにちょっとリスクが高い。

いつ知性のある鬼が通るかも推定することはほぼ不可能で、

回避することも難しい。


c.鬼の世界の人間が、そんなに自由に動けるか?

そして、鬼の世界にいる人間が自由に動けるはずがない。

鬼からすれば懐に入られているわけで、

彼らの行動は制限するのが自然。

隠れてコソコソやるのは、あのシェルターの規模から考えて不可能。

大人数で集中して作っても年単位だし、

設備を作るのに大量の物資が必要なので、現実的じゃない。


というわけで、見つからないでしょ、というのは見通しが甘いかなと。



2.鬼が協力していた


ミネルヴァと鬼がつながっていて、

シェルターを作るのに鬼が協力していたのでは
、という説。

パターンとしては2パターン。


a.人間寄りの鬼が、人間の味方であるミネルヴァに協力して作った

原初信仰の鬼のような反農園派が、

ミネルヴァの計画に賛同して作った
という説。



この場合、協力している鬼が大したことできなさそうなのが気になる。

というのも、人間の味方をする鬼なんてのは、

農園社会である鬼の世界での立場なんてたかが知れているわけで、

農園からシェルターを隠すほどの権力はもっていないだろう。

となるとできることといえば、周辺に住み着いて隠蔽するくらい。



それでもとりあえず野生鬼は退治するくらいの仕事はしてくれるだろうから、

人間だけでやるよりはマシ。

知性のある鬼に見つかったらアウトなのは変わらないかな。

大掛かりすぎて怪しいし、

何もない荒野に居ついてるのも不審。


b.ミネルヴァが鬼寄りで鬼と結託して作った

逆に、ミネルヴァが子供たちの敵で、

農園を脱走させて鬼に売るなど、利用しようとしていた
という説。

こちらは、本編だけで見るとないとはいえないが、

公式サイトのミネルヴァのメッセージを見るとかなり考えづらい。



というのも、彼の目的は「人の世を取り戻す」こと。

優秀な子供をわざわざ鬼に売ることが、

それに繋がるわけがない
かなと。





結論としては、反農園派の鬼がミネルヴァに協力した、

というのが多少ありえるかな
、くらい。

それでも、知性のある鬼に見つかったらその時点でアウトだし、

有力かと言われると微妙。


また、鬼とミネルヴァがそれぞれ、どちらかが人間の味方で、どちらかが鬼の味方、

というパターンは、利害が一致しないうえ、

裏切りのリスクが高すぎるので基本的にないと考えていいだろう。



3.約束をする以前から作られていた


そして最後に、人間と鬼の約束が交わされる前から、

このシェルターは存在していた
という説。

これなら鬼に見つかることはない。



人間が約束を持ちかけたということは、

世界を二分すること、農園のような施設をつくることなどを、

人間側は想定できていた
ということ。

なら、鬼側に囚われた人間を逃がす場所を

予め作っておくというのは冷静な判断
かなと。



問題は2つ。


a.1000年前の技術がこのレベルなはずがない

約束が交わされたのは1000年前である。

その時期の技術レベルで

このシェルターを構築できるかと言われると、かなり苦しい。


物資などは約束締結後に補給した、である程度説明がつくが、

発電機のような技術が直接絡む部分は、

1000年前に作れるものではないだろう。


b.場所

そしてもう1つは場所の問題。

約束の前に作られていたということは、

シェルターの近くに農園が作られてしまったり、

あるいは野生鬼の縄張りの近くになってしまう
という可能性がある。



いくつか候補地を作って、周りが安全な場所に物資を補給した、

という可能性は考えられるが、

あのレベルのシェルターを複数作るというのは骨が折れるだろうから、

ちょっと現実的ではない。



(9/21追記)

Twitterでミヤマコさんいただいたコメントや、まるきさんからいただいたコメントで気づいた。








人間と鬼の戦争?以前に作られ、そこをひとつの拠点としていたとしたら色々な物資があるのにも納得がいくように思えるのですがいかがでしょう?
私は世界を分ける前からあのシェルターが存在していた、が1番納得いきました。





鬼と争っていた時代から拠点として使っていたシェルターを、

発電機など近代の技術でアップデートした
、というのは考えられそう。

箱ができていたなら、材料を持ち込んで隠れて作るだけなので、

そこまで目立つことはないかなと。

とりあえず、技術レベルについてはそれで説明がつきそう。



まとめ


正直、どれも今ひとつ筋が通らない。

マシなのは2つ。

1つは、反農園派の鬼とミネルヴァが協力して作ったという説。

B06-32周辺に上手いこと住み着いて、

シェルター構築現場を隠蔽できればワンチャンありえるかな、くらい。


あとは、約束前に作っていたというのは、流れとしては自然で好きなんだけど、

どうしても1000年前の技術ではできるとは考えづらい。

ただ、1000年以上前に拠点として使っていたシェルターに、

発電機など近代の技術を加えアップデートした、というのは十分ありそうで、

今のところこれが一番有力かな。







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