ミネルヴァが新たに提示した場所、A08-63。
「安住の先」ということで、
どうやらB06-32シェルターにいるよりも、
より展望のある場所らしい。
というわけで、今回はA08-63について考えてみた。
現在分かっている情報
まずは今分かっている情報をまとめていく。
ヒントとなるのは、ミネルヴァからの手紙。

週刊少年ジャンプ 2017年43号
約束のネバーランド 56話 取り引き①より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
ここで重要そうなのは以下の2つ。
1.”安住の先”である
2.ペンが必要
それぞれ詳しく見ていく。
1.”安住の先”である
B06-32シェルターでの安住の、その先であると表現されている。
これはつまり、そこよりも良い環境だといえる。
なぜなら、そうでなければ、子供たちが目指す理由がないから。
じゃあシェルターよりも良い環境ってどんな環境か。
あのシェルターの時点で衣食住やライフラインが整っているし、
鬼に襲われることもない。
なので、メリットの伸び代はそんなにない。
逆に欠点はけっこうある。
なのでA08-63は、
シェルターのデメリットが解消された場所、という可能性が高いと考えた。
具体的なデメリットは以下の3点。
a.新たな物が手に入らない
シェルター内では、そこにないものは、基本手に入らない。
そこにある食料などで生き、
そこにある本やピアノで娯楽を済ませることになる。
b.閉鎖的
シェルター内ではずっと同じ場所で過ごすことになる。
太陽の光も浴びられないし、
常に同じ空間にいるので、新たな経験もない。
なので苦痛を感じる人間もいるはず。
c.他の人間はいない
シェルターにいるのは逃げてきた子供だけ。
基本的に、産まなきゃどんどん仲間は減っていく。
逃げてくる子供はいるかもしれないが、
数年に一度いるかいないか。期待はできない。
一言でまとめると、シェルターの欠点は「展望がないこと」。
そして、これらが改善されるとなると、
「人間の世界」にかなり近いと言えそう。
新しいものが手に入るとか、鬼の手が入らなくて開放的だとか、他の人間がいるとか。
それはすなわち、人間が好きに生きられるということだし。
2.ペンが必要
そしてもう1つ書かれていたのは、ペンについて。
ペンをもってA08-63へ、と。
わざわざ言い含める理由として、考えられるのは2パターン。
a.地図などでは迷ってしまう
入り組んだ森などを進むため、
地図だけではたどり着けないから。
ペンがあれば現在地や進む方向も分かるので、
忘れずにもってこい、という説。
b.A08-63へ入るのに使う
そしてもう1つは、B06-32シェルターと同じように、
鍵として使う、という説。
上に書いたように、人間の世界に近いのならば、可能性は高い。
鬼が入ってこないようにセキュリティが必要だから。
◆◆所感◆◆
ミネルヴァの手紙には、
シェルターよりも良い環境が待っている、
というニュアンスがある。
それについて考えてみた結果、
A08-63≒人間の世界である可能性が高そう。
そうでなくても、そこへの足がかりとなるのはほぼ確実かなと。
で、ここまでを踏まえて、1つの仮説を思いついた。
A08-63が人間の世界だとするなら、
密猟者ってそこを襲ったやつなんじゃないの?と。
以下で詳しく書いていく。
A08-63と密猟者についての仮説
と、ここまで考えて思いついた仮説を1つ。
それは、
「密猟者」=A08-63(人間の世界)を襲った存在
というもの。
流れとしてはこんな感じ。
A08-63(≒人間の世界)に向かったシェルター男が、
「密猟者」とやらに襲われた。
じゃあ、密猟者っていうのは人間の世界を襲う存在では?と。
人間の世界を襲うという行為は、分かりやすく約束を破っている。
なので「密猟者」という表現はしっくりくる。
そしてこの場合、いるはずのミネルヴァがいないことにも、説明がつく。
単純に、人間の世界が密猟者に襲われていることに気づいた。
それを何とかするために、
A08-63へ向かわざるを得なかった、と考えられる。
時期はおそらく2015年。
それ以降の本がシェルターにないのは、
密猟者をなんとかすることで手一杯で、
送ることができなかった、みたいな。
こんな感じで、いろいろと辻褄が合う。
ただし反論もある。
それは、農園に2015年以降の本だけがなく、
他の物資は行き届いている点。
シェルターにそれ以降の本がないのは、
供給する余裕がない、で通る。
しかし、農園に他の道具は届いているのに、
2015年以降の本だけが行っていないというのは不自然。
そこ以外は、それなりに筋が通っているように見えるかな。
まとめ
A08-63について考えてみた。
シェルターよりも良い環境である可能性が高く、
それを考えると、ほぼ人間の世界かなと思う。
で、そこにいったシェルター男が密猟者に襲われたことから、
人間の世界を襲ったのが密猟者だという可能性がありそう。
お久しぶりです、まるきです。
2015年などについて1つ思ったことがあります。
人間、つまり我々がいわゆる西暦と呼んでいるものは約束のネバーランドでは2015年で鬼との戦争などの理由により西暦の概念が崩壊し、戦争終結&約束の成立後をまた1年から数えはじめ、今エマたちが生きる2045年、と考えるのは流石にナンセンスでしょうか?
付け加えるならウィリアム・ミネルヴァと言うのは代々受け継がれる名前で、政府の代表者と考えればミネルヴァ不死説にも合点がいきます。
ちょっと本題とずれてしまいまい、申し訳ありません。
いかがでしょう?
>まるきさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
◆◆約束後から2045年◆◆
うーん、ちょっと考えづらいかなと思います。
というのも、47話でのソンジュの発言。
「取り決めから1000年、世界の姿は変わらない」と明言しています。
取り決め、というのが約束ではなく、
その詳細(例えば農園のことなど)を指している可能性も考えました。
ただこれは、約束から1045年後に詳細を決めたことになります。
さすがにちょっと遅すぎるし、考えづらいかなと。
その前のページでも、約束を持ちかける人間が、
「取り決めを交わそう お互い世界を棲み分けよう」
と持ちかけています。
このことからも、「取り決め」というのは、
約束自体を指していそうです。
また、ソンジュがここで嘘をつく可能性も、
基本的に考えづらそうです。
特に理由が思い当たりませんでしたから。
◆◆ミネルヴァ◆◆
代表者として、代々受け継がれている可能性はありそうですよね。
本やシェルターを見るに、
かなり前から、時間をかけて、脱走の手助けを準備していそう。
なので、けっこう有力に見えます。
◆◆本題とずれる◆◆
いえいえ!
いろんな考えをいただけるのは、すごく参考になります。
これからも思いついたことなどあれば、
お気軽にコメントください。
考察生放送お疲れ様でした(^ー^@)qq
放送中にコメントのつけ方がわからなかったのですが・・・
私はあの自爆装置を壊したのは、仲間たちがみんな死んでしまった後なのではないかな、と思いました。
みんなが生きている間は、あの装置は年長者たちが今のエマとレイのように管理していたので危険ではなかったんじゃないでしょうか。
仲間が死んでシェルター男は、死んだ仲間が人格として自分の中に現れて装置を使おうとしたり、自分自身でも罪悪感から自爆しようとしたりした時期があって、ある時「何があってもこのシェルターは守ろう」と決心がついたのではないかという気がしました。だから、自分がおかしくなった時にうっかりやってしまわないように壊したんじゃないかな。
シェルターはあの男にとって仲間たちの墓標のようなものではないかと感じました。
ところでページが敗れていた本は、神話の方だったと思います。
新しい考察も楽しみにしています。
>シナモンさん
生放送見ていただいて、ありがとうございました!
コメントもありがとうございます。
◆◆生放送のコメント◆◆
グーグルのアカウントで、
Youtubeにログインすると、コメントができるはずです。
パソコンであれば右側、
スマホアプリなら動画の下の「チャット」というところからできます。
詳しく書いてあるサイトを見つけたので、
こちらを参照してみてください。
http://entame-lab.com/youtube-live-comment/
◆◆自爆装置◆◆
ああ、なるほど!
男が精神的に追い詰められて自爆したり、
他の人格が使おうとする可能性は十分ありますね。
危険なものは触れさせないようにするでしょうし、
こちらのほうが有力そうですね。
◆◆ページ◆◆
あ、本当だ、ノーマンが見てるの、神話の方ですね。
ご指摘ありがとうございます。
サイトの紹介ありがとうございました。参照してやってみます。
続投すみません。
今回エマは「ミネルヴァさんに会って無事戻って来られたら即時出ていく私達全員このシェルターから」と言い切っていますが、ミネルヴァさんに会えさえすれば15人がこのシェルターと同じくらい安全に暮らせる場所が確保できると確信していると思いますか?
それから、シェルター男自身はA08-63を見たことがあるか、あるいはどんな場所であるかを知っていると思いますか?私は個人的にはシェルター男はA08-63に着いたことがあり、エマたちの知らないなんらかの情報を持っているのではないかと思っているのですが。
管理人さんはどう思われますか?
>シナモンさん
◆◆安全に暮らせるか?◆◆
基本的には、ある程度の安全などを確信していると考えています。
というのも、やっぱり決断が早いんですよね。
男を説得しなきゃいけないにしても、
エマとレイが行くと決めたのが早すぎる。
なので、資料などである程度情報を得ていそうかなと。
それに、前回の考察でも書きましたが、
”安住の先”という表現は、
「シェルターよりも良い環境が待っている」ととれます。
そこを考えると、「人間の世界」に近い要素がありそうだなと。
「リスクはあるけど、より良い環境へ行ける」
という認識で、エマたちは判断している可能性が高そう、と考えています。
◆◆男はA08-63を見ているか?◆◆
どちらもあると思いますが、
到着はできていない、という方に寄っています。
というのも、回想を見るに、
男の仲間が襲われたのは森の中。
それなりの人数がいる男の集団が全員死んでしまっています。
これが密猟者によるものだとすると、
男だけが振り切ってA08-63へ向かう、
そして来た道を戻ってシェルターへ、というのは難しそうかなと。
ただ、何が起きたのかは不明なので、なんともいえませんね。
A08-63目前で襲われたとかもあるでしょうし。
それに、エマたちが見ていない資料なども読んでるでしょうから、
彼女たちの知らないことを知っている可能性は、十分にありそうです。