いよいよエマたちが、A08-63へ出発。
男曰く、いよいよ「鬼の生活圏」らしいので、
また新しい情報が明らかになりそう。
現状分かっている情報だけでも、
どんな場所を通っていくか、
どんな脅威があるかなどはある程度考えられそう。
なので、今回はA08-63への道のりについて、検討してみる。
分かっていること
分かっているのは以下の点。
1.位置
2.知性のある鬼の生活圏を通る
1.位置
「ペンを持ってこの地点へ」という、ミネルヴァのメッセージより。
座標の表記の仕方が、B06-32と同様のため、
A08-63も、ペンで分かる座標である可能性が高い。
とすると、以下の図のような位置となる。

B06-32の北東を目指すことになる。
2.知性のある鬼の生活圏を通る
59話の男の発言より。

週刊少年ジャンプ 2017年46号
約束のネバーランド 59話 好きに選べ より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
「荒野や農園周囲の森とはわけが違う
完全に”奴ら”の生活圏だ」と。
野生鬼ならちらほらいた、
農園周辺の森とは違う、ということらしい。
なのでいよいよ、
知性のある鬼が生活している場所に接近することになる。
疑問点
続いて、疑問点について、
納得の行く答え、推論を探していく。
気になるのは以下の点。
1.「農園の周囲の森」とは、どっちの農園を指す?
2.鬼が生活するのはどんな場所か?
3.どんな脅威が想定できるか?
それぞれ詳しく検討していく。
1.「農園の周囲の森」とは、どっちの農園を指す?
男は「農園の周囲の森とは違い、完全な敵地」って言ったけど、
グローリー=ベルとグレイス=フィールド、
どちらの農園の周囲を指しているのか?
という疑問。
それぞれ考えると、
a.GB農園の周りにも、知性鬼が住み着いていない森がある
b.GF農園の周りの森へ行ったことがある
この2択となる。
aのパターンの場合、
高級農園の周りには、鬼が住むことのできない森がある、
といえるかもしれない。
ただし、可能性としては低そう。
シェルター周囲の状態がイマイチ分からないのでなんともいえないが、
歩いて1日でGF周辺の森へ行ける。
男は木の実を取りに外へ出ているので、
こちらの森へ行っている可能性が高そうだ。
なので、どちらかと言うとb寄り。
とはいえ、完全に否定することもできない。
これは、盗難防止のため、と見るとけっこうありそうだし、
鬼の集落に関する資料も2015年以前のものらしいから、
男からすれば行きづらい場所である、ということも考えられる。
なので、この可能性も捨てきれない、といった感じ。
2.鬼が生活するのはどんな場所か?
続いて、鬼の生活圏というが、
具体的にどんな場所か、という疑問。
これに関しては、森である可能性が高いと考えている。
根拠となるのは、男のイメージと回想。
59話の「”奴ら”の生活圏」というコマに、
知性鬼らしき鬼が森にいる様子が描かれている。

週刊少年ジャンプ 2017年46号
約束のネバーランド 59話 好きに選べ より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
生活圏だ、と断言していること、
そして一度A08-63を目指して、足を踏み入れているであろうことから、
このイメージはある程度正確だと考えられる。
もちろんこれに関しては、
生活圏だ、と聞いたエマたちがイメージした光景、
とも考えられるが。
そして、男の仲間が、森の中で倒れている回想もある。

週刊少年ジャンプ 2017年45号
約束のネバーランド58話 判断 より引用
(C)白井カイウ/出水ぽすか
59話より、ピアノの音のズレに気づいたのは男の仲間。
すなわちこの回想は、シェルターに訪れる前の出来事ではなく、
ミネルヴァ探しに出た後のものだと考えられる。
現状、ミネルヴァ探しとして、
真っ先にとるであろう行動は、A08-63を目指すこと。
となるとこの回想は、
A08-63を目指した道中の森で、仲間を失った、
という回想である可能性が非常に高い。
で、A08-63へ向かう道が「鬼の生活圏」(A)。
男が襲われたのは、A08-63へ向かったときである可能性が高い(B)。
襲われたのは森(C)。
A≒B、B=Cで、A≒Cって感じで、鬼の生活圏≒森なんじゃないかなと。
3.どんな脅威が想定できるか?
最後に、森が鬼の生活圏で、
そこを突っ切るとなると、警戒すべき脅威は何か。
思いついたのは3つ。
a.鬼の集団
普通に考えて、最大の脅威。
エマたちの遭遇した野生鬼や、
レイを追った農園鬼を見るに、身体スペックは鬼が上。
知性鬼なら、頭脳も同等と考えられる。
もちろん、高級農園勤務は頭がいいだろうから、
通常の知性鬼は若干格は下がるだろうが、
それでも同等の頭脳で身体スペックが上となると、既にきつい。
そんなのが、集団でウロウロしているなんて、
既にやる気がしないレベル。
鬼は嗅覚が優れている可能性が高いため、
見つからずに動く、というのにも工夫が必要。
さらに言えば、身を守るために銃なんて使ったら、
どんどん集まってきてしまうことも考えられる。
煙幕などの武装を使って逃げる、というのが無難かな。
数の不利を覆して鬼を倒す、というのはちょっと現実的じゃない。
b.鬼の世界の植物、動物
そして、吸血樹のような、危険な植物など。
これに関しては、シェルターの資料で確認できるため、まだマシ。
さすがに事前に調べているだろうし、
危険なものに関しては対策をしているはず。
c.密猟者
そして、男とその仲間が襲われた可能性が高い、密猟者。
襲われた森が鬼の生活圏、と考えるならば、
基本的には鬼だろう。人間とは考えづらい。
密猟が、「決まりを破って猟をする」ということならば、
出来る限り目立たないように活動しているはず。
となると、男は、
鬼に見つかりづらいルートをとった結果、密猟者に見つかった、
という可能性が高そう。
男の言った「判断」とは、このことかもしれない。
となると、鬼の多いルートも、少ないルートも、
どちらも危険といえそう。
……あれ、詰んでない?
結論
A08-63は、シェルターの北東。
そこへ行くには、鬼の生活圏をつっきることになる。
鬼の生活圏は、「森」である可能性が高い。
普通に行けば鬼の集団に出くわすだろうし、
かと言って見つかりづらそうなルートには、
密猟者がいると考えられるため、けっこう無理ゲー。
まとめ
今分かっている情報だけでも、
けっこういろいろ考えられた。
知性鬼の生活圏が森かもしれない、というのが一番気になったかな。
ここから、鬼の世界についてもまだまだ考えられそう。
というわけで、今回の結論から、鬼の世界について考えてみた。
→鬼の世界は森や荒野だらけなのか考察
↓面白かったらぜひお友達にも。
考察お疲れ様です。今週2回目の更新嬉しいです!
3つ考えてみました。
①鬼の生活圏について。
エマ達は高級品で、安価型の子達もいる、つまり鬼達はお金を稼がねば人間にありつけない訳ですよね。
鬼の職業は、農園関係の警備係や検閲係、人間との交渉(リアル世界の外交官的な?)係、人間以外(猫を食べると言う鬼の発言から)の物を作るor狩るくらいしか思い浮かばないですが、それで鬼全体に職が振り分けできてるとは思えません。
人間との戦争で数が減ったとはいえ、その後の平和な期間で間違いなく数は増えているはずですから。
②密猟者について。
これは個人的に2つしか選択肢がないと思っています。
1つ目…人の世界の大人が、脱走して鬼との戦争を防ぐため、脱走があったことを何らかの形で知り、戦争の芽を潰そうと子供達を殺した。
2つ目…ソンジュが言っていた盗難鬼とイコールであったという考え。秘密に狩る者で密猟者ですから単純に。
③エマ達の行動指針について。
まぁおっしゃる通り詰んでますよね…
とりあえず、可能性がありそうな順で書いてきます。
可能性大…ソンジュ達の方へ戻り、戦力&情報を貰う又は仲間に引き入れる。
可能性中…鬼にバレないように行く。
可能性小…密猟者を突き止め、協力させる。
いや、可能性ある順どころじゃないですね、ほんとにこればっかりは詰んでると思います…笑
また次の考察も頑張ってください!
>まるきさん
いつもコメントありがとうございます。
次も頑張って考えますので、お楽しみに。
◆◆お金◆◆
たしかに、鬼の生活、職業についても気になりますね。
農園ができたことによって、人を狩る必要はなくなる。
となるとその分、他の産業が発展する……というのが自然な流れな気はします。
……が、今のところ見えている鬼の世界は、
荒野が広がっていたり、森が開拓されていなかったりと、
発展しているようには見えないですよね。
今のところ想定できる職業は、以下の通りでしょうか。
1.農園運営→管理、出荷、検閲、警備、人間との交渉
2.農園の物資→ヴィダ、儀程の際あとに詰める瓶など
3.他の動物の狩り、そのための武器
4.生活用品→
ソンジュとムジカたちがもっていたようなもの。
明かりになる花や、布団など。
生活圏が森だとすると、工業的なことは厳しそう。
となるとおっしゃるとおり、
職に就けない鬼がいる、という疑問が出てきますね。
もしくは、高級農園は、ガスなどから子供を守るため、
工業地域から離れて設置されているだけかもしれない、
という可能性もあるかもしれません。
◆◆密猟者◆◆
1.脱走に気づいた人間
脱走自体はもう起きていて、
表向き、人間側の責任はない、と解釈できそうです。
また、「猟」という表現を使うかと言われると、
そこもピンとこないのが気になります。
2.盗難鬼
こちらは自然な流れですよね。
ただ、これについて確証がない以上、
盗難鬼とはまた別の鬼である、という説も、
完全には否定出来ないかなと。
◆◆エマたちの行動◆◆
パッと見詰んでますよね。
1.ソンジュたちと合流
ソンジュたちが、今どこにいるのかわからないのが苦しいところ。
森へ着くまで1日(しかもA08-63とは逆方向)、
下手すれば他のところへ行ってる可能性もあって、
ちょっと現実的ではなさそうです。
2.見つからないように行く
残念ながらこれが一番無難そうです。
運が良ければ実現はありえるし、望む成果も得られる。
まあ帰り道も見つからずに行く必要があるわけで、
かなりやる気のしない選択肢ですが。
鬼の集落の資料が、古いとはいえありますし、
意外と、絶望的というほどではないかもしれません。
3.密猟者を突き止め、協力させる
力関係的に厳しそうです。
スペックの有利も地の利もあちらにあるわけで、
そもそも協力までもっていかせるのが無理そう。
また、捕らえようと有効に使う手段が少なそうに感じます。
密猟を鬼にリークしようにも、姿を見せるわけにはいかない。
どっか見つかる場所に放置するぞ、と脅そうにも、
人間が近辺にいる、と言いふらされるだけでリスクしかないため、
ちょっと厳しいかもしれません。
管理人さんの考察、まるきさんの考察、とても興味深く読ませていただきました。
これから出かける世界、鬼の居住区などがどうなっているか楽しみですね。
ところで、おじさんがA08-63地点に出発するのを、いきなり4日後に決めたのには何か理由があると思いますか?一刻も早く子供たちに出ていってほしいから、というのが妥当かなという気はしますが、「ティファリ」の時期とも関係があるのかな?と思いました。
今まで「ティファリ」はナントカ様に人間を捧げる高級農園だけの儀式のように想像していたのですが、もしかしたら鬼の世界で皆でお祝いをする、年に一度のビッグイベントだったりしないかな?とか。
そういうのがもしあれば、おじさんが読んだ資料の中に書かれていそうだし、鬼の居住区にも鬼が集まる場所と少なくなる場所があって、うまく抜け道を作りながらなんとかつっきれるかもしれないと考えてみました。
>シナモンさん
いつもコメントありがとうございます。
◆◆4日後の意味◆◆
なるほど!
たしかに時期を気にすると、
儀祭の時期を狙った可能性もありそうですね。
もしシナモンさんのおっしゃるような祭りなら、かなり狙い目。
男も生存率が上がるので、詳細を知っていれば、その提案をしそうですし。
気になるのは、
実際何をするのかと、いつやるのか、
ということに関して、全くヒントがないこと。
それに加えて、出荷予定のレイたちが脱走したことも影響がありそう。
ノーマンを捧げる、などの代替案は考えられますが、
本来はレイをナントカ様に捧げるはずだった。
その予定が崩れると不都合が出るだろうから、
外の鬼はむしろ逃げたレイを探している、みたいな状態もありえるかなと。
やっぱり、現状明かされている情報が少ないため、断定はできないですね。
ただ、かなり面白い発想ですし、筋も通ってて、
これなら希望が見える、という良い説だと思います。
シナモンさんのコメント、すごいですね…かなりありそうな線だと思います!
また3つ考えました。
①人間の世界の覇権を握っているのは?
アメリカなのど民主主義国家又はソ連などの社会主義国家…などなど。
もし社会主義だった場合は厳しいですよね。労働力になるものの、食料などの振り分けが脱獄してきた人数分増えるわけですから、歓迎されるとは思えません。
民主主義だった場合は「難民」として受け入れてもらえるかもしれません。が、しかし保護すれば鬼に宣戦布告したも同然ですから歓迎しない一派もいそうです。
②密猟者について。Part2
先程も言いましたがもう一度失礼します。
前コメントした、鬼の世界の子供達が約束を破るのなら違反にならない的な感じのやつですが、つばささんもおっしゃってたように、ミネルヴァの存在がネックになりますよね。もし手引してることがバレたら明らかに約束違反ですから。
なので、反ミネルヴァ派が逃げてきた子供達を殺し、証拠を隠滅した。その為、ソンジュ達は脱走があったことを知らないってのはどうでしょう?
そして気になるのは「密猟者」の者の字です。
これを言ってるのはおじさんの為、密猟者が鬼だった場合は「密猟鬼」と表現すると思うんです。
その為、密猟者は人間説を自分は推しますね。
③やっぱ詰みゲー。
シナモンさんがおっしゃったように、鬼が一斉に介するイベントがあった、その為の4日の期限だった…
これならこの詰みゲーを回避できるのかなって思いました。
>まるきさん
◆◆人間の世界の覇権◆◆
なるほど、その視点はありませんでした。
どういう思想の国家にしろ、
約束がある以上、基本受け入れられるのは難しいように感じます。
その上で、ミネルヴァのように、
子供たちを助けようとする派閥がいるのも事実。
「人間の世を取り戻す」には、技術力の発展が不可欠ですよね。
となると、社会主義の国家よりも、
資本主義の国家が中心、あるいは主導していると見れるかなと。
◆◆密猟者◆◆
ソンジュが知らなかったことに説明がつくのはいいですね。
反ミネルヴァ派の人間という謎の勢力に殺されたことを知ったら、
信用問題から、GB農園は「盗難」という形で処理する、
というのも妥当そうです。
たしかに、「鬼」という表現を使わず、
密猟者、と言っているのは気になりますね。
鬼に襲われたなら、poaching demon、みたいに表現しそう。
ただ、やっぱり「密猟」かなあ?とも思います。
「決まりを破って狩りをする」を、広く解釈するとおかしくはないんですが、
「裏切り者」、みたいに表現しそうなのが引っかかります。
(「嘘つき」とも書かれていますが)
あと、以前考えた説を、より具体化してみました。
密猟者=盗難鬼説です。
エマたちのように、GB農園に戻ろうとしたが、
盗難鬼に襲われていて、助けに行った仲間も死んだ、
っていうのはありそうかなと。
これなら、「自分の理想が、判断が仲間を殺す」
というセリフがしっくりきます。
しかし、ソンジュが男たちの脱走を知らなかった、
というところには説明がつかなくなってしまいました。うーん。
◆◆詰んでる◆◆
一番行けそうなのは、シナモンさんの説ですよね。
ただ、やっぱり断定できる情報がないうえ、
かつ出発当日、鬼が大量に参加と、条件が多くて、
ちょっと根拠不足と感じます。
どうすれば安全か、というところから考えた結論としては、
最上級の答えだと思います。
これならいけそうだし、今までの伏線も絡んでて、かなり綺麗ですよね。
◆◆アンケート◆◆
あと、同人誌のアンケート開始しました。
ぜひ読みたいネタなどあればぜひ。
→アンケート